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〈ファン激怒〉「すぐにLINE交換しようとしないで」「絡んで数日で告白しないで」女性ファンにガサツなナンパする“女オタオタ”が増殖中…「もう卑劣に卑劣が重なっていますよね」

集英社オンライン / 2024年9月3日 11時0分

女性アイドル・女性配信者など、男性ファンが圧倒的に多いコンテンツでは、女性ファンが居心地の悪さを感じることがしばしばあるという。先日も、女性VTuberの女性リスナーによる、男性からの迷惑なアプローチがあるという告発が話題を集めたばかりだ。告発内容は通話の強要などさまざまだが、現実での対面もある女性アイドルのファンコミュニティでは、さらに驚くべき実態があるらしい。

「彼氏とかいる?」“女オタオタ”がやらかしがちな、空気を読まないグイグイDM

女性ファンに猛アタックする“女オタオタ”の存在

8月25日、人気VTuber集団『ホロライブ』のある女性リスナーがXに投稿したポストが、大きな話題を呼んだ。

同氏は男性リスナーによる女性リスナーへの接し方について「絡んで数日で告白しないでくださいあなたのことを好きになる要素がないです」「すぐLINEを交換しようとしないでください個人情報です」「すぐ通話に誘わないでくださいあまり話したくないです」と、一部の男性リスナーによる迷惑行為を列挙した。



また、そこには「性器をみせないでください」といった内容も書かれている。同ポストは1日足らずで60万インプレッションを記録した(アカウントはすでに凍結済み)。

「ホロライブは、VTuberを代表する超人気集団。ファン層もアイドルグループと似ていて、男性だけでなく、若い女性からも支持されている。今回、女性リスナーが指摘した男性リスナーとは、“ナンパ目的”で女性ファンに絡む男性ファン、通称“女オタオタ(女オタクオタク)”のことですね」(アイドル誌ライターA氏)

“女オタオタ”は、これまでもアイドル業界に多く生息し、ガサツなナンパを繰り返すことで女性ファンから煙たがられてきた。

「“女オタオタ”はSNSを使ってナンパすることが多いんです。アイドルファンって、よくSNSで『#◯◯ファンとつながりたい』ってハッシュタグを使ってオタ友を増やすのですが、女オタオタはSNSで相互フォローになると、いきなり『はじめまして! フォローありがとうございます!』『仲良くしてくれると嬉しいです』って、リプライじゃなくてすぐにDMするんですよ。

そこから、定番の『何きっかけで◯◯ちゃん好きになったの?』みたいな推しの話から入って、会話を広げて彼氏の有無を聞き、いなかったら『じゃあ今度遊ぼうよ』って……」(同前)

下着画像を送らせようとする仰天の実態も 

趣味がきっかけで出会い、見知らぬ相手と仲良くなることは、ネット社会では珍しいことではない。一方で、「女オタオタたちは、距離の詰め方があまりにも拙速だ」とA氏は話す。

「彼らは、彼氏の有無を聞いて『いない』って答えがきたら、『じゃあ俺とかどうかな?』といったことを平気で言い出すんですよ。ほかにも、自分からDMを送ったのに、彼氏がいると返ってきたら『男とDMしている場合じゃないじゃん』とか急に逆上して説教しだす人もいます」

なかには、自身の性自認を偽ってDMを送り、性的な画像を要求する者までいるという。

「稀だけど卑劣なパターンとして、『実は自分、心は女性なんです』とか、女の子を安心させるために偽装するんですね。『周りには相談できる相手がいないから、◯◯ちゃんに相談したくて……。

下着って普段はどういうのを買っているんですか?』『どういうのがおすすめですか?』と持ちかけて、そこから『よかったら下着を見せてもらえませんか?』と画像を入手しようとする手口もあります。さすがにそういうのは女の子も引っかからないんですが……」(同前)

A氏いわく、国民的人気のある女性グループの女性ファンに対しても、こうしたDMによるアプローチを行なっている厄介者が多数いるという。また、その影響か女性ファンの中では、SNSのプロフィールに「同性の方のみフォローします」と明記するケースが増えているそうだ。

さらにファンの数が少ない地下アイドル業界では、“女オタオタ”の“がっつき”がより目立つという。地下アイドルファン歴5年の男性(会社員・20代)はこう話す。 

「いつ現場に行っても必ずいるメガネのおじさんがいるんですけど、それだけグループが好きなのかというとそうでもなくて、全然熱心そうに見えないんですよね。ライブや押しとのチェキも盛り上がってないし、休憩中のほうが嬉しそうにほかの女性のオタクと立ち話しています。

物販や特典会の列に並んでいるときも、前後や隣に女オタクがいたら高確率で話しかけています。たぶん、あれってアイドルじゃなくて、ファンの女の子と接したいんじゃないかな」

実際にナンパ行為に悩む女性ファンからも話をきいた。

「よくライブ後にオタク同士で飲み会をやるんですが、帰りに半ば強引に女オタクをホテルに誘い込もうとする奴はマジでいます。そういう話ってオタクのコミュニティですぐに広まるんですけど、その後も平然と現場には来るから悪質だし、恥知らずですよね。

で、もっと地獄なのが、そういう“未遂”の相談を受けたオタクが、寄り添うフリをしてまたその子に手を出したり……。もう卑劣に卑劣が重なっていますよね」(20代女性・女性地下アイドルファン)

こうした問題については、たびたびアイドル自身や事務所から“警告”が発せられることもある。今年7月18日にはFR2PON!メンバー・もちの あんが、自身のXに「まじでめちゃくちゃ話聞くので一言言わせてください。女の子のオタクへの距離感バグってる人多すぎ」「男性からしつこく連絡先を聞かれるとか、触れられるとか、本当に女の子からしたら怖い事だしトラウマになってライブ行きにくくなる子とかもいます」などとポスト。

「少しでも心当たりがある人は必ず自分の行動を改めてください」と、“女オタオタ”に注意を促している。

 安心して推し活もできないとは、女性ファンにとっては不幸としか言えない。男女問わず、平和に応援できる環境が作られればいいのだが……。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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