1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

〈児童ポルノ販売〉「性犯罪を抑止する目的で運営した」逮捕された元大学教授のムチャクチャな“言い訳”…地域医療発展にも尽力した名ドクターがなぜ?

集英社オンライン / 2024年11月14日 7時0分

長崎県立大学の元教授で医師の立石憲彦容疑者(63)が、児童ポルノ販売サイトを運営し、10歳前後とみられる女児の動画を公開した疑いで逮捕された。「小児性愛者の児童への性犯罪を抑止する目的で運営していた」と供述をしているという。地域医療の発展に尽力してきた医師がいったいなぜ、児童ポルノを販売するようになってしまったのだろうか。

〈画像〉教え子とともに満面の笑みを浮かべる立石容疑者

容疑者は地域のために尽力する一面も

児童ポルノ禁止法違反(公然陳列)の疑いで埼玉県警に逮捕された立石容疑者。2023年1月ごろ、自身が運営する販売サイトで、児童ポルノ動画2点を閲覧可能な状態で陳列した疑いが持たれている。

現在、運営していたホームページはすでに閉鎖されているというが……。

「県警によると、ホームページには10歳くらいの女児が出演している動画が掲載されていました。ほかにも動画約80点や画像ファイル約350点が、800円から1万円程度で販売されていたようです。

立石容疑者は、サイトを開設・運営したことについては認めていますが、『無修正の動画を公開したとは思っていない』と容疑の一部を否認しています。一方で、『2000万円程度を売り上げた』などとも話しているそうです。県警はわいせつな動画や画像を販売していたとみて調べています」(全国紙記者)

2000万円も売り上げていた児童ポルノ販売サイト。そんなサイトについて、立石容疑者は「小児性愛者の児童への性犯罪を抑止する目的で運営していた」と供述をしているという。

いったいどんな人物なのだろうか。

立石容疑者は当時、長崎県立大学看護栄養学部看護学科で教授として勤務していた。

同大は集英社オンラインの取材に「立石教授は2006年4月から大学で勤務しており、今年3月に一身上の都合で自己退職しました。勤務態度に特に問題はなく、大学でのトラブルは把握していません。捜査を受けていることは大学として認識していますが、詳細については把握しておりません」と回答した。

立石容疑者は大学教授という肩書きのみならず、地域医療の発展や自由診療専門の訪問診療の運営などにも関心を持っていたとみられ、医師としてだけの活動にくわえて、「地域創生ケアビジネス研究会」の会長としても活躍していた。

同研究会のホームページなどによれば、超高齢化社会のなか、高齢者やハンディキャップを持った人たちを支える仕組みへのニーズが高まっており、医療や介護のビジネス促進を目的として、2017年4月に医療関係者ら有志で結成されたという。

知人によると、2018年にはボーイスカウトの全国大会で、医師という立場で医療チームの一員として救護所対応に熱心に当たっていたという。

仕事も家庭も順風だったが…

大学のすぐそばで自由診療専門の訪問診療を行なう「立石往診診療所」でも勤務していたようだが、今年3月に大学を自己退職後、4月には〈診療所廃止〉というタイトルでこうホームページに綴っていた。

〈転居となり開設住所不在となるため運営ができなくなるため、3月31日に診療所を廃止しました。これまで、利用者がいないため廃止しても困る人はいないと思われます。〉

捜査の手がおよび、不本意な転居だったのだろうか。“困る人はいない”と自暴自棄になっているようにも見受けられるが……。

一方で、立石容疑者のフェイスブックには、勤めていた長崎県立大の学生の卒業・修了を祝う投稿や、女子学生に囲まれながら花束を抱える立石容疑者の写真が載っており、充実した”教授人生”を歩んでいたように見える。

また、立石容疑者には娘もいるようで、2012年にはこんな投稿をしていた。

〈こども美術展に娘の作品が特選に選ばれました。夏休みの宿題で、妻もずいぶん協力したようです。おめでとう〉

〈今日は娘の卒業式。3年間いい時を過ごすことが出来たと思います。おめでとう。〉

仕事にも家庭にも恵まれ、医師として教授として順風満帆な様子がうかがえるが、被害児童やその家族からしたらたまったものではない。

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください