「世界一アクティブな女性コミュニティへ」というビジョンを掲げ、昨年9月に開幕した「WEリーグ」。スポーツ界に蔓延するジェンダー課題解決への取り組みを進めてきたが、一方で、予算難による試合数の減少、集客難、秋春制移行によるイレギュラーな日程の組み方など、課題も多い。
現場が直面している問題について、4月上旬に当サイトに寄稿したところ、記事が配信された翌日、WEリーグ事務局から一通のメールが届いた。
「記事を拝読しました。チェアとお会いいただく機会を頂戴できないでしょうか」。
送り主は、現場で各クラブとの折衝を続けてきたリーグの女性広報。「チェア」とは、WEリーグのトップで、日本サッカー協会(JFA)副会長でもある岡島喜久子氏のことだ。早速取材を申し込むと、快諾の返答。岡島チェアは現状の課題をどのように受け止め、リーグの未来図を描いているのかを伺った。