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「メイクは校則違反なのに社会人になった途端マナーになるのはおかしい」「高校生の美容整形もメンタルを保つためにはあり」”ギャル先生・鈴木綺麗の若者に贈る言葉

集英社オンライン / 2024年8月17日 15時0分

「母親の特攻服を着て中学の卒業式へ」「刑務所に行かないレベルでいろいろやってた」元ヤン鈴木綺麗を変えてくれた『egg』への感謝と家族への思い〉から続く

現在全日の通信制サポート校「渋谷女子インターナショナル」でメイク講師を務めているきぃぃりぷこと鈴木綺麗さん。学生時代に授業で習うわけではないメイクが社会人になったらマナーだと言われる現状や、若者の美容整形についても話を聞いた。

衝撃! 鈴木綺麗さん中学卒業時の特攻服姿

『egg』専属モデル時代からギャルの間で熱い支持を得ている、「きぃぃりぷ」こと鈴木綺麗。モデル卒業後、現在は高卒資格を取得できる全日の通信制サポート校「渋谷女子インターナショナル」でメイク講師を務めている。



メイク講師としてのマインドや、生徒たちに伝えたいことについて聞いてみた。

いけるっしょ!

ーー鈴木さんは現在、渋谷女子インターナショナルスクールでメイク講師として勤務されています。そもそも参加のきっかけは何だったのでしょうか?

これもスカウトがきっかけで。渋谷女子インターナショナルスクールは、私が『egg』モデル時代にお世話になった元編集長・赤荻瞳さんが校長を務めているんです。

「メイク企画もバズっていたし、人にメイクをするのも上手だから、綺麗ならできる」と誘われました。

ーー講師として参加するにあたり、やはり悩みましたか?

基本的にはあまり深く考えていないです。「いけるっしょ!」みたいな(笑)。モデルになったときと同じで、とりあえずやってみようというスタンスですね。

ーー「先生になる」「人に教える立場になる」ということに対しては、どう考えましたか?

「45分間で何を教えようかな」「ネタ切れが怖いな」「授業内容を自分で考えるの、しんどいなぁ」ということくらいでしたね。あとは「朝早いなぁ」とか(笑)。

生徒たちも「生意気かな?」くらいにしか思ってなかったんですが、生徒たちの中には『egg』を見て育ってきた子もいるんですよ。だから、ちょっとファンミーティングみたいな雰囲気もあって。受け入れてもらえて嬉しかったですね。

担当授業では、メイクに限らず、美容全般を教える 

ーー授業ではどんなことを教えているのでしょうか?

肩書は「メイク講師」ですが、メイクに限らず、スキンケアやヘアスタイリング、ダイエットなど、美容全体を教えています。あとは、美容を学ぶことによって、どうマインドが変わるのか。美容を中心として、メンタルの面も含めてトータルで学んでもらっています。

あとは、私が10代のときにもっと教えてもらいたかったこと……たとえばエイジングケアの方法とか、自分の経験を踏まえて、生徒たちに美容の価値を教えています。

ーーちなみに、ギャルメイクに関しては、今どんなものが流行っているんですか?

たとえば「眉毛の存在を消す」っていうのは、一つ挙げられるかもしれないですね。あとカラコンは青が人気だったり、韓国の要素を取り入れたメイクが流行っていたり、いろいろありますね。

ーーギャルメイクにも韓国ブームの波が訪れているんですね。

今まではギャルメイクにはあまり種類が多くなかったんですが、今では「掛け算」になってきていて。たとえば、ギャルメイクの中に韓国メイクの要素を取り入れるなど、新しい手法が生まれていますね。

平成の時代は、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さん、倖田來未さんなど、いわゆるギャルを象徴する人がいたじゃないですか。でも、今ってあまりそういう存在がいないんですよね。人によって、憧れている存在が全然違う。だから、ギャルメイクも本当に多様化しているんですよ。

ーー「美容整形を受けたい」10代の女の子が年々増えていっていることについてはどう思いますか?

難しい質問ですね。自分の顔にとにかく自身が持てず毎日が辛くて、生きるのがしんどいのであれば、やってもいいと思います。でも「美容整形を受けたから100%満足いく顔になれるかもわからない」というリスクも知っておくべきだなと。二重の幅がほんの少し違うだけで、印象って全く変わるんで。

でもまずはメイクの可能性を知ってほしいです。メイクって人生変えられるくらいすごいパワーがあるんで。

メイクで人生変わるよ 

ーーメイクや美容を生徒に教えることで、自分自身に変化はありましたか?

私自身が学校嫌いだったからこそ、伝えられることもあるのかなと。学生時代、私も学校へ行ったり、授業を受けたりする意味が全然わからなかった。そういう子たちの気持ちがわかるから、なんでこんなことを教えているのか、授業にどんな意味があるのか、しっかり生徒に話すようにしています。

しっかり話すと生徒側も「たしかに」とちゃんと納得してくれるんですよ。やっぱり気持ちを伝えるのが大事なんだな、と気づきました。

ーー授業を通して生徒に伝えたいことは何でしょう?

メイクって、学校では全然教えてくれないじゃないですか。校則で「メイクNG」としている学校もあるのに、社会に出た瞬間、「メイクはマナー」とか言われる。

そういう世の中なのでしっかりメイクを学んで、“日本一かわいいJK”になってほしいですね。私の生徒以外のJKたちもそうなって欲しいなと思っています。

あと、「メイクで人生変わるよ」ということを伝えたい。私だってギャルメイクをやっていなかったら『egg』モデルに誘われていないし、企業によってはメイクが採用に直接つながってくるものもある。

それに肌がキレイってだけで美しい人になれますよ。メイクや美容には本当に人生を変えるパワーがあるので、授業や自分の生き方を通して生徒に伝えたいです。

取材・文/毛内達大
写真/石田壮一 

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