――かつて私は、雑誌上で博士を「ルポライター芸人」と書きましたが、現在の博士の日本の政治やメディアの状況を見ての義憤が、一朝一夕のものでないことは十分、理解しています。その意味では出馬は必然だったとも思いますが、れいわ新選組であった理由は何でしょうか。
単純にれいわ新選組が掲げている政策が僕の持論にマッチするからです。特に消費税廃止などの経済政策や、憲法改正反対などですね。
――出るなら、れいわ一択でしたか。
一択でしたね。れいわから出るのって正直、有利ではないと思いますよ。まわりの候補の方の顔ぶれを見ても、自民党や維新で出たほうがいいんじゃないかと思えるキャリアの方もいっぱいいます。
でも、れいわのそういう部分にも僕は共鳴していて。NGO「e-みらい構想」代表の長谷川羽衣子さんは、グリーン・ニューディールの日本版をやりたいとおっしゃっていますが、そういう政治的な運動への賛意もあります。