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「どうぞ家に帰って1人で飲んで下さい」「アホやなぁ。飲みで得られる情報あるのに…」“飲みニケーション”不要半数超え…職場の飲み会の正解とは

集英社オンライン / 2024年11月23日 17時20分

11月23日、日本生命は職場でのコミュニケーションについてアンケート調査の結果を公表。同アンケートでは、職場の人と飲食をともにする「飲みニケーション」について、「不要」「どちらかといえば不要」といった回答が56.4%と半数以上を占め、直近3年間で最多となった。こうした結果をふまえてSNSを中心に賛否さまざまな声があがっている。

【図】職場の飲み会は「コレ」がしんどい!

「飲みニケーション」必要が意外にも20代に多いワケ

今年も忘年会シーズンが到来した。

コロナ禍もすっかり落ち着き、心おきなく忘年会を開催するという職場もあるだろう。一方で、コロナ禍での習慣が根付いて忘年会は行わないという職場も多いようだ。



コロナ禍を経て新しい働き方やライフスタイルが根付いていることに加えて、昨今のコンプライアンス意識の高まりも相まって、職場での飲み会を不要に感じる人が一定数いることもその原因となっている。

日本生命が実施したインターネットアンケートによると、「飲みニケーション」を必要としている世代は、現役世代の中では意外にも20代が多く、40代以上で明確に「不要」としている人が20〜30代を上回る結果となっている。

意外にも、職場で最も若い世代の20代は「本音を聞ける」「上司との距離が縮まる」といった理由から飲み会を「どちらかといえば必要」と感じている人も一定数いた。逆に、中間管理職の中年層のほうが、ハラスメントなどのリスクが高まる「飲み会」を避けたいという意向から、職場での飲み会を明確に「不要」とする人が増えると見られている。

 こうしたアンケート結果をふまえて、SNS上ではさまざまな声が上がっているが、「飲み会」に対して懐疑的な見方の意見としては、

〈会社の飲み会は気を使うし面倒くさすぎる。飲みが好きでもストレスだし、上下関係もあるし、マウントをとってくる上司はウザい。飲みニケーションが必要って言ってるのは好き勝手言える立場の人だげでしょ! どうぞ家に帰って1人で飲んで下さい〉

〈飲みニケーションが必要だとか有効だと言ってるのは、後輩に有り難くない武勇伝とか説教をかまして「部下と奇譚のないコミュニケーションが取れている」と勘違いしている老害上司だけ説 常識的に考えて要らないよ 金を払って上司の聞きたくもない話を聞くの、時給マイナスの苦行じゃん〉

〈普段からコミニケーションが取れていれば飲みニケーションなんて全く必要ない〉

〈職場の飲み会なのに、上司/先輩が全おごりじゃないとかあり得んわ〉

〈かつて『家族が待っているので』と飲み会を断ったら、『家族なんかいつでも一緒に過ごせる』『飲み会くらい来ないと社会人として失格』などと非難されましたが、理不尽以外の何物でもありません〉

といった意見がある。

中には、「会社の飲み会でしんどい10のこと」として、「話題が悪口大会になること」、「自慢話の多さ」、「若手の参加費の高さ」などを挙げて、20〜30代が飲み会を嫌がる理由を端的にまとめる人もいた。

飲みでしか得られない情報があるという意見も…

こうした「飲み会不要」の機運が高まる一方で、職場での「飲みニケーション」に対して理解を示す意見もある。

〈アホやなぁ。飲みで得られる自分に有利な情報って相当あると思うが。喫茶店で聞ける話と、居酒屋で聞ける話が一緒とは限らんだろうに〉

〈私もアンチ飲みニケーションなんだけど、会社の飲み会が好きな人や"好きなフリができる人"のほうが仕事ができるってのは事実なんだよな〉

〈「飲みニケーション」は出ておくことで、ミスっても助けてくれる誰かが出てきてくれるみたいなところあるから、一概に不要とも言えんところがアレ〉

〈飲みニケーション やはり効果は絶大。お酒が入らなくても良い。食事会で良い。一緒に食べるって大事なんだよね〉

〈自分が中間管理職になってわかったけど、リモートワークは非効率的だし、自宅でできる業務でも出社する意味はあるし、チャットよりは電話で話すべきだし、業務に直結しないビジネスマナーも押さえておくべきだし、飲みニケーションは大事なんだよなあ〉

今回のアンケート結果では、「不要」「どちらかといえば不要」といった回答が56.4%と僅差で上回ったが、まだまだ飲みニケーションを必要と感じている人も少なくないのが現状だ。

また、職場での飲み会は、避けて通れない人も多いだろう。

飲みニケーション対して肯定派も否定的派も、せっかく同じ卓を囲んで杯を交わすからには、自分もまわりも楽しめるような細かい配慮がこれまで以上に必要なことは間違いなさそうだ。

取材・文/集英社オンライン編集部

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