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〈伊豆大島・ラウンジ嬢を農機具でバラバラ遺体に…〉「(被害女性の)連絡先も知らない」「心配だな」と逮捕前に不倫チャラ男はシラばっくれていた

集英社オンライン / 2025年1月25日 15時27分

〈伊豆大島ラウンジ嬢・死体遺棄)不倫の末、別恋人まで…チャラかった元暴走族男に被害女性は包丁を2本購入、手にガムテープでグルグル巻きにして家に乗り込む交際トラブル〉から続く

伊豆大島(東京都大島町)の「砂の浜」に交際相手の女性の遺体を捨てたなどとして警視庁が死体損壊・遺棄容疑で逮捕した畳店経営・柳瀬宗達容疑者(45)=大島町元町=が「遺体は燃やしてから切断して海に捨てた」と供述していることがわかった。埼玉県に別居中の妻子がいる柳瀬容疑者は、不倫関係にあった被害者女性とは過去にもトラブルを起こしており、警視庁は死亡の経緯についても知っているとみて追及している。

〈写真〉マイクを片手に…柳瀬容疑者と静香さんの2ショット写真

農機具でバラバラにしてから袋に入れて海岸に捨てた

逮捕容疑は昨年9月9日から10月23日の間、大島町元町で飲食店アルバイトの高瀬静香さん(37)=静岡県下田市=の遺体を損壊し、島南西部に位置する「砂の浜」海岸に捨てた疑い。

警視庁は1月22日に柳瀬容疑者の自宅などを家宅捜索、24日に疑いが強まったとして逮捕し、同日中に千代田区の本部庁舎に移送して本格的な取り調べを始めた。

「北海道出身の高瀬さんは各地のリゾート地を転々とし、飲食店アルバイトなどで生計を立てるライフスタイルで、2019年から伊豆大島のラウンジに勤め、客として知り合った柳瀬容疑者と交際を始めた。

しかし、不倫関係にあった2人の交際は順調とはいかず、大島署は2023年9月と2024年5月の2回にわたって柳瀬容疑者から相談を受けるなど、男女間のトラブルとして把握していた。

高瀬さんは下田市に転居し、飲食店で働いていたが、『伊豆大島の彼氏のところに寄ってから別の友達と沖縄に旅行する』と同僚に伝え、同年9月9日に熱海から船に乗って伊豆大島に来島。

同12日に竹芝桟橋行きの船に乗る予定で、同11日、柳瀬容疑者の自宅のWi-Fiを通じてスマホで予約を入れたものの乗船はせず行方不明に。そして、10月23日に『砂の浜』で大腿骨など遺骨6片が見つかったのです」(警視庁担当記者)

状況から柳瀬容疑者は高瀬さんの失踪直前まで一緒にいて、死亡の経緯についても知っているとみられる。

「逮捕後の取り調べで柳瀬容疑者は容疑を認め、『自宅から1キロほど離れた畳の保管小屋の前の空き地で遺体を燃やし、農機具でバラバラにしてから袋に入れて海岸に捨てた』と具体的な供述を始めています」(同)

♯1♯2♯3で詳報したように、柳瀬容疑者は、妻子がいながら高瀬さんや他の女性とも交際していた“チャラ男の遊び人”だ。高瀬さんが勤務していたラウンジには交際を隠していたというが、狭い島内で2人の関係は筒抜けだった。共通の知人男性はこう証言した。

「2人が付き合っているというのは知っていましたよ。直接聞かされたわけではありませんが、2人で楽しそうにしていたし、それは見たらわかりますよ。高瀬さんが島内で働いていた時に一緒に飲んだり昼飯に行ったこともありますが、高瀬さんは冗談を言って楽しい感じの方でしたよ。お酒も楽しく飲む方って感じです。

その高瀬さんが行方不明になっていると知ったのは、リゾートアルバイト界隈の繋がりがあった子からの情報でした。それが昨年の10月の中旬くらいで、『砂の浜』で女性の骨が出たと知ったのはそれから1ヶ月後くらいでした」

「高瀬さんが行方不明という情報がきたんだけど知らないか?」と聞くと…

当初は高瀬さんの失踪と「砂の浜」の骨に関連があるとは思わなかった知人だが、結果的に捜査の進展をアシストしたようだ。

「しばらくしてから『気になるよね。もしかしたら(砂の浜の骨は)高瀬さんじゃないかなって』と知り合いと話すようになり、その人が警察に情報提供したんです。後から『大島の彼氏と沖縄に行く』って言ったきり行方不明になったと聞いて、思い当たる『彼氏』は柳瀬くんしかいなかったので、彼に電話したんです。『高瀬さんが行方不明という情報がきたんだけど知らないか』と。彼は『最近連絡もとってないし連絡先も知らないからわからない』と言っていました。電話なので表情は見えませんが普通に話しているように感じました。

その後、一度偶然会ったのですがその時に柳瀬君の方から『高瀬さん気になるよね。心配だよね』って言っていました。その時点で高瀬さんはすでに亡くなっていたわけですから、柳瀬くんが嘘ついていたのかなと思うと悲しいというか辛い。どういう心境でそんなことを言ったんでしょうね」

後先考えずに女遊びを続け、トラブルに発展すると嘘をついてその場しのぎを繰り返しきた柳瀬容疑者。イグサの香りに慣れ親しんだ畳職人は今、留置房のビニール畳の上で何を思っているのだろう。

※「集英社オンライン」では、今回の事件についてご意見、情報を募集しています。下記のメールアドレスかX(旧Twitter)まで情報をお寄せください。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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