――物語を動かすキーパーソン・龍二役を演じることが決まったとき、率直にどう思いましたか?
キーパーソンだということや物語の先の展開についてはあまり深く考えずに、そのとき、そのときの龍二でいればいいという気持ちで臨もうと思いました。
僕は『梨泰院クラス』も観ていたんですけど、龍二は抑え込まれて育ったから内気な性格ですけど、強い信念を持っていて、自分の人生を生きるために長屋を飛び出す前向きさもあって。でも、好きな人や信頼している人の言葉を前に揺れてしまう、その部分もちゃんと表現したいので、全部を決めずに、その場で生まれるものを大切にして演じています。