篠田麻里子「いろいろなことを悩みすぎちゃって…」 “完璧な女性”像を壊した激動の2024年を振り返る
集英社オンライン / 2025年2月8日 12時0分
〈AKB時代に篠田麻里子が放った「潰すつもりで来てください」の真意…「辞めればいいのに」のバッシングを経て身についたメンタル〉から続く
ドラマ『離婚しない男・サレ夫と悪嫁の騙し愛』で濃厚な不倫シーンを演じ、評判を呼んだ篠田麻里子。そんな彼女は5年ぶりに映画『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』にも出演している。また、YouTube活動やスキンケアブランドなど新たな挑戦について振り返ってもらった。〈前後編の後編〉
【画像】子育て→自然体で発信するチャンネルに変えたYouTube「篠田麻里子と。」
今のYouTubeでの自分は自然体
――昨年は自身のYouTubeチャンネル「篠田麻里子と。」を再開されました。以前のチャンネルとはなにが違うんですか?
篠田麻里子(以下同) 前にやっていたYouTubeは子育てをテーマにしたチャンネルで、ママ向けに自分が思うことや大変さを共有したいというチャンネルでした。
それは離婚を機にやめて、子供を映すのも違うかなと思って、自分を自然体で発信するチャンネルに変えて再始動しました。
――テーマを限定せず、もうちょっと自由なチャンネルになるのでしょうか。
完璧主義なので、以前のYouTubeでは無理をしていたんです。ご飯とかも手を抜いてもいいのに、頑張って献立の種類を増やしたりとか。
いろいろなことを考えすぎて悩みすぎちゃって、そういうのはもうやめようと。
さまざまなことを経て、自分の中ですごくラクになったので、これからは自然体で無理をしすぎないようにしようっていうスタンスに変えたんです。
――2024年は女優としての新生面を『離婚しない男・サレ夫と悪嫁の騙し愛』で見せ、YouTubeも再開。また、フリーにもなり、新しいスタートをきった感じでしょうか?
去年は全部を壊したって感じですかね? 完璧なママとか完璧な女性っていう、自分が思い描いていたものを一回ぶっ壊すみたいな感覚がすごくあったんですよ。
あの役(『離婚しない男』の綾香)ってママとしてはちょっと? な感じじゃないですか(笑)。でも、あの役の中にある女性の複雑な気持ちだったり、親としての大変さだったりは描かれていたと思うんです。そういう部分は視聴者の方にも共感していただけたと思うし、自分もすごくそこに共感しました。
以前は、仕事に対して完璧にやろうっていう自分がいて、もちろん完璧にできればいいんでしょうけど、なんだろう、“生きているだけで十分”じゃないですけど、それぐらいのスタンスでいるとそんなに気負って無理しなくてもいいのかなって思えてきたんです。
それが今の生きやすさに繋がっているし、表現するときの楽しさにも繋がってきています。だから、去年はある種の完璧にやるっていうのを壊した年でしたね。
今、ブランドをプロデュースするワケ
――新しい面というと、俳優・タレント活動と並行して、2022年には新たにスキンケアブランド「yokayo」を始められましたね。
工場と原料は全部、私の故郷である(福岡県)糸島のものです。私自身、もともとアトピーで肌が弱くて、使うものとか食べ物にこだわりがあったんですけど、自分の子どもが生まれたときに、子どもでも使いやすいスキンケアが欲しいなと思って作りはじめました
――以前の失敗なり経験なりから学んだこともあるのでしょうか?
そうですね。あの失敗をもとに、今回は全部自己資金でやって、クレームも自分で受けるって決めて、このブランドを立ち上げたんです。
自分でやるとお金の苦労も業務の大変さもわかるので、改めて働いているスタッフへの感謝もあるし、学ぶことも多いです。私、このブランドからは1円ももらってないですよ。いまはお金を払って運営している感じです。
ほぼすっぴんで臨んだ5年ぶりの映画
――5年ぶりの映画出演作『BLUE FIGHT ~蒼き若者たちのブレイキングダウン~』が公開されました。篠田さんは不良少年の母親役ですが、三池崇史監督からはなにか役作りのリクエストとかあったんですか?
「マットでお願いします」とだけ言われてました。キラキラ感を消したマット感。劇中の旦那さんが1年半ぐらい留置所に入っていて、自身の美容には手が回っていない妻という設定なので、髪も艶を消してゴワゴワにして、ほぼすっぴんで演じました。
――格闘シーンは三池監督の映画らしく、すごい迫力がありました。三池さんとは舞台も含めると今回で4作目ですね。
『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ』というドラマも一緒にやらせていただきました。今回の『BLUE FIGHT』は三池さんっぽい作風だと思うんですけど、マジマジョと振り幅が広すぎて、なにを考えてるかわからない人だと改めて感じました(笑)。
――壊した後になにが生まれるか、2025年も楽しみです。
そうですね。ちょっとずつ光が見えてきました。事務所がなくなってしまい、いまはマネージャーさんと2人でやっているんですけど、これからは自分たちが面白いと思ったものは全部挑戦していきたいなと。
今までやらなかったことでも、2人だからこそできることもあるので、ママだからとか40歳だからとか、そういうものにとらわれないで自由にやってみたいです。
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取材・文/高田秀之 撮影/杉山慶伍
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