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教え子の母親に“わいせつマッサージ”の容疑で元全日本王者プロ卓球選手が逮捕。現場は“のぞき”対策で窓にカーテンを設置した教室。子煩悩で愛妻家「僕には卓球しかない」と話していたのに…

集英社オンライン / 2024年8月23日 20時1分

元全日本王者のプロ卓球選手、小西海偉容疑者(43)=埼玉県戸田市=が卓球教室の生徒の母親の体に触るなどして8月20日、埼玉県警に不同意わいせつ容疑で逮捕された。中国・河北省出身の「宋海偉」少年は、縁あって留学した青森山田高時代にインターハイで3連覇、恩師の姓をもらって「吉田海偉」として日本国籍を取得した。その後、全日本選手権でも連覇、世界選手権でメダルも獲得した。2010年、シドニー五輪日本代表の小西杏さん(43)と結婚して「小西海偉」となったレジェンドのハレンチ罪に、卓球界が揺れている。

犯行現場の卓球スクール「WEILAI」と、ラケットを振る小西容疑者

中国語で“未来”を意味する卓球スクール

逮捕容疑は8月7日午後5時過ぎ、自身が講師を務める戸田市内の「WEILAI卓球スクール」で、教え子の母親の40代の女性に「マッサージ」と称して体を触るなどした疑い。



小西容疑者は女性に「今から見学に来られますか」と電話して教室に呼び出し、生徒たちが外でランニングをしている間、2人きりになった室内で犯行に及んだとみられ、「わいせつ目的ではなかった」と一部否認しているという。

犯行現場の同スクールは、現役を引退した妻の杏さんが2014年9月にオープン。中国語で未来を意味する「WEILAI」を冠したスクールは、初めて卓球に触れる幼な子から、トップアスリートを目指す選手までが通う卓球教室として地元でも知られた存在だった。

小西容疑者は現在もTリーグに所属してプロ選手として活躍するかたわら、同スクールでも講師を務めており、近隣に住む男性も驚きを隠せないようにこう語った。

「小西さんでしょ。何度も見たことありますよ。すれ違えば『こんにちは』と挨拶もされるし、いつもハキハキとして、表情もキリっとしていた印象があります。爽やかだけど熱心で厳しいコーチみたいに見えましたよ。

卓球教室ができたのは10年ほど前で、平日の朝はシニア層で、あとの時間は小、中学生の子供達が通ってきていました。小西さんご夫妻と、小学生の娘さんもいつも卓球教室に顔を出していました」

事件については、知人からのLINEで知ったという。

「珍しくLINEが鳴り止まないと思ったら『卓球教室の小西さん逮捕されたってニュースやってるよ』というメッセージがたくさん知人から入ってたんですよ。深い交流はなくても、卓球界の有名な夫婦が卓球教室をやっているというのはいろんな人が知っていましたから。事件については、何かの間違いではないかと思うぐらい、そんなことはしそうには見えない方でした。

昔は教室の窓にカーテンがかかってなくて、外から練習風景が見えたんですよ。でも若い女性のコーチが短パンで卓球する姿を近所のおじさんたちが見に来るようになって、悩んだ奥さんがその対策でカーテンを引くようになったんです。そんなこともあったし、奥さんも娘さんも来る練習場で小西さんがそんなことするのかなってちょっと思いますね……」

「家族がいるから、娘がいるから頑張れる」 

スクールの近くに住む女性も残念そうな表情を見せた。

「小西さんのご主人なら、昔は頻繁に見かけましたよ。というのも私が働いていたパン屋に1日3回ほどコーヒーを買いに来ていたんですよ。卓球のユニフォーム姿が多かったので練習の合間とかに来てたんだと思います。それこそ、奥さんと娘さんと3人で来たり、娘さんと2人で来ることもありました。

ご主人はいつも『いい天気ですねー』とか気さくに声をかけてこられたし、奥さんともいつも楽しそうにニコニコしていて新婚さんみたいに見えるくらいでした。それに子煩悩で、娘さんと2人のときは『何のパンがいい?』と尋ねていました。家族仲もすごく良さそうだったので、本当に事件をやったとしたら、ショックではありますね」

近くの飲食店の従業員も、好印象しか持っていなかった。

「1ヶ月くらい前にも娘さんと一緒にいるところをお会いしましたよ。明るいパパって感じで優しいという印象しかありませんね。家族3人で卓球教室から自転車で帰宅される様子を見ていましたが、家族仲もとても良さそうでした。

小西さん夫妻が卓球教室を始めた場所は、元はラーメン屋が入っていたのですが、そこが潰れて解体工事が始まったんです。その工事の最中にご夫妻で様子を見に来がてら、ウチに食事しにきてくれました。最初は有名な卓球の方って知らなかったのですが、私達にも『夫婦で卓球教室やるんです』と声をかけてくれたんです」

小西容疑者の娘もよちよち歩きの頃から卓球教室に入り浸っていたという。

「英才教育だと思うのですが『小さい頃から卓球台の上に乗ってラケット振ってるんですよ』と旦那さんが言っていました。あと、何年か前に、何かの企画で卓球に関するテレビ番組に出られたことがあって、ご主人が『テレビに出るから見てね』と言っていたのを覚えています。

さわやかで明るい印象だったので、事件についてはびっくりしました。奥さんは綺麗な方でしたし、2人で食事に来た時も本当に仲良かったんで……。尻に敷かれてるとかではなくて、対等な感じでお互い思い合っているように見えました。

卓球教室は地元というより卓球のプロになりたい子たちが通ってきている印象があります。小、中学生だと思いますが、お迎えに来る保護者の方たちが乗っている車のナンバーも他県ナンバーが多い印象でした」

「家族がいるから、娘がいるから頑張れる」「卓球は体の一部、僕には卓球しかない」と過去のインタビューにも答えていた小西容疑者。現役にこだわり続けた男に何があったのか、埼玉県警の調べが待たれる。                 

 ※「集英社オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せ下さい。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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