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《X JAPANに再始動の予感》HEATHの後釜は誰? Toshlとの関係は?…YOSHIKIが立ち向かう絶望的な課題

集英社オンライン / 2024年7月28日 17時0分

伝説のロックバンド・X JAPANの再始動がウワサされている。リーダーのYOSHIKIの意味深なSNS投稿が話題となっているが、果たして、本当にXが再び動くときはくるのだろうか。

【画像】X JAPANに憧れて音楽を始めた10代の少年…お宝のHEATHさんコレクション

 

YOSHIKIとToshlの6年に及ぶすれ違い

X JAPANは2018年9月の無観客ライブ以降、パタリと活動が止まってしまっている。その理由としてあげられているのが、YOSHIKIとボーカルのToshlの関係だ。

原因はわからないが、NHKでYOSHIKIのドキュメンタリー番組を放送する際も、Toshl側が映像の使用許可を認めず、番組内でX JAPANのライブ映像を流しても、Toshlだけが映らないという不思議な光景になっていた。



また、Toshlは音楽・バラエティー番組に出演する際、ほかのアーティストの曲を歌うことがあっても、X JAPANの楽曲は歌わないという徹底ぶりだ。

さらにToshlは、自身のSNSや公式プロフィールからX JAPANの投稿・言葉を削除し、YOSHIKIらメンバーのフォローも解除した。

そして極めつけが、昨年急逝したベース・HEATHさんの献花式。YOSHIKI主催で行われたこの献花式に、バンドメンバーの中でToshlだけが出席せず、花も飾られていなかった。

こちらもなにが原因でこのようなことになっているのかは定かではないが、一言いえるのは、もう約6年もYOSHIKIとToshlが公に顔を合わせる場面を見ていないということだ。

この6年の間、YOSHIKIはギターのSUGIZOと新たなバンド「THE LAST ROCKSTARS」を組んで活動しているし、同じくギターのPATAやHEATHさんがYOSHIKIのネット配信番組やライブに来ることもあった。

HEATHさんは2023年8月にもYOSHIKIのディナーショーにサプライズで参加し、2人で一緒にX JAPANの楽曲「Rusty Nail」を演奏している。そしてそれが、2人での最後の演奏となった。

 生前、HEATHさんは「ライブがやりたいです」とYOSHIKIに話し、YOSHIKIも「やりたいよねぇ」と頷いていたが、結局、このHEATHさんの願いが叶うことはなかった。

また、HEATHさんの死後、YOSHIKIは〈バンドのリーダーとしては、最後に果たさなくてはいけない責任が残っています。「しんみりしないでください。明るく楽しく見送っていただきたい」「メモリアルコンサートを YOSHIKI さんにやっていただきたい」これは、ご遺族より預かった HEATH からの言葉の一部です。これから親族の方たちと話し合い、HEATH の願いを実現させるしかないと思っています。そして、それを実現させるには、戦わなくてはならないことがいくつかあります〉と、なんとも意味深なコメントを発表していた……。

再始動でも… ライブでのベースの音はどうなる?

こういった経緯があることから、YOSHIKIから前向きなコメントが時折あるものの、再始動が絶望的だと思われていたX JAPAN。そんな中、YOSHIKIが7月20日に突如、自身のインスタグラムにて、X JAPANのロゴ画像を投稿し、「World Tour? #xjapan」と言葉を添えた。

素直に考えれば、X JAPANが近々、ワールドツアーを開催するということだろう。ただ、ファンたちはそう簡単に受け止めてはいない。肝心のToshlがいまだ無反応なことから、ここが解決しない限り、X JAPANの再始動はありえないと思っているからだ。

また、HEATHさんの穴埋めをどうするかの問題についてもある。この点はToshlとの問題とはまた別の深刻さがある。

新しいメンバーを入れようものなら、古参などから反発されることは必至。かつて、TAIJIさんからHEATHさんに、HIDEさんからSUGIZOにと、X JAPANは日本のバンドでは珍しくメンバー交代が2度も起こっているが、毎度、荒れる事態となった。これはどんなやむを得ない事情があろうと関係なく、ファン心理によって必ず発生する。

X JAPANともHIDEさんとも関わりが深く、後任者として彼以上の人材は考えられないとなったSUGIZOがギターに着任したときですら荒れたことを考えると、現実的にHEATHさんの後任はいないと考えたほうがいいだろう。

ただ、X JAPANがこれから再始動し、世界に向けて発信して、さらにバンドとして進化していくならば、サポートメンバーやHEATHさんの過去の音源だけに頼るのではなく、新メンバーを入れる選択肢も出てくるはずだ。

この点について、ファンたちはどう思っているのか。LUNA SEAやX JAPANなど音楽を語り合うYouTube番組『名盤ラジオ』を運営する、タクヤさん、エヌゾーさん、ヒデキさん(@meibanradio)に話を聞いた。

 「まだあのYOSHIKIさんの投稿だけで正式に発表していただかないとコメントしづらいところはありますが、ライブをやるとなればHEATHさんのベース音源を流すのか、代打のサポートベーシストを立てるか、正式な新メンバーを入れるのかの三択ですよね。

ベース音源を同期させるのは演奏面で難易度が高そうですが、仮に追悼ライブという意味合いがあるとしたら、他のベーシストをステージに上げるのも批判が出そうですね(まあ既に色々と批判されてますが……)。YOSHIKIさんもいろいろと大変だなぁと思ってます」

HYDEが歌って大荒れしたX JAPANファン

大変なことと言えば、昨年、THE LAST ROCKSTARSがHEATHさんの追悼の意を込めてRusty Nailを演奏したときのことだった。これに一部の過激ファンが猛反発し、「Toshl以外がこの曲を歌うな!」とネットが大荒れした。

これを受けてか、ボーカルのHYDEはライブ2日目のMCで、「僕が歌うことに賛否両論あることはわかってた」と前置きしたうえで、「明日に遠慮して今を生きてどうすんだよ! 後悔しねえのかよ! 今を精一杯やるしかねえじゃん!」とファンたちに呼び掛けていた。

もちろん、HYDEがRusty Nailを歌ってくれたことを喜ぶファンも大勢いて、一口にX JAPANのファンといっても、いまやファン同士で考え方が180度異なっている。

HEATHさんを小学5年生のときに見て衝撃を受け、音楽を始めたという18歳のTAKUYAさん(@SgzTky)にも意見を聞いてみた。

「HEATHさんは僕にとってすごい憧れの人です。永遠に。X JAPANのライブ映像を観てとにかくカッコイイ!!! と衝撃を受けたのを今でも憶えています。

X JAPANが再始動するのかどうかは、個人的に半々な感じで、次の発表を待っていますが、もし再始動したらHEATHさんの後釜はどうなるのか……。正直、HEATHさんの代わりは想像がつきません。自分はまだ、X JAPANのライブを生で観たことがありませんし、生のHEATHさんのベースサウンドを聴いたことはないです。

テレビでライブ映像を観て、このベースサウンドを生で聴きたい、HEATHさんを生で見たいと思っていました。今はもう、生でHEATHさんを見ることはできないけれど、ライブがあるならば、サウンドだけでもHEATHさんを感じたいです。

HEATHさんのサウンドがあるX JAPANの生のライブを僕は観たいです。だから正直に言うと、誰かが代わりに弾くっていうのを僕は望んではいないです。ほかの選択肢を否定する訳ではないですが、これが、今、僕が思う率直な気持ちです」

どんな行動をとっても、YOSHIKIにはいばらの道が待ち受けている。これが、薔薇の道になるかどうかは、ファンの対応が試されているかもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部

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