「差別だ」プリクラ“男子のみ”お断りに怒るカキコミに令和女子高生は「オトコだけで需要あるの?」「オジサンがカーテン開けて入ってきた」でもスマホもあるのに「何で撮影するの?」と聞いてみると…
集英社オンライン / 2024年10月21日 9時46分
〈〈プリクラ男子のみお断り〉店側の狙いは? 「男性差別だ!」と荒れるネットに対して、利用者世代である男子高校生たちの意外な本音〉から続く
白熱する“プリクラ男子禁制問題”。ネットでは「男性差別では?」「女性の安全のためには仕方ないのでは」と賛否が真っぷたつ。では、プリクラを楽しんでいる当のZ世代の女子高生・女子大生たちの意見は? さらに、プリクラにおける最新トレンドも聞いてみた。
〈令和の最新機種で撮影〉「ツルツル肌でタルミがない」…イマドキのポーズをとる20代 女性記者と脂ギッシュな44歳取材班デスク(90キロ)
「男性にナンパされて怖かった」
“プリクラ男子禁制問題”がネットで話題だが、あるゲームセンターの店員いわく、「プリクラの利用客は女子高生・女子大生が圧倒的に多い」ということで、その対象者である彼女たちの意見はどうなのか。
「ネットやSNSでは『差別だ』という意見をよく目にしますが、実際に男性だけでプリ撮りに来ている人を見たことがない。そもそも、男性だけで来るのを許可したところで『需要あるの?』って思います」(高校3年 都内在住)
「『差別だ』って騒いでる人たちはそんなにプリクラが撮りたいのかな?(笑)男性だけでもOKな店舗もたくさんあるから、黙ってそこへ行けばいいのにって思います」(大学2年 都内在住)
多くの女性たちが「差別とは感じない」と答える一方で、中には反対意見も。
「防犯上、仕方がないことなのかもしれないけど、トランスジェンダーの方などに配慮する必要はあると思う。撮りたくても撮れない人がいるのはかわいそう」(大学1年 神奈川県在住)
また、アンケートに答えてくれた女子高生・女子大生の中には、実際にプリクラ施設で被害にあった方もいた。
「友達と2人でプリ撮ってたら、大学生くらいの男性2人組にナンパされたことがあります。私たちがプリ撮る前からずっとプリクラブースをウロウロしてて、女の子を物色している感じでした。
プリ機から出てきてすぐ、その男性に『プリクラどんなの撮ったの? 見せてよ』って急に声をかけられて、怖かったので逃げました」(大学2年 埼玉県在住)
「半年くらい前、友達とプリを撮ってる途中に、知らないおじさんにプリ機のカーテンをめくられて、のぞかれたことがあります。びっくりして『キャー』って悲鳴をあげたら、そのおじさんは走って逃げて行きました。それからは、女性専用のところしか使わないようにしています」(高校2年 都内在住)
令和世代のプリクラ最新トレンドは?
プリクラを取り巻く議論は尽きないが、そもそもプリクラはゲーム会社「アトラス」が1995年7月に発売した「プリント倶楽部」として発売したものが始まりだ。
「プリント倶楽部」が大ヒットしたことにより、若い世代を中心に一大ブームとなった。ブームのピークは1999年頃と言われている。
しかし、近年SNSや「推し活」の影響から、「プリクラブームが再び巻き起こっている」とあるゲームセンターのプリクラコーナー担当者は語る。
「最近は、プリクラで撮影した画像をSNSに投稿するインフルエンサーも多く、その影響からお客様は日に日に増えています。推しのグッズ(うちわやペンライトなど)と一緒に撮影する方も多いです」(28歳女性 渋谷区ゲームセンター店員)
アンケートに答えてくれた女子高生・女子大生の中にはこんな意見が。
「最近は『平成レトロブーム』だから、平成風の落書きができるプリ機が可愛いと思う。平成風のペンとかスタンプがあるプリ機を選ぶ子は多いです。落書きも『チャリで来た』とか、平成を感じるワードを書きます」(大学1年 都内在住)
平成のプリクラ文化が産んだ「プリ帳」「ピンプリ」「チュープリ」などの言葉は今では死語となっているのだろうか? Z世代に聞いてみた。
――「プリ帳」って知っていますか? プリクラを撮ったあと出てくるシートはどうしていますか?
「何それ!? 知らないです。シールはなくしちゃうことが多いです。別にスマホでデータ取れるからいいかなって思います。シールはスマホのクリアケースの中に入れてる子とかたまにいますよ」(高校2年 都内在住)
――「ピンプリ」って言葉を聞いたことありますか? プリクラを自分1人(ピン)で撮ることなんですけど...
「初めて聞きました。1人でプリクラ撮ってる人なんて見たことないです(笑)」(高校1年 都内在住)
――「チュープリ」するカップルって周りにいますか? してみたいと思いますか?
「え! そんなのしてるカップルはいないですよ!(笑)。絶対したくないよね。黒歴史になる。別れたあと流出しちゃったら人生終わる(笑)」(大学1年 都内在住)
では一体、Z世代の間で流行っているプリクラとは? 最新トレンドを聞いてみた。
「推しのキメポーズで撮るのが流行っています。人気アイドルがしたポーズはみんなマネしてやってます」(高校1年 都内在住)
「何かイベントがあったときに『記念プリ』撮るのが流行ってます。ついこの前、学校で体育祭があったからみんなでヘアメ(ヘアメイク)したまま撮りに行きました」(高校3年 神奈川県在住)
「プリの画像をスマホでダウンロードして、アプリでさらに加工してからインスタにアップしてる子が多いです。いかに盛るかが大事なんで」(大学3年 都内在住)
時代とともに変化するプリクラ文化だが、プリクラは今も昔も若い世代に人気のようだ。
すべての利用客が安全に楽しめるように各店舗、対策を取る必要がある。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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