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総計600万円かけて自宅の部屋に“異空間”を作り出した男性! 超本格的なバーを作ろうと思ったきっかけとは…

集英社オンライン / 2024年6月29日 18時0分

社会をナメ腐っていたJK時代の部屋が恐ろしいまでの汚部屋…いったいなぜこんなことに!? 話題の28歳独身彼氏なしVTuber を直撃〉から続く

あなたにとっての“理想の部屋”はなんだろうか? 「お酒」と「最高の音楽」、これにこだわるあまり、自宅の一室をお店のバーのように改造してしまった男性を直撃した。

【画像】部屋の大リフォームで夢の部屋が完成!ビフォー&アフターがコチラ

自宅にバーを作り出した男性を直撃

取材に応じてくれたのは30代男性の天子さん(@tenshi41)。関東のとある一軒家に住み、部屋の一室をバーに改造する様子をSNSにアップして注目を集めている。いったいなぜ、こんなことをはじめたのだろうか。


 

「2年前くらいからウイスキーにハマって集め出し、自宅に趣味仲間を招いてテイスティング会をしたりしていました。そんなとき、せっかく来てくれるなら、もうちょっと本格的なテイスティングのルームがほしいなと思い、作り始めた感じですね。

とくに完成図とかも考えずに作り始め、キャビネットやテーブル、冷蔵庫などを実用的な場所に配置していっただけなのですが、正直、自分でも予想以上の部屋ができたと思います (笑)。自分の家にまさか、こんな“異空間”ができてしまうとは……」(天子さん、以下同)

部屋を改造してから完成するまでは、わずか1か月ほどという超ハイスピード。ウイスキーの趣味は2年前から、オーディオの趣味は5年前からあったため、今回の部屋を作るにあたっては、バーチェアやバーカウンターとなる天板、インテリア類を新たに買い揃えたという。

「1か月前のこの部屋は、金属製のスチールライトが1つ置いてあるだけ。部屋の真ん中にテーブルを置いてみんなでお酒を飲んでいました。そこからまず、窓を塞いで、棚を買って、あれを買ってこれを買って……と少しずつつぎ足していきました。

中でも気に入っているのは、やはり天板ですね。ブビンガという種類のものですが、硬くて色が赤いのがいいんです。最初はケヤキを天板に使おうと思っていたのですが、たまたまネットでこれを発見して、急遽こちらにしました」

キャビネットや壁にかける箱飾りなどのインテリア類は、リサイクルショップやオークションサイトなどをめぐって天子さんがフィーリングで購入。高そうに見えるバーチェアはネットで4000円ほどだ。

実は安い? 高そうに見えるインテリア類

「オークションサイトでバーを閉店した人が譲渡品などとして出品していることがあったので、部屋を作り始めてから1か月ほどはそういったサイトなどをチェックしていましたね。蝶の標本もリサイクルショップで1700円とかでした。

標本はまっすぐ並べられているものばかりですが、これはおそらく個人が制作されたものなので、ちょっと作品性があっていいなと思いました。リサイクルショップは、大手のチェーン店などではなく、町で個人がやっているような、変なものがたくさん置いていそうな店を多く回りました」

天板の上で強い存在感を放っているランプも中古で購入、値段はたった700円だ。「一般的な家庭で置くと、ただ安っぽく、古く感じてしまうかもしれませんが、こういった場所に置くと雰囲気が出ていい感じです」と天子さんは語る。

ここまで本格的なバーを作ったのだが、自身で店を出したいと思ったことはないのだろうか。

「あくまで自分のお遊びという範囲なので、店を出すとかは考えたことはありません。作っていくうちにだんだんと、『思ったよりもできるな』と感じてどんどん本格的になってしまっただけなんです。

酒屋さんで働いてみたいとは思ったりしますが、バーテンダーとなると、ウイスキー以外にも詳しくないといけないし、カクテルをつくる、氷のカットなども大変そうで、いろいろな技術が必要になります。気軽に入り込める世界じゃないと思っています」

また、天子さんの趣味歴の中でも特に長いのがオーディオ。「これを置いたらいいんじゃないか?」とバーの部屋に持ってきたら、予想以上にフィットしてくれたという。音にこだわるバーというコンセプトの店として、このまま都内で出店してもウケそうだ。

「やっぱりなかなかお酒とオーディオが一緒に置いてある店ってないんですよね。そこで自分の理想がないのなら、『自分で作っちゃえ!』って感じで、好きなバーを作ったという感じでもあります。ただそもそも私自身、バーには全然いかないんですが……。

なぜかというと、私の住んでいる地域のバーには、ボトラーズなどちょっと通なお酒を置いている店が全然ないんですよ。だから完全に家で飲むスタイルです。バーには、ウイスキー仲間から『あそこはいいお酒が置いてるよ』という情報を得て、友だちと東京に遊びに行ったときに行ったりしますけど、それくらいですね」

ウイスキーだけで350万円! 自宅改造費の内訳

理想の店を自分の家の中に作り出した天子さん。これ以上はなかなかない極上の贅沢に感じるが、作り出すまでにいくら費用はかかったのだろう。

「ウイスキーが318本で、350万くらい。オーディオ類は150~200万円ほど。これに、インテリア類の費用なども足しますと、合計で600万円くらいはかかっていますね。一番高いウイスキーは、ポートエレンというアイラ島にある閉鎖した蒸留所が生産したもの。
ヤフオクで9万円くらいしましたが、いまではもっと値段が上がってると思います。ウイスキーは100年200年経っても飲めるものがあり、今後も値段が下がってくることはまずありませんから」

いまはもう100パーセント近く完成しているというこの部屋だが、まだ改良の計画もあるそうだ。

「あとやりたいこととして、ウイスキー棚の前にスクリーンをぶら下げて、壁にプロジェクターをつけ、お酒を飲みながら映像が楽しめたらいいなと思っています。そして、最後は壁紙の変更。奥の壁を黒に、天井を木目にという感じです。奥を木目にすると情報が多すぎてウイスキーが隠れてしまうので、ウイスキーを映えさせるための黒い壁紙です」

趣味は人それぞれいろいろあるが、自宅を理想の空間に仕上げるというのは、その中でも最高のお金の使い方の一つかもしれない。

取材・文・撮影/集英社オンライン編集部 

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