〈懲役14年〉「卑劣極まりない」7人の女児に性加害、3人を撮影した鬼畜保育士は出会い系でも買春…被告の母親は「気持ち悪い。顔も見たくない」
集英社オンライン / 2024年11月14日 19時44分
〈「去勢して一生独房から出ないで!」鬼畜保育士に不同意性交された5歳女児家族の嗚咽と涙〈求刑15年〉〉から続く
勤務先の保育園(東京都墨田区)で少なくとも7人の女児に性的暴行を加えたとして計7回逮捕され、不同意性交罪などに問われた元保育士の長田凪巧(おさだ・なぐみ)被告(27)の判決公判が11月14日、東京地裁であった。室橋秀紀裁判長は「自身の立場を利用して児童を欲求のはけ口にし、その悪質性は顕著で、厳しく非難されるべき」として懲役14年(求刑懲役15年)の実刑判決を言い渡した。
〈画像〉「オレって幸せものだな~」とSNSに投稿も、ウラでは出会い系アプリで買春をしていた長田被告
7人の園児に性的暴行、3人を撮影
室橋裁判長は不同意性交等、性的姿態等撮影等、児童ポルノ禁止法違反、強制性交等、強制わいせつと起訴内容を読み上げ、「主文、被告人を懲役14年に処する。未決勾留日数中、180日をその刑に参入する」と判決を言い渡した。
この日も上下黒のスウェット姿の長田被告の髪は坊主からやや伸びたスポーツ刈り程度で、眉間にシワを寄せてやや正面下の一点を向き、拳は両膝の上。判決言い渡しの瞬間も真っ直ぐ前を見つめたまま微動だにせず、傍聴席も水を打ったように静かなままだった。
裁判長は厳しい表情で量刑の理由を次のように述べた。
「約2年間にわたり勤務していた2ヶ所の園で7名に口腔性交等を行った。被害者が性的意図を理解できず、抵抗もできないことにつけ込んだ卑劣極まりない犯行。自身の立場を利用して児童を欲求のはけ口にし、その悪質性は顕著で、厳しく非難されるべき。
各被害者は性的自由を侵害され、将来の健全な成長に影響を及ぼす可能性もあり、被害結果は言うまでもなく大きい。3名の被害者は撮影までしている点も看過できない。本来であれば安心して子どもを預ける保育園において、我が子が被害を受けたことに対する各被害者の悲痛な心情は察するに余りあり、被告人に厳しい処罰を求めるのも至極当然である。
このように、本件の心象はまことに悪く、被害弁償もされていないため、被告人の刑事責任は重大である。事実を認め公判で謝罪を述べていることや前科前歴がないなど、被告人に有利にくむことができる事情があっても、主文の刑は免れない」
この間も長田被告は肩を落としたり汗を拭ったりすることもなく、微動だにしなかった。公判はわずか6分ほどで閉廷し、長田被告は退廷した。
元妻に「裁判で色々聞かされると思うけど、信じないでね」
これに先立ち10月15日に行われた論告求刑公判には、長田被告と離婚した妻の共通の知人男性が傍聴に来ており、「(被告は)普段はどちらかというとしゃべらずにいられない人だったので、(今日は)大人しくは見えたんですけど。本人が法廷でしゃべる場面があったんですけど、整理ついてない感じで、何が言いたいのかがちょっとわからなかったですね」と集英社オンラインの取材に答えた。
知人によると、この日は犯行当時に同園の園長だった長田被告の父親も傍聴に訪れていたという。
「父親は一応縁は切ってたけど、やっぱ気になって来ていたのでしょう。公判で長田はお兄さんをボロクソに言っていたから会わせられないでしょうし、母親は『もう一生顔見たくない」『気持ち悪い』って…。でも『自分の子育ては絶対に間違ってなかった』とも(事件発覚後も)強弁していたようですが…」
長田被告は元妻に謝罪の手紙を送っている。手紙では出会い系アプリで不特定多数の女性に接触を取っていたことも触れていたという。しかし…
「理由があるけど言いたくないみたいな。裁判で色々聞かされると思うけど、信じないでねみたいな。もうずっとそんな感じの内容だったようです」
元妻はさすがに愛想を尽かして裁判の傍聴に来る気も失せたそうだ。子供たちの養育費を負担するつもりかどうかも長田被告はきちんと説明できなかったという。
自分が父親だっていう認識もないし、保育園の先生だっていう認識もおそらくないでしょう。これまで父親らしいこともしてきてないんですよ。そもそもほとんど家にいない、平日や土曜日は仕事といいながらマッチングアプリばかりして、日曜日はバイクが好きなので、ツーリングへ行ってしまう。多分、下の子は父親の存在をわかんないんじゃないかなって思うぐらい、夜帰ってくるのが遅かった」
知人は拘置中の被告の様子も知っていた。
「妻や親族が面会に行くと、初めは泣き崩れるかと思ったら、自分の擁護ばっかりだったようです。妻が黙っちゃうぐらいずっと自分のことばかりで、なんて反省のない人なんだなと呆れていました。弁護士も半分さじを投げていた」
判決言い渡しでは、裁判長から厳しい言葉が並べられたものの、求刑より1年「おまけ」してもらった長田被告。被害者家族が「去勢して一生独房から出さないでほしい」と慟哭した鬼畜は今何を思うのか……。
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取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班
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