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“一夫多妻制アイドル”清 竜人25が再結成! 35歳の今がギリだと語るワケ 「40歳の僕と22歳の女の子ではもうエンタメとして成立しない」

集英社オンライン / 2024年9月8日 12時0分

「やっと本当の“キマグレン”が始められるんじゃない?」9年ぶりに再結成した二人が語る、今もっとも大切にしている「L」とは…〉から続く

「一夫多妻制アイドル」という触れ込みで、今までにないアイドルグループを模索したアーティストの清 竜人25(きよし・りゅうじんトゥエンティーファイブ)が、2017年の解散から今夏、7年ぶりに帰ってきた。しかも全員新たな夫人を迎えることとなった。この異色のグループが目指すべき野望、それぞれの夫人たちとの出会い、そして再結成した本当のワケ。清 竜人に気になることをすべて聞いた。

【画像多数】清 竜人と4人の夫人との熱く仲睦まじいご様子

むしろ今のほうが時代的に合ってる?

──今回の再結成は、清 竜人25としてやりたいことが新たに見つかったという感じでしょうか? それとも、ずっとやり残したことがある感触だったのでしょうか?



清 竜人(以下同) 
どちらかといえば、前者ですね。前回(2017年に解散するまで)の清 竜人25では、僕がやりたかったことや世の中へのアプローチについては、やり切ったというか、完全燃焼だったと思います。

ただ、今年が清 竜人ソロデビュー15周年、清 竜人25デビュー10周年という節目で、もし清 竜人25というコンテンツをもう一度企画するなら、このタイミングしかないかなと。正直、悩みましたが、ありがたいことに解散後も支持されて、再結成を望む声をいただいていたので、スタッフやいろんな人たちにも助けられて、再結成に至りました。

──再結成後にリリースされた「青春しちゃっていいじゃん」「Will you marry me ?」と、新曲および代表曲の新アレンジは、以前の清 竜人25の楽曲に比べると、よりソウルっぽく、ちょっと渋いアレンジに変化した印象です。

以前の25はアイドルシーンを強く意識してたし、楽曲もアイドル然としていたんですね。ただ今回はそういうマインドは一切なく、アイドルシーン云々よりは、アーティスト・清 竜人としてどう25をクリエイトしていくか? という所に重点を置いているので、曲調はもちろん、今後の作品やパフォーマンスも、前回とは違う変化があるかと思います。

──2017年の解散後に元号が変わり、音楽業界も目まぐるしく変化しました。そういった音楽シーンの変化はどのように見ていますか?

音楽コンテンツのインターネット上の展開は、当時とはかなり変わりましたよね。SNSも今のほうがずっと充実していますし。ただ、清 竜人25というグループは現在のほうが時代的には合ってるんじゃないかと思います。それこそTikTokでの展開ももう始めていますし、今のプラットフォームと親和性のある、グループの見せ方ができそうだなと。

活動を始めた10年前だと、ももいろクローバーZが紅白に出場したことが話題になりましたが、今でもFRUITS ZIPPERなど日本のアイドルカルチャーは連綿と続いていますよね。K-POPにはNewJeansのような新風がいますし。25はどんなアイドルファン層にも刺さるようなグループになるとおもしろいのかな、とも思います(笑)。

それと、昔よりも若年層が音楽に触れるきっかけは増えているように思いますね。ムーブメントやトレンドを作る世代が低年齢化しているし、ポップスがより若い子たちのものになっているというか。スマートフォンで音楽制作の情報も昔より手軽に知れようになりましたしね。

──音楽制作をはじめるハードルが下がり、技術的な差が簡単に埋まるとなると、作家性やコンセプトがより重要になってきそうですね。

それは間違いないですね。全体的なクオリティが底上げされたからこそ、アーティストとしての個性が問われる……そういう状況は、もう既に始まっていると思います。その中で清 竜人25が、頭1つ抜けた存在になれたらうれしいなと。

4人の夫人たちとの熱い馴れ初め

──新たなメンバーとなる「夫人」の皆さんとの出会いと、それぞれの魅力や個性についても教えてください。

まず今回清 竜人25再結成の人選をするにあたって、過去に仕事をしたことがあったり、スタッフが共通していたり、既に縁のある人から探し始めました。

第103夫人の凪ちゃん(清 凪)は過去に楽曲提供もしていたので、なんとなく人となりは知っていたし、すぐオファーしました。歌手として、アイドルとして、そういう芸能活動というもの自体がすごく好きなんだなというのが伝わってくる人ですね。ライブでも、ファンに対するアプローチみたいなのも、すごくよくて。ファンの人たちも彼女の人間性みたいなのを理解している感じがします。

一方で、もうちょっとフラットに、これまで仕事をしたことがない、新たな人も入れたいという気持ちもあり、知人に相談した所「頓知気さきなちゃんって知ってる? 竜人さんタイプだと思いますよ」と言われて(笑)。その場でSNSなどを調べて、ビビッと来るものがあって、第101夫人(清 さきな)としてお誘いしました。24歳なのに、すごくしっかり者ですね。仕事に対する向き合い方なんかも、僕も学ぶところがあります。

第104夫人の真尋(清 真尋)も、人に教えてもらったパターンですね。彼女は初めてミーティングしたときから、印象がすごくよくて。芸能活動歴も長いし、いろいろなことを経験をしてきていると思うんですけど、天性の明るさ、ポジティブなものがある人だと思います。それはステージでも楽屋裏でもそうで、いつでもグループ全体を明るくしてくれてます。彼女がいなかったら、メンバー間の空気もまた違っただろうなと思うくらい、太陽のような存在ですね。

第105夫人のゆな(清 ゆな)は、そもそも当初は第102夫人がいたんですけど、いろいろあって、脱退することになりまして。そこで急遽、新たにお声がけしました。既に他のメンバーは25に取り掛かってるし、ゆなちゃんは元々のグループ(きゅるりんってしてみて)もあるし、そういう多忙な状況でもすごく献身的に25に取り組んでくれました。

グループの新メンバーって、いわば転校生のような状況だと思うんですけど、いい意味でふわふわとした天真爛漫なキャラクターで、すぐに他のメンバーとも打ち解けたし、グループ全体の雰囲気もよくなったと思います。僕も彼女もAB型で、ちょっと同じものを感じるときもあります(笑)。

──楽屋の雰囲気が気になりました(笑)。どんな話題で盛り上がってるんですか?

まあ、他愛ない話をしているんですけど、急にキラーパスが飛んできて……「竜人くんってどういう子が好きなの?」とか(笑)。「どんな髪型が好きなの?」って言われても、例えばボブって言えばそのうちの誰かになるし、どうしたらいいんだ!? と(笑)。

──メンバーでもあるし、プロデューサーでもあるし、1人の人間でもあるし(笑)。すごく立ち位置が難しいですよね。

そうですね、切り替えのバランスが肝ですね。普段はメンバーとしてフランクに接しつつも、クリエイティブな面ではときに厳しいことも言うし。

「35歳の今がギリですよ」

──先ほど、清 竜人25の10周年でもあり、清 竜人としても15周年とおっしゃっていましたが、キャリアの中で悩んだ時期、迷った時期もあったのでしょうか?

実はこの、15年目の今ですね(笑)。気持ちが沈んでるとか、作曲のスランプとかっていうワケじゃないんですけど。

昔から半分本気半分冗談で「次のアルバムでもうミュージシャンを辞めてもいい」って言ってて。それくらい毎回完全燃焼の気持ちで取り組んでたんですけど、それでも作り終わる頃には「次はこうしよう」みたいなのは常にあったんですね。

例えば5年目のときは、10年目はこうなってるだろう、みたいな青写真があったし、10年目のときもそう。それが15周年を迎えた今、次の自分、5年後の自分っていうものが初めて見えなくなってきたんです。

音楽自体は作れるんですけど、5年後の自分、40歳の自分っていうものが想像がつかないんですね。ポップスは若い人が作るものという哲学を持っているので、40歳の自分がなにを表現するのか、全く見えない。表現するなにかをそもそも探したことがないんですけど、この年齢になって来たら、自分から探さないといけないんだな、と最近気付きました。そういう悩みをキャリアで初めて抱えてますね。

──40歳って、ハタチくらいの頃の自分が考えていたほどおじさんでもないし、かと言って若くもないし、難しい年代ですよね。

そうですね。あと、この仕事をしてて、身だしなみだったり格好だったり、若いままでいられる部分もあるじゃないですか? そのままで40歳を迎えちゃうと、自分自身の捉え方が他人から見たときとかなりギャップがあると思うんですね。いつまでも若い格好してるけど、20歳の人とかと並ぶとやっぱりおじさんだし。それを踏まえてパフォーマンスや作品作りはしていかないと、痛いおじさんになっちゃいますよね(笑)。

──「再結成するなら今しかない」とおっしゃっていたのも、その辺りは関係がありますか? 40歳になったとき、ハタチそこそこの女の子と……。

いやもう、絶対ムリ無理(笑)。35歳の今がギリですよ。第105夫人のゆなちゃんなんて13歳差、干支一周以上離れてるんで。普段からちょっとビクビクしてる。なに話したらええんやろ? みたいな。40歳の僕と22歳の女の子、18歳差ではもうエンタメとして成立しないですね……。

──逆に、80歳とかでまた再々結成したらおもしろいですね。

ああ、それならまだ見せられるかもしれないですね、逆に(笑)。

──最後に、以前の清 竜人25を知らない、若い世代のファンに向けてのメッセージなんかがあればお聞きしたいです。

現状に不満があったり、なにか辛いことがあっても、25を見て「ああ、こんなアホなこと自由にやってる奴がいるんだ」ってなってもらえたらうれしいですね。

「一夫多妻制アイドル」っていう響きはパンチがあると思うんですけど、エンターテイメントのグループとして、必ずポジティブになれるような音楽になるよう心がけてるんで、それが若い世代にも伝わればいいなと思います。

──まずは10月からのツアーですよね。

はい、前回の清 竜人25以上の熱狂を与えられるような、スケールアップしたライブをお見せしたいです!


取材・文/Kotetsu Shoichiro 写真/杉山慶伍
 



〇出演:清 竜人25

〇公演情報
【東京公演】※チケット完売※
・公演日:2024年10月6日(日)
・会場:Zepp Shinjuku
・時間:Open16:00 / Start17:00
・席種:スタンディング

【大阪公演】
・公演日:2024年10月26日(土)
・会場 : BIGCAT
・時間:Open16:00 / Start17:00
・席種:スタンディング

【愛知公演】
・公演日:2024年10月27日(日)
・会場:THE BOTTOM LINE
・時間:Open16:00 / Start17:00
・席種:スタンディング

〇チケット情報
¥8,500(+ドリンク代)
チケット一般発売(先着)07月26日(金)21:00 〜
https://eplus.jp/kiyoshiryujin/

・主催:ソニー・ミュージックレーベルズ
・制作:シブヤテレビジョン

【問い合わせ】
・東京公演:シブヤテレビジョン : 03-6300-5238 〈平日12:00~18:00〉
・大阪公演:YUMEBANCHI (大坂) 06-6341-3525(平日12:00-17:00)
・愛知公演:ジェイルハウス TEL 052-936-6041 (平日11:00〜15:00)


KIYOSHI RYUJIN25 REUNION TOUR 「THE FINAL」※9/7(金)22:00解禁予定※

〇出演:清 竜人25

〇公演情報
・会場:豊洲pit
・日程:2024年11月14日(木)
・時間:18:00 Open / 19:00 Start

〇チケット情報
・料金:9,000¥
・席種:スタンディング
[eプラス 抽選先行受付]
09/07(土)20:00~09/12(木) 23:59
(*結果確認 09/14(土) 13:00 *入金期間 09/16(月)21:00まで)
https://eplus.jp/kiyoshiryujin/

【備考】
*整理番号順でのご入場となります
*3歳未満 乳幼児 入場不可
*保護者1名につき小学生以下1名まで無料  

【お問合せ】
シブヤテレビジョン : 03-6300-5238 〈平日12:00~18:00〉

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