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10年間のアイアンイップスの闇に光を差してくれた、Qiアイアンのすごさって何だろう?

集英社オンライン / 2024年4月20日 20時0分

アイアンの苦手意識にとらわれること早10年…そのイップスからようやく脱したと思わせてくれる体験をくれたQi10シリーズのウィメンズアイアン。とどのつまり、アイアンはとっても大事なクラブなのだ。

いかにアイアンを使わずにラウンドするか

たとえば練習場で、レッスンで、基本の練習として使うクラブは7番アイアンであることが圧倒的に多いだろう。かくいう私もゴルフを始めたころに通ったレッスンでは、毎回7番アイアンでの素振りや練習から始まったものだ。

そのように慣れ親しんだ7番アイアンがある時から絶不調になり、なんなら、8番も9番もろくに打てなくなってしまったのが、かれこれ10年も前だろうか。

きっかけはシャンク。シャンクを繰り返すうちにすっかり苦手意識が高まり、もはやトラウマ級のアイアンイップスになってしまったのだ。

女性の7番アイアンの飛距離は平均でキャリー90〜100ヤードくらいだろうか。8番で80〜90ヤード、9番で60〜70ヤードといったところか。
で、この3本のクラブをほぼ封印してました、私は。かれこれ10年あまり……。

じゃあ、これらの距離をどうしてたかって? UTのコントロールショットとPWのフルショットでひたすらやりすごす。失敗しても届かなくてもやりすごす。
なので、ロフト角が30°の6UTを見つけたときは狂喜したものだ。

ゆえに、90ヤードのパー3でUTを取り上げる私にキャディさんは驚き、残り80ヤードでアイアンを渡してくるキャディさんににこやかに断り、自らUTとPWをキャディバッグから抜く。
ゴルフ仲間からは「正気か?」とまで言われた毎度のクラブ選択。
とにかくとにかく、いかにアイアンをに使わずにラウンドするかに心血を注いでいたといっても過言ではない。
そんなだましだましで、当時のベストスコアは88だから、我ながら頑張っていた…と思う。

あっ、アイアンが当たるってこうだった

もちろん、アイアンイップスのままでいいと思ったことなどこれぽっちもない。
このトラウマを乗り切るべく、練習はもちろん、レッスンにも通い直した。

「苦手な7番アイアンですが、どのあたりで当たらないな、と思いますか? アドレス? テイクバック?」
とレッスンプロに問われ、
「7番を使おうとキャディバッグに取りに行くときから当たる気がしません」
と答え、唖然とされたのも悲しい思い出。

けれど、イップスなんてそんなもんでしょう。だから私のアイアンセットの7、8、9はいつもピカピカ。なぜかPWやAWは打てるのに。もう、どうしてなのか全然わからない。

「どれもおんなじように打てばいいんだよ」
「FWやUTと結局は同じだよ」
とゴル友は言うけれど、違うの、全然。
それでもだましだまし、しのいでいた日々。

それが。

突然打てるようになりました。7も8も9も。
いやー、アイアンが使えるって素晴らしい!
球がちゃんと止まるから、残り100ヤードからのグリーンオン率があがったし、パー3でアイアンを使える楽しさよ。
で、そのきっかけとなったアイアンがこちら。

行きつけのゴルフショップで勧められたテーラーメイドの新作、Qi10シリーズのウィメンズアイアンだ。

自信をくれる、ミスカバーに長けたギア

(Qi10か…テーラーは好きなブランドだけど)

けれどむしろ最初に7番アイアンでアドレスしたときには、
(結構フェースが薄いな、だいじょうぶかな……)
と思ってしまった。

そう、アイアンが苦手な私はソールに厚みのあるタイプが好きで、同じテーラーメイドなら去年のステルスHDやヤマハのUD+2のアイアンが好みだった。
なんとなくUTを思わせるぽってりしたフォルムが心理的に安心感をくれるからだ。 

とりあえず、試打でQiの7番アイアンをぶんっと振ってみる。
おお、ヘッドが走る。いい意味でクラブにスイングがリードされる感じ。

ボールを置いてアドレスする。もうこの段階で苦手意識があるため、当たる気がしない。
何も考えずに打つ。まずはハーフスイングで恐る恐る。

パシュっといきなり芯を食った手応えがして、試打室のシミュレーション画面にボールが飛んでいった。おお、キャリーで80ヤード、なかなかではないか。

(まあ、ここなら力まず打てるし、出会い頭ということもあるしね)

それがそこからなかなかいい当たりが続き、思い切ってフルショットなどしてみるも快音と芯を食う手応えが続き、画面データではキャリーで100ヤード飛んだことになっていた。
え、うれしい。

ショップの人は言う。

「Qiアイアンに搭載したキャップバックデザイン構造が番手別に重心位置を最適化しているので振りやすいのかもしれません。また従来のテーラーメイドのアイアンよりも大きくなったフェースによって、スイートエリアが広がったのはもちろん、構えやすく、少々のミスヒットでも安定した飛距離が出るんですよ」

なるほど、いきなり私の技術が進化したのではなく(当たり前)、少々の当たりのブレもクラブがカバーしてくれていたわけですね。恐るべし技術の進化。
適当に振っているのに成功率が高いのはシャフトとの相性もいいからだろう。

よくゴルフはメンタルというけれど、自信というのは大事なもので、試打とはいえクリーンな当たりを連発できると、いいスパイラルにはまり、8番も9番もスイングを楽しめた。

ここは一念発起、こいつに賭けてみようではないか!

アイアンを打つのが楽しくてしょうがない

これまで逃げ回っていたアイアンを自ら進んでキャディバッグに取りにいく日々がやってこようとは。
もちろんラウンド中ではミスショットもたくさん出たけれど、ミドルでの残り90ヤード、短め100ヤードのパー3…7番アイアンや8番アイアンで打つって、こんなにもラクで適切なことだったのね!と今さらすぎる喜びを満喫。
あんなに苦手だったアイアンを打つのが楽しみになるほどに。

で、Qiアイアンを搭載しての4ラウンドめにして、久々のベストスコア更新の83。距離の短い比較的ラクなコースではあったんですが、前半は夢のハーフ30台の39にウキウキ。
後半、池ポチャもあったりで失速するも44でまわり、トータル83。
アイアンの起用なくしてはありえない結果だと思う。

なんだか未来へのステップアップを感じさせてくれるラウンドとなった。

たった4ラウンドしただけなのに、7番アイアンには早くもボール跡がうっすら。よく、スイングはクラブに仕事をさせろというけれど、おそらくシャフトとの相性がいいので、結果として安定した振りになって、スイートエリアに当たる率もあがっているのかな、と勝手に自己分析。

さて、話題のQi10、ドライバーはメンズの間では早くもブームのようですが、ウィメンズについてはまた次回。

写真・文/集英社オンライン

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