20歳の一人旅でフィンランドに一目惚れをしてから、ずっと夢だった「フィンランドで寿司職人になる」という夢が、ついに叶った。
会社員を続けながら寿司学校に通い、週末は寿司屋さんで修業を続けて3年目の出来事だった。現在はフィンランド人オーナーさんの経営するレストランで、毎日お寿司を作りながら作家活動を続けている。
一目惚れから移住まで13年。ここまでの道のりは叶えたい夢が原動力になっていたけれど、夢があるからこそ悩むことも、同じくらい多かった。
「無謀な夢なんじゃないか」「足りないことが多くて苦しいな」……そんな風に感じて、夢を諦めそうになる日もある。
けれどそんな時、ふわっと気持ちを軽くしてくれた本が2冊あった。