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「旅サラダ」卒業で神田正輝ロス続出!? “事実上の引退”となった昭和のスターの若かりし頃を秘蔵写真で振り返る

集英社オンライン / 2024年10月5日 8時0分

9月28日の放送をもって、27年半の間MCを務めた「朝だ!生です旅サラダ」(テレビ朝日系)を卒業した神田正輝。理由は明かしていないが、神田も73歳と高齢で、体調面を考慮したとみられている。これによってレギュラー番組がゼロになった往年のスターの若かりし頃を、秘蔵写真とともに振り返っていく。

〈秘蔵写真〉ゲレンデで上半身をはだけ…神田正輝の鍛え上げられた肉体

神田正輝ロス続出…!?

「神田正輝さんの卒業で涙が止まらない」
「旅サラダは神田正輝さんのイメージ。慣れるまでロスかな…」

最後の出演となった9月28日の放送後、SNSにはその卒業を惜しむ声が続出。 “土曜の朝の顔”としていかに世間に親しまれていたかがわかる。

しかし、2021年12月には愛娘の神田沙也加が急逝、昨年11月からは入院と手術のため同番組を9週ほど休養することもあった。

2021年に石原プロが解散してからは、俳優業は“ほぼ引退状態”となっており、体調面を心配する声は日に日に大きくなっていった。

集英社オンラインは、休養から復帰直後のタイミングで神田と同じ日本大学高校出身で、プライベートにおいてもゴルフ場やテニスクラブなどで何度も一緒になったという俳優の黒沢年雄に体調面と往年の神田について話を聞いていた。

「僕なりにも生きる美学はあるが、正輝はそれ以上の美学があるはずで、それを思うと、なんとも言えない気持ちになってしまって、番組(「旅サラダ」)を見続けることができなかった。そのままチャンネルを変えました」

そう言うと、神田との思い出を振り返ってくれた。

「正輝は高校時代に先生から『あの東宝ニュータレントの黒沢も日大出なんだ』と聞いていたらしく、事件記者ドラマ『いろはの"い"』で共演したときから『先輩!先輩』って慕ってくれてね。

食事やゴルフに行ったり、同じテニスクラブでプレーを楽しむ仲だった。本当に嫌味もなければ媚びへつらうわけでもないし、愛嬌も品格もある男だったんですよ。

僕は若い頃むちゃくちゃしてたけど、彼からはそういう育ちの悪さも一切感じないし、正統派の二枚目スターでしょ? だからこそさ、わびしく感じて見てられなかった」

「わびしい」とはどういうことか。

「言葉じゃうまく言えないよね。僕はこれまで大腸がんなどいろんな病を患いましたが、あの当時は子どもが育ち盛りの時分にもかかわらず低迷し、来る仕事を断るわけにいかなかったからバラエティ番組でもなんでも出てすべてをさらけ出したんです。

そうすることで子どもも大きくできたし借金も返せた。

一方で正輝はさ、離婚した後も娘さんが亡くなった後も余計なことは何も言わずに押し通してきたんだから、もっと長く休んで『1年ぶりでーす』って、素敵に元気な姿を見せるのでよかったと思うんだよ。

だけど、番組側への思いもあったのか、それはわからないけど、とにかくあの姿にわびしさを感じたんだよ」

貫いた神田さんの美学

昨年からの休養も、今回の卒業も、その具体的な理由については本人の口から明かされることはなかった。黒沢さんはその気持ちも慮っていた。

「そんなの、言う必要ないよ。正輝は二枚目スターなんだから。テニスやゴルフ以外にもスキーもプロ級の腕前で、最高にカッコいい。プライベートなことの公表は、俳優のタイプによって言う言わないが分かれて当然です。

これがね、個性派俳優なら言ったほうがいいだろうけどね。僕は正輝には美学を貫いてほしかった。でも長年お世話になったテレビ局に自分を捨てても恩返しの義理を果たしたかった……というのが正輝の美学なのかもしれない」

黒沢さんの言う「スキーもプロ級の腕前」という言葉を裏付ける記事が、集英社がかつて発行していた雑誌「週刊明星」(1980年4月6日号)にあった。

「芝居ってスポーツみたいにうまく行かないんだよな」とタイトルが打たれた特集では、苗場のゲレンデでスキー板を巧みにあやつり、弾ける笑顔で誌面に載る29歳の神田の姿があった。

そして、インタビューではスキー愛についてこう語っていた。

「学生時代は1年のうち3分の2ぐらいは山暮らしだったほどのスキー狂。この苗場のゲレンデも自分の庭みたいなもの。

自分の生き方を振り返ってみて危険をサッとかわしたりスピードを殺したりするスキーのコツがとても役立ってると思う。芝居もスキーのようにうまくやれればと思うよ」

また、テニスでたくましい大腿筋を見せながら豪快なスマッシュを放つ姿も同誌面で披露しているが、「体動かしてる時にはいい汗かくのに…」と、芝居の難しさ、思い通りにいかない歯がゆさについても吐露していた。

昭和の大スターを見る機会が少なくなってしまうのはさびしいが、視聴者も今後もたまにで良いのでテレビや雑誌などのメディアに顔を出してほしいと願っているのではないか。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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