――恋する女性が光って視える大学生を主人公にした、「恋」の定義をめぐる原作漫画はとても新鮮でした。テーマやアイデアの出発点など、物語が誕生した経緯は?
連載立ち上げ時の担当編集さんから、“男性にも読みやすい恋愛漫画”で、“王道の三角関係物”はどうだろう、という提案をいただいて考えてみました。
『恋は光』の前に、恋をするとツノが生えてくるという短編作品を描いていたのですが、恋心が可視化されるという設定の漫画をもう少し長く、連載という形で描いてみたいと思ったのがきっかけだったと思います。
舞台が大学なのは、単純に私自身、大学生活がとても楽しかったからです。
――物語を紡ぐ上で心がけたこと、ご苦労された点はどんな部分だったのでしょうか?
私は、人と人の会話が好きなので、そこを楽しんでいただけたらと思って描いていました。また、読者さんの想定が男性だったので、女の子を可愛く……という点を心がけていました。