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「噛むのが疲れる」「高い割においしくない!」若者の“ステーキ離れ”は本当? Z世代100人に聞いた「ごちそう」、 3位には衝撃の食べ物が…

集英社オンライン / 2024年8月19日 11時30分

昭和の時代、ごちそうといえば「ステーキ」だった。いいことがあった日には「ビフテキ」を食べる人も多かった。しかし、SNSには、「ステーキ食べたら胸焼けする」「ステーキは硬いから苦手」という若者の投稿が数多くある。令和世代の間では「ステーキ離れ」が進んでいるのだろうか? 彼らにとっての「ごちそう」とは? 新宿駅周辺で若者100人を対象に街頭アンケートしてみた。

〈トップ〉令和世代の好きな食べ物ランキング

 

ステーキ苦手派の意見は?

いま、健康のためにステーキを食べるお年寄りが増えている。肉はたんぱく質が豊富なため、老化防止に役立ち、「たくさん食べる人ほど長生きする」と唱える専門家もいる。

2021年に99歳で亡くなった瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう)さんも、3日に1度ステーキを食べるくらい肉が好きだったことで有名だ。

都内の某ステーキ料理店には、50〜70代の男女が連日多数訪れているが、若者の姿はあまり見かけない。若者の間で「ステーキ離れ」が進んでいるのだろうか? 

そこで今回、新宿駅周辺で令和世代の若者100人を対象に街頭アンケートしてみた。まずは、「ステーキをよく食べる派」の意見を紹介しよう。

「僕は筋トレをしているので、タンパク質をたくさん摂取したいから、ステーキは意識的によく食べています。でも、学生でお金がないからファミレスとかチェーン店でしか食べないですね」(22歳 男性 大学生 実家暮らし)

「ステーキは大好物です。僕の中には『ステーキ=老若男女みんなから好かれる食べ物』というイメージがあるので、ステーキが好きじゃない若者が多いというのを聞いて驚きました。ハンバーグとか焼肉よりも、ステーキの方が食べ応えがあって好きですね」(18歳 男性 フリーター 一人暮らし)

「仕事がうまくいった日に自分へのご褒美でステーキをよく食べます。行きつけのステーキ屋さんがあって、値段は1人3~4000円くらいするのですが、特別感があるしめっちゃおいしいです」(25歳 男性 営業 一人暮らし)

一方で、「ステーキをあまり食べない派」の意見はどうだろうか?

「いっぱい噛まないといけないから疲れるし、食べたくないです。ステーキ屋さんへ行っても、いつもハンバーグを注文します」(21歳 女性 大学生 一人暮らし)

「脂っこくて胃がもたれるから食べたくないですね。高い割においしいと思わないです。どうせ高いお金を払うなら、スイーツとかアフタヌーンティーを食べたいです」(22歳 女性 社会人 一人暮らし)

「脂っこくて不健康なイメージがあるし、硬くて食べづらいから好きじゃないです。肉を食べるならヘルシーな鶏肉がいいです」(23歳 男性 フリーター 一人暮らし)

街頭アンケートの結果、100人中57人が「ステーキをよく食べる」と答え、なんと43人もの人が「あまり食べない」と答えた。

かつて、ステーキは誰もが憧れる高価なごちそうであったが、令和世代の間でそうとも言い切れないようだ。

食事自体に興味がない若者も… 

では、令和世代の若者たちにとっての「ごちそう」とはなにか?若者100人を対象に街頭アンケートした結果は以下のとおりだ。

令和世代の若者100人に聞いた「あなたにとってごちそうといえば?」」

1位 寿司
2位 焼肉
3位 ラーメン
4位 ハンバーグ
5位 オムライス

ここでは定番の寿司、焼肉と答えた人が圧倒的に多い結果となった。

「回転寿司で2000円使ったら『めっちゃ贅沢したなぁ』と感じます。テスト終わりの打ち上げで友達と一緒によく行きます。家族でお祝い事があるときも寿司を食べることが多いですね。大学の入学祝いに高級な寿司を親におごってもらいました」(18歳 男性 大学生 1人暮らし)

「私はお寿司が大好きで、この前の誕生日に社会人の彼氏に人生で初めて『回らないお寿司屋さん』に連れて行ってもらって感動しました。子どもの頃からいつか行ってみたいと思っていたので、すごくうれしかったですね。値段は1人1万円くらいしたと思いますが、全部彼氏がおごってくれました」(22歳 女性 大学生 1人暮らし)

驚くことに「ごちそう」の3位にはラーメンがランクイン。

「家系ラーメンが大好きで週に3回くらい食べてます。僕は毎回必ず『麺カタ、味濃いめ、脂マシ』です。味変でお酢をかけるのもルーティーンです」(21歳 男性 大学生 1人暮らし)

「二郎系ラーメンが一番好きです。自分へのご褒美とか、ちょっといい店に行く感覚です」(20歳 男性 専門学生 1人暮らし)

アンケートを進めて行くと、そもそも食に関心がなく「食べられれば何でもいい」と答える若者も多かった。

「高い店に行くことなんてデートのときくらいです。でも、女と一緒に食事に行くとおごらないといけなくなるから、正直行きたくないです。男友達と一緒に行く居酒屋が一番楽しいです」(25歳 男性 営業 1人暮らし)

そんな令和世代に「贅沢だと思う食事」について聞いていたところ、こんな意見があった。

「食事ができるというだけで幸せだから、高いものを食べたいと思わないです。僕にとっては二郎系ラーメン1杯が贅沢品です」(17歳 男性 高校生 実家暮らし)

「高いものを食べたところで、最終的にはどうせ便になるから、極力食費にはお金をかけたくないですね。高級料理店にやたらと行く人ってただの見栄っ張りでしょ」(24歳 男性 サービス業 1人暮らし)

「毎日トマトばかり食べてます。本当は焼き鳥が好きなんですけど、まだ学生なので1500~2000円で贅沢だと感じます。自分が働いてお金を持てるようになったら、カウンターで大将が焼いてくれるような高級な焼き鳥店に行きたいです」(17歳 男子 高校生 実家暮らし)

ちなみに昭和の時代のごちそう「ステーキ」はやはり上位には入ってこなかった。「ビフテキ」がもはや死語になってしまったように、ステーキをありがたがる時代は終わってしまったのかもしれない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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