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尾田栄一郎が「思いっきり遊んで!」かまいたちの『ワンピースバラエティ』

集英社オンライン / 2022年6月30日 12時1分

2020年より放送スタートした『ワンピースバラエティ 海賊王におれはなるTV』。番組の魅力と、かまいたち、そして尾田栄一郎のすごみを番組演出の玉野鼓太郎氏に聞いた。ちなみに山内さんのコスプレ、あなたはいくつわかりますか? 気になる答えは文末に。トップ画像/コスプレクイズ① 寅さん…? ©フジテレビ

『ONE PIECE』を題材にした公式バラエティ番組『ワンピースバラエティ 海賊王におれはなるTV』(以下、『海賊王におれはなるTV』)。その最新回が「ワンピースネタNo.1決定戦! ワンワンGP」が6月30日(木)25時25分からフジテレビで放送される。

最新回の内容は、同番組の人気企画『ワンピネタ-1グランプリ』。ワンピースを軸として作られたネタ動画を見て、ONE PIECE愛溢れるネタをしているかどうかをMCのかまいたちが判定するといった内容だ。



また、これまでには、R-1グランプリで優勝したお見送り芸人しんいちや、キングオブコントで優勝した空気階段など、賞レースでも名を馳せるメンバーがエントリーしたことでも注目(!?)されているそう。

今回も『ONE PIECE』ファンなら誰でも知る名シーンや、少しコアなシーンやキャラクターを含むネタが10本以上エントリーされていました。

さらに番組中には山内公認のアシスタント候補者も登場。ぜひ詳細は放送にて!
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/kaizokuou/index.html

番組開始時の尾田栄一郎の一言「思いっきり遊んで」

そんな『海賊王におれはなるTV』が始まったのは、2019年のこと。改めて、その番組の成り立ちを番組演出の玉野鼓太郎氏に聞いた。

――『ONE PIECE』という1つの作品をテーマにしたバラエティ番組は、かなり珍しい印象です。『海賊王におれはなるTV』の成り立ちを教えてください。

もともと2019年に『ワンピースアニメ20周年特番』があったのですが、その特番の評判がよく今の番組につながっていきました。

――作者の尾田先生も公認の番組だそうですね。

むちゃくちゃありがたいですよね。この番組を始める前、尾田さんにプレゼンに行ったのですが、「とてもおもしろいと思います! ただ、ひとつだけ“条件”があります! 僕にいっさい気を使わずに、思いっきりONE PIECEで遊んでください」と言っていただいたんですね。

この発言って、テレビの作り手からすると本当にすごい発言なんです。普通、漫画の世界観、イメージを壊す企画って原作者が嫌がるものなのですが、原作者ご本人から「思いっきり遊んでくれ」と。だから、普通なら原作者に怒られそうな遊び、かまいたちがルフィとゾロのマスクをつけてコントしたり、三大将の声優さんを使って深夜ラジオを急にやってみたり、今回収録した芸人さんがワンピースをイジりまくった『ワンピネタ-1グランプリ』をやったり…。すべては尾田さんの一言のおかげなんです。

――それはすごく心強いですね。

しかも、誰よりもこの番組を楽しみにしてくれている「1番の視聴者さん」なんです。尾田さん視聴率100%バラエティです。

――公認どころか、前向きにかなり応援していらっしゃるんだなと感じました。

心強かったですね。実際に番組が開始してからも、番組の会議には毎回集英社の『ONE PIECE』担当に参加してもらっていて、尾田さんからの感想を教えてくれるんです。それこそ、今回収録した『ワンピネタ-1グランプリ』とかは初回からかなりおもしろがってくださった企画の1つなんですよ。

演出の玉野さん

コスプレクイズ② 緑色の髪の毛が特徴! ©フジテレビ

かまいたちとの不思議な縁

――番組のMCにかまいたちさんを起用したのは、なぜなのでしょうか?

2019年に特番を行った際、指原さんや、みちょぱさん、アンガールズの田中さんといった錚々たるメンバーと共に、かまいたちさんにご出演頂いたんですね。それは、大阪出身の僕が個人的に大阪時代から大好きだったかまいたちを入れたいと思って、依頼させていただいたからなんですけど。正直ONE PIECEが好きかどうかは知らず…。

その時に「実は僕らメディアでは全然言えてなかったですが、ONE PIECEむちゃくちゃ読んでて大好きなんです!」と喜んでくれました。「もしかしたら好きなんじゃないか…」と直感でオファーしたので、大当たりだったのが嬉しかったですね。

その時の縁で現在の番組が始まったのですが、いまやとてつもない程の売れっ子になって、テレビで見ない日は無いほどに超多忙なかまいたちさんがスケジュールをとってくれるのは本当にありがたいです。

――収録をしていて感じるかまいたちのすごさを教えてください。

ワンダースワンのゲームでガチ対決をした「グランドバトル王」は圧巻でした。
僕らの狙いとしては、「強い隠しキャラ」を山内さんに使っていただき、濱家さんが悪戦苦闘する展開を想定していたんですが。実際は、濱家さんがむちゃくちゃ練習してきてノーマルキャラで、隠しキャラを使う山内さんをボコボコにし始めた。
そこから「やばい! 3連敗して終わる!」と思った山内さんが、ゲーム機のコードを引っ張って、ノーゲームにした。そこから、ありとあらゆる手を使って「ズル」をする山内とそれにキレる濱家さんという展開を瞬時にストーリーを足してくれて。
本当、かまいたちの「新作漫才」を見ているようでした。ゲーム対決って、ある程度の台本は作るものの、細かいところまでは作れないんですね。

あの場で瞬時に、そういう判断ができて単に勝ち負けだけじゃない展開を作っていったのは天才だなと思いました。あんなの絶対に台本では書けないなって、おふたりのすごさを実感しましたね。

――今回収録に参加させていただいて「はじめます」の一言で、ふわっと収録が始まったのが印象的でした。


テレビの収録現場って「それでは収録まいります! 5秒前4、3、」って大声張り上げて、ピリッとさせてから始まるんですね。ADの頃から、それがあんま好きじゃなくて。緊迫感がある現場で「楽しいものができるんだろうか」とずっと思っていて、だからこの番組はふわっと始めているんですよね(笑)。1番は演者さんが楽しんでくれること、もう1つはスタッフが楽しんでくれればなと思っています。かまいたちのおふたりが本当に優しいですし、スタッフ全員との関係性が濃厚だからこそできるんだとは思いますけどね。

コスプレクイズ③ 一番最近のシリーズに登場していた! ©フジテレビ

ONE PIECEファン以外も楽しめる番組作りの秘密

――番組を作る上で気をつけていること、意識していることがあれば教えてください。

番組開始時に、尾田さんと打ち合わせをして「ONE PIECEを全く知らない人が見た時に、なんか楽しそうな輪だな、ちょっと入ってみようかなとなるような番組にしてもらえたら嬉しい」と言ってもらったんです。だから、ONE PIECEへの愛を持ちながらも、ファンじゃない方も楽しめる内容にするべく、かまいたちと一緒に思いっきり遊ぶことを気にかけています。

――番組エンディングのスタッフロールにお名前と好きなキャラクターを載せるほど、みなさんONE PIECEファンなので、マニアックになりすぎないようにという加減は難しいのではないでしょうか?

そこはめちゃくちゃ悩むところなんですよね。だから、発言に出てきたキャラクター名やコマはきちんと出すようにしています。ファンの方なら言わなくてもわかるようなところだと思うのですが、置いてけぼりにならないように作り込んでいます。
ちなみにあのエンドロールは各々好きなキャラクターが違いすぎて、回収に時間がかかったんですよ(笑)。

――最後に、今後番組で実現したいことがあれば教えてください。

「悪魔の実トーク」という、かまいたちとONE PIECEファンの芸能人の方が愛を語りまくって、なんの能力者かを決めて、最後には尾田さんから直筆のサインが書かれた世界に1つの悪魔の実がもらえる企画があるのですが、そのコーナーに「出たい!」と言ってくださっている方がかなりいるんです。今は言えないですが、大物も…! その方々には、ぜひ出ていただきたいですね。

また、これは本当に夢のまた夢ですが、いつかONE PIECE好き芸能人のラスボス・明石家さんまさんに出てほしいです...!
これは、僕の「夢の果て」ですね!

山内さんコスプレクイズの答え
写真①海軍本部中将 トキカケ(茶豚)
写真②海軍本部准将 ブランニュー
写真③百獣海賊団ギフターズ真打ち シープスヘッド

取材・文/於ありさ 写真/フジテレビ

番組情報
ワンピースバラエティ 海賊王に俺はなるTV

©尾田栄一郎/ 集英社

「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中の尾田栄一郎による少年マンガ『ONE PIECE』。1997年の連載開始からまたたく間に人気を博し、1999年よりテレビアニメ『ワンピース』が放送開始。以来、常に高い人気を誇るロングシリーズとなり、さらにはテレビの枠を超え、映画や舞台化そして歌舞伎にもなった超人気コンテンツだ。そんな、日本を代表する世界的人気作品となっている『ONE PIECE』を愛してやまない芸能界のマニアが集まり、作品への愛を語り尽くす、ジャンプ史上初めての『ONE PIECE』地上波冠番組『ワンピースバラエティ 海賊王におれはなるTV』。番組タイトルロゴは『ONE PIECE』の原作者である尾田栄一郎が描書き下ろし、『ONE PIECE』がバラエティーへとあらたなジャンルの航海を始めることとなる。
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/kaizokuou/index.html

番組公式Twitter https://twitter.com/cx_kaizokuou

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