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たった“30円の差”でマクドナルドが混雑? 「ポテト250円キャンペーン」の効果を日本マクドナルドの広報を直撃

集英社オンライン / 2024年11月6日 11時0分

11月5日(火)から期間限定で、全国のマクドナルドで「マックフライポテト」のM・Lサイズを特別価格250円で販売するキャンペーンが始まった。さっそく店には、お得なポテトを目当てに多くの人が並んでいる。

【画像】日本では食べられない!? 世界のマクドナルドのご当地メニュー

「野菜摂取のために毎日ポテト食べます!」

マックフライポテトのLサイズの通常価格は380円。250円ということは、割引率は34%OFF。確かにかなりお得なキャンペーンだ。マックフライポテトの割引キャンペーンは数か月に一度ほどの割合で行われているが、今回は通常のキャンペーンより期間が長い、18日間となっている。

近年、物価の高騰でどこの飲食店でも値上げが行われているだけに、このキャンペーンを喜ぶ声は多い。実際に店舗へ行くと普段と比べて、初日から客数は明らかに増えているように感じた。

SNS上でも、さっそくポテトを求める声が。

〈今日からマックのポテトが250円と聞き、さっそく食べちゃいました〉
〈250円はありがたい。釣られてマックに来た〉
〈昼過ぎによってみたらさすがに人が多かった〉
〈野菜摂取のために期間中毎日夕飯ポテト食い散らかし計画始めるしかない〉
〈マクドナルドで隣の隣の女子高生が「えっ、ちょっと待って、ポテト250円だって!」と騒いでいた〉

マクドナルドでは、2022年3月から2024年1月にかけて、5度の値上げを行っている。その間、看板商品の「ビックマック」は410円から480円にまで上昇(都市型店舗では530円)。率に換算すると約17%のアップだ。

マックフライポテトのLサイズも、340円から380円(都市型店舗では420円)へ値上がりした。こうした背景も、消費者がキャンペーンを大喜びする理由の一つとなっているだろう。

ただ、そんな中でもマクドナルドを以前のように安く食べられる方法がある。クーポンだ。さまざまな媒体からマクドナルドのクーポンは配られているが、マクドナルド公式アプリから配信されているクーポンは特に値引き率が高い。

そしてこのクーポンの中でも群を抜いて人気なのは、マックフライポテトの割引クーポン。通常380円のLサイズが、280円で購入することができるうえ、このクーポンはほぼ毎日のように、配信され続けている。

「280円のクーポンいつも配ってるやん」

と、ここで注目なのが、今回のキャンペーンとの比較。実はクーポンを使う人にとっては、キャンペーンをしても、普段の値段と30円しか違わないのだ。

そのため、一部ではポテト250円に対して、

〈280円のクーポンいつも配ってるやん。意味あるか?〉
〈普段からクーポン使えば280円なんだが。30円のために人が多くなって混むのは勘弁してほしい〉
〈250円だからマクドに来る人は、クーポン知らないから30円引きがそんなありがたいかどっちなんだ〉

なんて声もあがっている。

SNSでは喜びの声を多数確認できたが、実際にこのポテトキャンペーンにはどれほどの効果があるのだろうか。マクドナルドの広報担当に問い合わせると、下記のような回答があった。

「具体的な数字の回答は差し控えさせていただきますが、多くのお客様から『マックフライポテト®のキャンペーンを楽しみにしている』というお声をたくさんいただいております。また、こちらのキャンペーンは、決められたタイミングで実施しているというわけではございませんが、過去は2023年8月、2024年3月、8月に実施しております」

数字こそ教えてもらうことはできなかったが、キャンペーンの頻度を見る限り、確かに効果はあるようだ。

ちなみにこのポテトキャンペーンだが、数年前にはもっと安い値段で行われていた。2020年には、S・M・Lの全サイズを150円(税込)で販売している。

そしてこの150円キャンペーンこそ、かつて大人気のセールだったのだが、2020年9月を最後に行われておらず、以後、ポテトキャンペーンの価格設定は250円となった。

わずか数十円の値引き率だが、この数十円が、多くの人に幸せをもたらしてくれている。

取材・文/集英社オンライン編集部

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