<水晶玉子が占う2025年>日本に大災難? 話題の「2025年7月5日の大予言」をどう見るか…「時代の転換点」を柳のようにしなやかに生きるヒント
集英社オンライン / 2024年10月6日 12時0分
空海が日本に伝えた宿曜経(しゅくようきょう)をベースに独自の「オリエンタル占星術」を生み出した占術研究家、水晶玉子先生によれば、2025年は「時代がまた大きく動く大激震の年」だという。最新著『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2025』発売を記念し、希望と不安が入り乱れる時代を乗り切るヒントを聞いた。
【写真】「2025年7月5日の大予言」ゲッターズ飯田の見解は?
2025年「柳宿」。柳のようなしなやかさが大事に
かねて「2020年から大きな時代の曲がり角、転換期が始まる」と言い続けてきた水晶玉子先生。2025年はいよいよ、その曲がった先の世界が見えてきそうだというが、いったいどんな年になるのだろうか。
「今年の11月20日から、破壊と再生の星と言われる冥王星が、権威や組織を司る山羊座から平等やテクノロジーを象徴する水瓶座へ移動します。
これは、世の中の仕組みや価値観が逆転するようなことが起こりやすいことを意味しています。
水瓶座は自由や友愛、進歩や革命を象徴する星座で、型にはまらず今ある価値に捉われない傾向を持ちます。
なので、変化にも柔軟に対応していく人がさらに強い力を発揮するのではないかな、と思います」
「10年で運気が一巡する十干の占いでは、2024年は『甲(きのえ)』で“木の陽の気”の年。これに対して2025年は『乙(きのと)』で“木の陰の気”の年にあたります。
陽の年には世の中の空気や人の意識など目に見えない部分が変わり、陰の年には、それが目に見える変化として現れるといわれています。
なので、2025年も引き続き、良いことも悪いこともどちらももっとわかりやすく表に出てくるでしょう」
「オリエンタル占星術」によれば2025年は「柳宿(りゅうしゅく)」の年。
細く枝分かれした柳の枝のように細かい選択肢が増えるなかで、まさに風に揺れる柳のようにこれまでのこだわりを捨て、柔軟さやしなやかさを身につけることで苦難を乗り越えることができるという。
「柔軟にいろいろなことを受け入れて選択肢が増えると迷うことも多くなりますが、2025年はそんな迷いも案外、有意義だったりします。
迷っているようで、実はその期間も結論に向かって前進していますし、迷うことで考えが深まったり、個性が磨かれることもある。
逆に迷わないと自分の可能性を狭めてしまうことにもなります。未知なるものを恐れず、選択肢を増やし、その中から選択していくことがよい結果につながるはずです」
「オリエンタル占星術での2025年の開運カラーは赤とシルバーと白。ラッキースポットは交流を深められる場所や、専門的な楽しみを享受できる場所。2025年の後半は故郷や田舎もいいと思います」
「7月5日の大災害説」玉子先生の見解は?
昨今、世間では「2025年7月5日に日本に大災害が起きるのでは」との予言めいた説がまことしやかに囁かれている。
発信源は、1999年に発表した単行本『私が見た未来』で、東日本大震災を予言したと注目を集めた、漫画家のたつき諒氏。
そんなたつき氏が新たな予知夢を加筆し2021年にリリースした同書の「完全版」では、2025年7月に大津波発生を予言しており、大きな話題となっている。
この説を水晶先生はどう見ているのか?
「私の占いでも、この時期は決してよい運気の時ではないと出ています。
オリエンタル占星術ではすべての人が注意したほうがいい警戒期間の『七曜陵逼(しちようりょうひつ)』中ですし、西洋占星術でも大きな星がいろいろ動いて何があってもおかしくない時だともいえます。
だけど、こういう星の動きの時に必ず天変地異や何かが起きているというわけでもないんです。
ゲッターズ飯田さんは、この件について周囲からイヤというほど聞かれすぎていて、『日本全滅です!』と答えていると話していました(笑)」
「極端なことも起こりやすい『七曜陵逼』ですので、警戒した方がいいことは間違いありません。
せっかくなら日本は災害の多い国ですし、備蓄であったり、家族との連絡手段や集合場所の確認などリスクマネジメントをしておくのはよい時。
タイミング的には未知のものを開拓する牡羊座に限界と現実を示す土星が入る5月25日までに食料などの備蓄品を確認するといいと思います」
2025年は引き続き時代の転換点になりそうだが、そんなときこそ、しなやかにポジティブに、個性を磨くことが大事だと水晶先生は言う。
「大きく運が動いているときほど、柔軟に考えを変えることは大事です。うまくいかないときは、柳のようにしなやかに、スルッとちがう流れに乗ってみるのもいい。
今回、発売しました『水晶玉子のオリエンタル占星術 開運暦2025』ではそれぞれの宿ごとの運気の切り替え日=スイッチポイントを紹介しています。
時代の転換点である2025年は、今後の方向性が決まる重要な年でもあり、しなやか、かつポジティブに自ら考え、選択して、自分らしさをゆっくりつきつめていきましょう」
取材・文/河合桃子 写真/chihiro.
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