ゴルフの「力み」ミスショット、原因は手でなく“目”にあった!? いつも力んでしまう人が変えるべきボールの見方とは
集英社オンライン / 2024年5月18日 20時0分
〈打ちっぱなしの「連打」では一生ゴルフが上手くならない…クラブ必要なし、お金もかからない自分に合った自然なスイングの身につけ方〉から続く
「ゴルフはうまくなりたいけど、練習時間がない」方、必見、「日本一練習しない」プロゴルファーが教える上達ポイント、今回は「力み」について解説する。
『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』(KADOKAWA)より、一部抜粋・再構成してお届けする。
「力む」原因は2つ
ドライバーからアイアン、アプローチまで、力んでしまうことがミスショットの原因になることがあります。ここではなぜ力んでしまうのかということを解説しつつ、その対策を紹介していきます。
力む原因はいろいろあります。
一つは、アドレスしたときに体が固まってしまうこと。プロを見ると、アドレスしてからワッグルをしたり、足をパタパタと動かしたりしていて、体が固まることはありません。完全に止まった状態から動くのは難しいので、プロは体を動かしながらアドレスして、スイングに入っていくのです。
動いた状態からは自然と動き出せますが、アドレスで完全に止まってしまうと、どこから動き始めていいのかわからなくなってしまいます。緊張して体が固まってしまうのは、力む原因となるので気をつけてください。
続いて力む原因の二つ目はグリッププレッシャーです。グーっと手に力を入れて握ってしまうと、手から腕へと筋肉が固まってしまうので、なかなかナチュラルな動きができなくなります。
ではクラブはどれくらいの強さで握ればいいのか?という疑問が出てくると思います。
たとえば何かをつかむときに、「何割くらいの力でつかむ」と考える人はいないと思います。意識せずとも、自然と対象となるものをつかむときに必要な強さでつかんでいるはずです。
ダーツのプロの方が「矢を握るときはどれくらいの強さで持ったらいいですか?」という質問を受けたとき、「矢を置いて、それを拾ったときの握り感です」と教えるそうです。これはゴルフも一緒です。
置いてあるクラブを自然につかんで、ナチュラルに握ったときの握り感が、グリップするときのちょうどいい強さです。それが10割かといえば違いますし、1割かといえばそれも違います。握る強さは何割と考えず、対象のものに対して自分のナチュラルな握り感であれば問題ありません。
目が力むと体が力む
力む原因を2つ挙げましたが、そもそもどこが最初に力むのかを考えたことはあるでしょうか?
多くの人はクラブを握る手から力むと考えると思います。しかし、自分の考えとしては、最初に力むのは手ではなく、目だと思っています。ボールに対してグッと見たときに、目から力み始めてしまうからです。
目が力まなければ手が力むことはないと思うので、「いつも力んでしまう」という方はボールの見方を変えると良いと思います。
力んでしまう人は、ボールを真正面からグッと見ているケースがほとんどです。自分の場合はボールを正面から見るというよりは、少し上から斜め下を見るようにしています。実際にやってみるとわかると思いますが、正面を見るよりも、斜め下を見るほうが体は力みにくくなります。
目から力むことを抑えるために、ボールを正面から凝視するのではなく、斜め下を見る感じで、「何となく」視界にとらえれば、力むことなく打てるようになります。
力まずに打つためには、体が固まらないこと、ちょうどいいグリッププレッシャーで握ること、そして目に力が入りすぎないことです。これらを意識していれば、力みは解消されるはずです。
文/堀川 未来夢 サムネイル画像/shutterstock
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