ゴルフで100切るために絶対必要なセカンドショットのマネジメントとは? もしもラフに入っても安心、ボールの浮き沈み別の打ち方も徹底解説!
集英社オンライン / 2024年7月5日 11時0分
〈ティーショットが劇的に安定する「3秒止まれ」。気づかぬうちにアベレージゴルファー約7割が犯しているミスとは?〉から続く
ゴルフでいいスコアを取るために大事なセカンドショット。しかし、「ピンに近づけたい」など、気持ちばかり焦ってミスをする方も多いはず。どうすればミスは少なくなるのか? ラフに入ったときに注意すべき点とはいったいどこか。
【画像】ラフにすっぽりボールが埋まっているときの構え方の正解は…
『上達の早さは逆算思考で決まる! てらゆーのゴルフスコアメイク大全』(KADOKAWA)より、一部抜粋・再構成してお届けする。
「とりあえず近くに」ではスコアはまとまらない
距離が長いホールだと、パーオンを諦めなければいけないことがあります。
そういう時、ほとんどのゴルファーは、「できるだけ長いクラブで、とりあえず近くまで運んでおこう」と考えるのではないでしょうか。
しかし、このやり方は、賢い選択とはいえません。
賢い選択とは、自分の得意なクラブの距離を残すことです。例えば、ピンまでが230ヤードで、得意クラブの飛距離が100ヤードなら、130ヤードを打って100ヤードを残すというように。
そういう選択をするためにも、得意な番手&得意な距離を作っておくことが大事になります。オススメは、フルショットで100ヤードが打てるクラブ。ぜひ見つけてみてください。
私はフルショットで100ヤードが打てる54度の距離を残すようにしています。
POINT:得意クラブの距離が打てる地点にボールを運ぶ
グリーンまでの距離がある時、少しでも近づけておきたいと思う人が多いが、「得意なクラブの距離を残す」というのが賢い選択。そうすればセカンドショットのミスが減り、大叩きもなくなる
距離の調整をしながら打つのは難しい
グリーンまで届きそうな距離の時、クラブ選択に悩むもの。特に、〝ビトウィーン〞の距離(番手と番手の間の距離)だと、「大きめのクラブでコンパクトに打つべきか」「小さめのクラブで強めに打つべきか」で迷う人も多いのではないでしょうか。
結論から言えば、微妙な打ち分けはあまりしない方がいいでしょう。というのも、多くの人は普段の練習で、「5〜10ヤード距離を調整する練習」はしていないと思うからです。
そもそも左右の誤差を考えると、10ヤード前後のタテ距離の誤差は、それほど影響はないはず。それよりも手にしたクラブでナイスショットを打つ方が大事です。
ピタッと合わせたい気持ちは分かりますが、それほど神経質になる必要はないのです。
POINT:左右同様、前後もブレるものだと考えよう
左右のブレはあまり気にしないのにタテ距離はピッタリ合わせようとするのがアベレージゴルファーの悪いクセ。どの番手で打つかを決めたらスイングでの調整はしないように
ラフはクラブの根元に絡まる
ラフにつかまった時、それほどガッカリしない人も多いように思います。しかし、そういう人ほど、ラフからラフを渡り歩いたり、逆サイドのラフに打ち込んだりするもの。芝質にもよりますが、ラフハザードの1つとして対処しましょう。
ラフに入ってまず確認したいのが、ボールが沈んでいるか、それとも浮いているか。それによって打ち方が変わってきます。
ボールが沈んでいる場合は、インパクトの時、ヘッドがラフに引っかかってフェースがかぶるので、フェースを開いて構えるというのが基本です。
また、開き具合は素振りでチェック。長さや芝質、水分量によって絡まり方が違うので、必ず素振りで確認して、開き具合を決めましょう。
POINT:かぶりを抑えるためフェースを開く
ラフに入ったらまずは沈み具合を確認。すっぽり埋まっていたら、インパクトでのフェースのかぶりを抑えるためにフェースを開いて構えるようにしよう
POINT:大振りをせず確実にミートを心掛ける
フェースを開く以外は、グリップや構えなど通常通りの形でOK。ただし、大振りは禁物。肩から肩のスイングで確実にボールにコンタクトして脱出を目指そう
打ち込みは厳禁! 油断すると大失敗につながる
ラフでもボールが浮いていたら、「ラッキー」と思う人も多いのではないでしょうか。確かに、ティーアップをしたような形になっていて、打ちやすそうに感じるものです。
しかし、だからといって安心はできません。というのも、ヘッドがボールの下を潜ってしまう、いわゆる〝だるま落とし〞になる危険性があるからです。
だるま落としになったら最悪です。ボールが飛ばないどころか、下手をすると目の前にポトリ。空振りと大差ありません。
そうならないためにも、クラブを短めに持ち、ボールだけを捉えるようなイメージでスイングしましょう。
また、ボールが浮いている場合も大振りは禁物。コンパクトなスイングを心掛けましょう。
POINT:ヘッドがボールの下を潜らないように
ボールが浮いているとヘッドがボールの下を潜りやすくなる。そうならないように、浮いているボールにコンタクトするつもりでスイングしよう
POINT:クラブを短く持ち払い打とう
ボールが浮いている分、クラブを短めに持つのが鉄則。また、払い打つようなイメージで振った方がいい。なお、ヘッドスピードが速い人は、飛び過ぎ(フライヤー)に注意
文/てらゆー サムネイル/Shutterstock
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