夜の大学キャンパスで男女の“禁断の行為”を目撃「マジでやっちゃったね」聞こえてきたカップルの生々しい会話
集英社オンライン / 2025年1月26日 16時0分
〈「自宅マンションの非常階段でおっぱじめ」不審な若い男女をつけてみると…“人の行為を目撃した”驚きの体験談証拠確保で撮影するとどうなる?〉から続く
昼間の喧騒から解放され、まるで別世界のように静まり返る夜の学校。ときにはこの場所で、とんでもないものを目撃してしまうこともあるようだ。23歳の会社員の男性が、大学時代の忘れられない体験談を明かした。
誰もいないはずの校舎で人の気配
昨年まで関西の美術系大学に通っていた平野さん(仮名)。その大学では課題がとにかく多く、美術系の学部の生徒は日々、課題に追われながら過ごしていたという。
「大学1年からデッサン、木材加工、ポスター制作、インスタレーションアートなど、課題を山のように出されてそれをこなすのに必死でした。夜間の活動申請をすれば、工房系の部屋などを放課後もずっと解放してくれるので、学期末のころはほとんど学校に泊まり込みのような状態で作業に明け暮れていました」(平野さん、以下同)
大学1年の後期でも課題を大量に出され、平野さんは毎日のように夜間も学校に残って作業をしていた。そんな中で、とあるルーティーンができていたという。
「うちの学校は古い校舎と新しい校舎がまざっていて、工房がある校舎は古い方でした。当然、設備も古く、トイレもウォシュレットがついていませんでした。私はキレイなトイレじゃないと絶対に“大”をできないたちで、トイレのたびに新しい校舎にまで足を運んでいたのです。
まあ、大学生になったばかりということで、まだ周りに“大”をしているのがバレるのが恥ずかしい年頃だったので、夜間は誰もいない新校舎にまで行って、用を足していたというのもありますね」
平野さんは新校舎のトイレのことを、心の中で“うんスポ(うんちスポット)”と呼んでいた。そしてある日、作業中にいつものようにもよおし、“うんスポ”へと駆けて行った。
「もう何度も行ったことのある、夜間の誰もいない新校舎なのですが、その日は入った瞬間に妙な雰囲気を感じました。直感的に、多分、この校舎の中に誰かがいると思ったのです。人の気配ってやつを感じたのです。
おそらく、守衛さんがこの校舎を巡回しているのだと思い、私は息を殺してそっと“うんスポ”へと向かいました。まあ、バレても問題はありませんが、“大”のためにわざわざこの校舎にまで来ていると説明するのが恥ずかしかったし、なんだか言い訳臭くて、不審者扱いされるのではないかとも思ったのです」
行為を終えた後のカップルの生々しい会話
平野さんの好きな“うんスポ”は、この新校舎の2階。そっと階段をのぼっていったところで、“キュイッキュイッ”と、遠くから机が床にこすれるような音がしてきた。「守衛さんが机を整理しているのだろう」とはじめは思ったが、音は均等なリズムでキュイキュイとずっと鳴り続けている。
このとき、平野さんの頭の中には別の可能性が浮かびはじめていた。そして気が付くと、トイレを通り越し、音のする教室へと足を運んでいた。
「案の定というか、机に手をつき、バックの態勢で男女が激しく行為をしていたのです。暗くてよく見えませんでしたが、こすれる机と床の音と、押し殺すような息遣いが、静かな校舎の中でハッキリと響いていました。
私はというと、好奇心はあったけど、気まずさと、もし向こうにバレたら申し訳ないなという思いで、3分くらい見ていたのち、近くの部屋に身を隠しました。ちなみにあまりの衝撃で、すっかり便意はひっこんでいました」
行為が終わった後、部屋からは「やば」「マジでやっちゃったね」「これ絶対に人に言えないわー」「明日、この席に座る人に申し訳ない」など、のんきな会話の声が聞こえてきたという。
「二人の顔がちゃんと見たくなった私は、ものすごい遠回りしながら急いで先回りして、このカップルとキャンパス内の駐輪場で正面からすれ違うことに成功しました。男女ともに普通な感じで、多分、1コか2コ上の先輩。まったく知らない人だったのは少しがっかりでした。
ですが、つい数分前まで校舎内でとんでもないことをやっていたクセに、私の前で『あー、課題疲れたなー』みたいな、すまし顔をしていたのがすごく印象に残っています。まあ私もこのあと、再び“うんスポ”に行ってすばやく用をすませ、“ちょっと夜風にあたっていました”みたいなすまし顔で工房に戻っていったのですが」
平野さんの大学では、実家暮らしのカップル同士が、お金を節約するために校舎でしていることがたまにあるという。ただ、平野さんが目撃したのは、これが最初で最後だったようだ。
本人たちはバレていないつもりかもしれないが、実はばっちりと他人に見られていることもある。そういった意味でも、絶対に外でやるのはやめておこう。
取材・文/集英社オンライン編集部
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