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〈錦糸町・ハプバー摘発〉「若者が多く6、7人とハプれた」「裏アカ男子・女子の講習会でも使われていた」カーテンを開けるとすぐソコで…利用客が語る“ヤバすぎた”違法営業形態

集英社オンライン / 2024年10月4日 17時46分

ロシアンパブや韓国エステ、風俗店などが密集する錦糸町駅南口。このエリアに今年3月、ハプニングバーがオープンするも、わずか半年後の10月2日、警視庁に摘発され店長の男が逮捕された。店の利用客や業界関係者に店のヤバすぎる実態を聞いた。

〈画像あり〉利用客が描いた“ヤバすぎる”店内の間取り図

「これでは警察に入られたら一発でアウトだなって思いました」

錦糸町マルイの裏に延びる、競馬ファンには馴染み深い通称「ダービー通り」。

この通りから一本奥まったディープな一角の雑居ビルに、会員制ハプニングバー「Nocturne(ノクターン)」はあった。

「大人の社交場」とうたっていた「ノクターン」は、2日17時半頃に警視庁に摘発され、客同士のわいせつな行為を店内で手助けしたとして店長の男が現行犯で逮捕された。

店は約2000人の会員がおり、売上は半年で1250万円ほど、女性客にはギフト券などが大量に配られていたという。

店のホームページでは「当店はいわゆるハプニングバーではございません」と明記していたが複数の利用客は「どうみてもハプバでしたね」と失笑した。

オープン以降、4、5回ほど利用したという40代女性は店の特徴を語った。

「ここの特徴は、なんといっても若い子が多いこと! 行けば6、7人はハプれた(ハプる=性行為をする)ので、若い子を捕まえたいときに行ってましたね」

40代女性はそう嬉々として語るが、罪の認識はないのだろうか。

「これまで何度もハプバーや乱交パーティーの摘発を目の当たりにしてきたので認識がないわけではありません。でも、なんで悪いのかわからないので、ある程度はリスクを意識しながら遊んでいるという状況です。

店は会員制だったので、私はXから会員になりたい旨の連絡をして登録しました。初めて行ったのは今年4月。若い子が多くてワイワイ系の店だなって感じました。

外の1階の扉についたインターフォンを押して開錠してもらった後、3階まで階段でのぼって、ドアを開けるともう部屋です。左側にカーテンがあり、そのカーテンの先がプレイルームでした。

これでは警察に入られたら一発でアウトだなって思いましたけど、若い子をつかまえられる楽しさのほうが勝ってしまいました。摘発されて残念です」

パーティーでは20代から50代の男女15人が… 

多くの若者が集まることもあり近所でも“噂”は広がっていた。ビルの近隣の飲食店のオーナーはこう語る。

「あのビルの3階は階段を上がらなければいけない不便さから、長いこと空いてたんですよ。最初はハプニングバーだなんて知らなかった。

でも店の利用者さんが途中で抜け出してウチに飲みにきてくれて、そのお客さんから聞きました。男性3人で飲みにきて店に再び戻る方や、ここで男女複数名で飲んだ後に意気投合して行く方も。

若い男女が多くて、『へー、こんな若い子もああいう店で遊ぶんだ』って思ったものです」

さらに「ノクターン」では、通常営業以外に「部屋貸し」もしていたという。いったいどんな人が貸りて、どう利用していたのか。常連の30代男性が証言した。

「だいたい週に1回くらいは“部屋貸し”の日があって、その日は“そういうこと”が好きな男女が会費制で集う、乱交パーティーが行なわれていました。

どの会も純粋な趣味の集いで雇われ女性はいないので営利目的ではなかったと思います。パーティーは20代から50代の男女15人から30人規模で、男女は半々から男性が少し多いくらいの会などいろいろでした。

パーティー以外にも、本当にただの飲み会のときもありましたし、裏垢男女たちが性の技術を高めるための講習会をやるなどいろいろな会が行なわれていましたね。

僕もこの店で近々ある催しを開催する予定があったので、困りましたよ。これからその中止のお知らせをしなければなりません」

逮捕された店長は「ハプニングバーが好きだった」「捕まる覚悟はあった」などと供述している。前出の常連の30代男性はこうも話す。

「実は夏頃から店の前を警察がウロウロして、中の様子を探っているだとか、近いうち摘発されるかもねという噂はありました。

だから僕も警戒してなるべく通常営業日は行かないようにしていたんです。オープンしてわずか半年、おそらくハプバーの摘発の中でも最速なんじゃないでしょうか」

2022年5月に、当時都内最大級といわれた渋谷のハプニングバー「眠れる森の美女」が摘発され、2023年10月には東新宿の「九二五九」、さらに2024年5月 には愛知県名古屋市の「ワープ」などが摘発された。

消えては生まれ、生まれては消えを繰り返すこの業界。変態と警察の“いたちごっこ”は続く。

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取材・文/河合桃子
集英社オンライン編集部ニュース班

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