〈7回逮捕のわいせつ保育士・初公判〉「プラレールの部品のありかを尋ねるふりして幼児を呼びだした」「押し入れに連れ込みバンダナで目隠して撮影も」妻子ありボンボン保育士の鬼畜すぎる手口「許す気はみじんもない」と被害女児の保護者
集英社オンライン / 2024年6月7日 12時34分
〈〈強制性交などで4度目の逮捕〉「自分も幼少期に性的虐待を受けていた」と供述した“ボンボン保育士”、園長だった父は卒園式にも現れず、保護者は「いまだ何の説明もない」と憮然〉から続く
勤務先の東京都墨田区の私立認可保育園で複数の女児たちにわいせつ行為を繰り返していたとして不同意性交などの罪に問われた元保育士、長田凪巧被告(27)。6月6日、東京地裁で開かれた初公判で「すべて事実です」と起訴内容を全面的に認めた。警視庁は今年1月の事件着手以来、長田被告を計7回逮捕しており、被害女児は少なくとも7人に及んでいる。
〈画像あり〉「オレって幸せものだな~」とSNSに妻子との幸せそうな日常を投稿していた長田容疑者。7回もの逮捕に保護者からは「なんてことをしてくれたんだ」と怒りの声
罪名は不同意性交、性的姿態等撮影、児童売春、強制性行
初公判で審理されたのは、昨年10月から12月にかけて当時5~6歳だった女児3人に対しての犯行で、起訴罪名は不同意性交、性的姿態等撮影、児童売春、強制性交の4つに及ぶ。起訴状などによると長田被告は2年前の4月から同保育園に勤務するようになり、担任のクラスを持つことはなく、保育業務の補助が仕事の内容だった。そこで自身が担当する昼寝の見守りを悪用し、卑劣な犯行を重ねていた。
昨年10月6日午後2時ごろから昼寝の見守りをしていた長田被告は同2時半ごろ、保育園3階のトイレでBちゃんにバンダナで目隠ししたうえでわいせつ行為に及び、園から貸与されていた携帯電話でその模様を撮影。
10月10日同時刻ごろ、今度はAちゃんを3階の押し入れに呼び出してバンダナで目隠しし、同様にわいせつ行為と動画撮影を行なった。
12月28日には午後1時20分ごろから昼寝の見守りを一人で行ない、起きていたCちゃんに壊れていたおもちゃのプラレールの部品のありかを尋ねるふりをして3階の押し入れに呼び出し、バンダナで目隠ししてわいせつ行為をした。長田被告はこの際、Cちゃんに口止めをしていたが、帰宅したCちゃんが母親に相談したことから事件が発覚、余罪がボロボロと露わになっていった。
「長田被告は、この私立保育園以前の勤務先だった板橋区内の保育園でも夕方からはじまる『延長保育』の時間帯に、空き教室などで同様の犯行に及んできた。警察から疑いがかかった際には動画を全て削除しており、捜査を逃れようともした」(社会部記者)
愛妻家、子煩悩「オレって幸せものだな~」
集英社オンラインでは今年1月17日の1回目の逮捕以来、長田被告の卑劣な犯行を3回にわたって詳報してきた。直近の勤務先だった保育園は、資産家である長田被告の父親が園長を務めており、被告自身は足立区内の一軒家に妻子とともに何不自由ない生活を謳歌していたボンボン。子煩悩としても知られ、自宅近くではこんな評判だった。
「長田さん一家は奥さんと小さな息子さんが2人の4人家族だね。休日になるとよく家族そろってミニチュアダックスフンドのワンちゃんを散歩させたりしていて、家族仲はすごくよかったと思うよ。長田さんはよく趣味のオートバイを家の前でいじったりしていて、『どうも』と挨拶すると『こんにちはー』と笑顔で返してくれる人だった。まさかそんな事件を起こす人に見えなかったから、ちょっとビックリです」(40代男性)
「私がここに引越してくるときに、不動産屋さんに『お隣のご主人は保育士だから安心ですよ』と聞いていたし、引越しの挨拶に行ったときも、『ウチも子どもがいるのでご迷惑おかけします』と言われて、『若くて優しい夫婦だな~』という印象しかありません。家族で一緒に車で出かけるのもよく見かけましたし、上の息子さんが『これ買ってもらったの~』とうれしそうに三輪車をこいでいる姿も見たことがあります。長田さんは保育士の仕事が忙しいのか、平日は朝早くからバイクに乗って出勤して、帰ってくるのも夜遅いことが多かったですね」(40代女性)
妻も近所では総じて「優しい」と評判で、妻の母親が頻繁に訪ねてきては孫を含めて楽しそうに過ごしたり、週末は友人を招いてバーベキューに興じるなど、外形は「幸せな家族」そのものだった。長田被告本人もSNSには、結婚式の様子や妻とのデート、子どもの写真をたくさん投稿し、誕生日に家族でディズニーランドを訪れた際は妻への感謝とともに「オレって幸せものだな」 と自ら書き込んでいたほどだ。
「言葉にならないほどの怒りを感じ、許す気はみじんもない」
しかし、自らの卑劣な犯行で「幸福家族」の風景は瞬時に瓦解した。3月18日に4度目の逮捕となった際に訪れた自宅周辺の住民はこう呆れ返っていた。
「やっぱり常習だったんだとショックを受けました。傍から見たら幸せそうなご家庭そのものだったので、こんなことになってご家族は気の毒でならないです。
今思えば、1月中旬に最初の報道があったんですけど、その数日前から人の気配がなかったので、すでにご家族は家を出ていたのかもしれませんね。それでも1月下旬ごろに3回くらい奥さんとその親御さんは見かけましたよ。車で来ていて荷物を運んでいるようでした。奥さんなんて、とても疲れて憔悴しきったような表情でしたし、親御さんもとても心配そうな顔をされていましたね」(40代女性)
妻子も気の毒に違いないが、保育園では罪のない園児たちが次々と餌食となった。被害にあった女児の母親の供述調書には「言葉にならないほどの怒りを感じ、許す気はみじんもない」「最高の厳罰を求める」と書かれているという。
※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(Twitter)まで情報をお寄せ下さい。
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取材・文/集英社オンラインニュース班
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