「日常生活に支障が出るのは Kカップから」豊満なバストを持つ女性特有の悩みをMカップグラドル・ももせももが吐露「一番つらいのは睡眠時に胸で首が潰され息苦しいこと」
集英社オンライン / 2025年1月26日 16時30分
タレント・MEGUMIから「絶対グラビアやったほうがいい」と後押しされ、マツコ・デラックスからは「神々しい」と評された、胸囲129㎝のMカップの現役グラビアアイドル・ももせももさん(31歳)。グラビアアイドルになる前は保育士として働いていた彼女だが、その規格外のバストには数々の困難が伴っていたという。
「女子も男子も、先生も、街ですれ違う人も、私の胸を見ていた」
小学3年生のころには、すでにバストはDカップに成長していたというももせももさん。4姉妹の長女だが、母や妹たちは皆スレンダーな体型なのだという。
「次女は3歳下で、三女・四女とは10歳以上も歳が離れているのですが、みんな母と同じくスレンダーな体型なんですよ。でも、父方の祖母が70代でDカップ。おそらく、その時代の人としては大きいほうだと思うんですね。なので、私はよく巨乳界隈でささやかれる “隔世遺伝”というやつだと思います」(ももせさん、以下同)
ももせさんは、小学校の担任から「親御さんにブラジャーを買ってもらいなさい」と諭され、初めてデパートでブラジャーを購入。そのときのエピソードを教えてくれた。
「当時、すでにかなり“ポッチ”が目立っていたので、先生も気を遣って勧めてくれたんだと思います。おばあちゃんも私の体を気にかけてくれたのか、スポーツブラではなく、わざわざデパートに連れて行ってくれました。
胸を採寸するときは少しソワソワしましたが、店員さんが『胸の形が崩れないように』『胸が揺れる痛みを軽減するために』と丁寧に説明してくれました。その話を聞きながら、私は『そうなんや〜』と思っていましたね」
そのときは、ブラジャーを3着購入したという。着用することで胸の揺れはたしかに軽減したが、周囲の好奇の視線を浴びる状況は変わらなかったそうだ。
「女子も男子も、先生も、街ですれ違う人も、みんな私の胸を見るんですよ。特に体育の授業のときは、女の子たちがブラジャーを見てくるので、それ以外の日に着けるようにしていました 。でも、胸のことでイジメられたことはありません」
「先生のおっぱい、すごいなぁ!」保護者にも人気だった保育士時時代
中学校から高校にかけてIカップに成長したももせさんは、その後、保育の専門学校に進学。20代になると、さらにIカップからMカップへと急激に大きくなっていったそうだ。
「体感的には、Kカップくらいから日常生活に支障をきたし始めました。まず、階段を降りるときに足元が見えなくなるんです。
それに、日常のちょっとした動きでも体幹の力が必要で、屈んだり物を持ち上げたりするだけでバランスを崩して転びそうになります。爪を切るときも、胸が圧迫されてやりづらい。
なにより、仰向けに寝ても横向きに寝ても胸が首を圧迫してしまい、気道を確保するのが難しいんです」
また、Mカップのブラジャーは海外の下着通販サイトでもほとんど販売されていない。
ももせさんは、自分に合うブラジャーを探すのに5年以上も費やし、現在は1着10万円以上するオーダーメイドのブラジャーを購入しているそうだ。
「現在着用しているブラジャーは、オーダーメイドでワイヤーから作ってもらっています。だから、フィット感がまったく違うんですよ。ただワイヤーだけで10万円ほどかかり、それ以外にもデザイン代や布代などを含めると、1着で合計15万円近くかかってしまい……。
だから所有しているのは3着だけで、手洗いしながら大切に使い回しています。もしワイヤーが飛び出したり壊れたりしたら、お直しをお願いしていますね」
グラビアアイドルになる前は、保育士として働いていたももせさん。その体型から施設では親しまれる存在でもあったと、当時のエピソードを語ってくれた。
「三女・四女とは結構歳が離れていて、私も妹たちのオムツを替えたり、ミルクをあげたりしていたので、昔から赤ちゃんのお世話は得意でした。
だから、子どもの扱いには慣れていたんです。保護者のお母さんたちからは『先生のおっぱい、すごいなぁ!』『私にも分けてほしいわぁ』なんて言われて、なんだか“マスコットキャラクター”のような感じで親しまれていましたね」
「ニットを着て信号を待っていたら、軽トラの運転手が……」
だが、街では変わらず好奇の視線を浴びてしまい、ついには次のような“事故”にも遭遇したという。
「保育士時代、ニットを着て信号待ちをしていたんです。すると、目の前を通り過ぎていくバイクの人が、私を見て“はっ”という顔をし、二度見、さらに三度見して転倒してしまいました。
その後、軽トラックの運転手が私の横を通り過ぎるときに、同じように三度見して電信柱に突っ込んでしまったんです。
そのとき、『ニットなんて着ている場合やない』と思い、それ以降はダボダボの服を着るようになりました」
この経験から、「私の胸は見えないように、気づかれないようにしなければならない」と強く思うようになったというももせさん。これをきっかけに、もともと内気だった性格に拍車がかかり、仕事以外ではほとんど外出しなくなったそうだ。
「実はその当時、17歳のときから付き合っていた彼氏がいました。このままその彼と結婚するんだろうな、と思っていたんです。そのころは、それが当たり前のように思えて、不満もなく、自然に進む道だと感じていました」
しかし、22歳のとき、ももせさんの人生に転機が訪れた。
「休日に、大阪・日本橋にあるゲームセンターに行ったんです。そのとき、今の事務所の社長から『グラドルやりませんか?』と声をかけられました。
それまでにも風俗やAVのスカウト、ナンパなどで声をかけられることはたくさんありましたが、グラビアに誘われたのは初めてで。心が踊りましたね。私、ずっとグラビアに憧れていたので……」
インタビュー後編では、グラビアアイドルとしての現在の活動や、今後の展望について聞く。
取材・文/河合桃子 集英社オンライン編集部ニュース班
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