〈旭川・17歳女子高生殺害〉“リコ”と共に逮捕された19歳の女は中学時代からトラブルメーカー「先生に暴言吐いて教室に立てこもり学級崩壊に…」「アパートの空き室で男女で飲み会」「割り勘のお金を踏み倒す」
集英社オンライン / 2024年6月13日 23時15分
北海道旭川市の石狩川に留萌市の女子高生(17)が突き落とされて溺死した事件で、内田梨瑚容疑者(21)=無職、旭川市=とともに道警に殺人容疑で再逮捕されたA子容疑者(19)=同=の横顔が取材で浮かび上がった。内田容疑者とは別の旭川市内の中学校出身で複雑な家庭環境に育ち、小学校の卒業時には「保育園の先生になること」と将来の夢を語っていた少女はなぜ道を誤ったのか。
〈画像多数〉中学時代からヤンチャだったA子の写真と挑発ポーズをとる内田容疑者
「割り勘の場面になると『今度返す』と言って結局払わない」
内田容疑者とA子の接点がいつどこで出来たのかはまだわからないが、共通の知人に話を聞くことができた。この知人はA子とは中学時代の同級生だという。
「リコちゃんのことも知ってはいますが、話したのはだいぶ昔で、最近のことはほとんどよく知りません。私がよく知ってるのは一緒に捕まったA子のほうです。私の友達がA子について警察から事情を聞かれて、それで逮捕につながったみたいです」
中学生時代「ヤンチャだった」と評判の内田容疑者だが、前出の女性によるとA子も中学時代からトラブルメーカーだったようだ。
「A子は割り勘の場面になると『今度返す』と言って結局払わなかったり、そういうのが多くて中学の同級生からは嫌われてましたね。中学時代に私のグループに彼女が入ってきたせいでみんなから無視されたことがあったので、もう関わりたくないと思っていました。
A子は当時からめちゃくちゃなことをしていましたから。教室に数人で立てこもって他の生徒を入れなかったり、先生に『死ね』と暴言を吐いたりして、学級崩壊というかそんな感じのことを引き起こしたりしていました。
半年前くらいにはファーストフードでバイトしていましたが、そこでも無断欠勤が続き辞めたそうです。みんな関わりたくないから最近何やっていたとか知ってる人はいませんね」
A子の同級生の母親からの評判も芳しくなかった。
「正直何やってもおかしくない子だとは思っていました。A子ちゃんの家庭環境はかなり複雑で、最終的にはシングルマザーになったお母さんと暮らしていました。お母さんは飲食店員とコンビニ店員の掛け持ちをしていて、アパート住まいです。
A子ちゃんは高校生の頃、そのアパートの空き部屋に勝手に入り込んで仲間と酒盛りをして、騒ぎになったこともあります。仲間は女の子だったり男の子だったりいろいろ来ていたみたいです。親としては『あの子とは遊ばないで』と言いたくなるタイプの子で、事件を起こして捕まったと聞いてもあまり驚きはないですね」
卒業文集には「私は成長しました」
中学時代にすでに“プチブレイク”していたA子だが、小学校卒業時までは将来は「保育園の先生に」と夢見る少女だった。
獅子座のA型だというA子は、特技を「一輪車とローラースケート」、自慢は「ウサギを2匹飼っていること」と卒業文集で披露。『私は成長しました』というタイトルで、次のような文章を寄せていた。
<私がこの小学校六年間で、成長したことは全部で三つあります。
一つ目は前よりももっと友達の大切さを知った事です。私は四年生になって友達とうまくいかない時がありました。だけど自分が悪いと思いました。自分がみんなに悪い事をしてしまったからだと思いました。
みんなもこんなつらい思いをして私と仲良くしてくれてたのがうれしかったです。その時私は思いました。「友達が大切だ。」と。それから、私は友達をもっと大切にしようと思いました。みんなは、前と変わらず優しくしてくれました。友達が居ないとさみしくてでも優しくしてくれるのがうれしかったです。友達の大切さがよりわかりました>
A子が小学校時代に「成長した」と自己分析した残りの2つは「算数の体積の求め方や、理科の実験、社会の歴史に興味を持てるようになった事」「自分から進んで課題を見つけ、真剣に取り組む事や、自信を持って発表できるようになったこと」をあげている。
友人関係で悩み傷つきながら、優しくしてくれた友達を大事に思う幼子の心模様が伝わってくる。それから7年が経つ間に、A子に何があったのか。道警の調べに注目が集まっている。
※「集英社オンライン」では、今回の事件についてについて情報を募集しています。下記のメールアドレスかTwitterまで情報をお寄せ下さい。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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