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派手女子×寡黙男子の恋愛が尊い…! 『正反対な君と僕』5つの推しポイント

集英社オンライン / 2022年7月4日 11時1分

空気を読んでしまう派手女子と、自分の意見をはっきり言える寡黙男子の恋愛模様から目が離せない! 「少年ジャンプ+」で連載中のラブコメディ『正反対の君と僕』(阿賀沢紅茶)の推しポイントをライター・瑞姫が紹介する。

2021年1月に読切版が公開された、阿賀沢紅茶の『正反対な君と僕』が2022年5月に連載をスタート。連載開始からわずか2ヶ月で、ダ・ヴィンチとニコニコが運営する「次にくるマンガ大賞 web漫画部門」にもノミネートされ、注目が集まっている。

本作の魅力は、「尊い…!」と口に出したくなるほどに、純粋なキャラクターたちと、共感と胸キュンが止まらない甘酸っぱいシーンの数々にある。

本稿では、筆者が“胸キュン”したポイントをピックアップして紹介したい。


『正反対な君と僕』はこんなストーリー

空気を読んで周りに合わせてしまう派手女子・鈴木が惹かれたのは、自分の意見をはっきり言える隣の席の寡黙男子・谷くん。

しかし、鈴木は「周りの目」が気になってしまうという理由で、谷くんへの気持ちを素直に伝えることができず、変な絡み方をするのが精一杯だった。

ある日、人がいない放課後、鈴木は谷くんと一緒に帰ることに。そこで谷くんから手を繋がれるという心臓バクバクのイベントまで発生し、幸せ気分に浸る鈴木。しかし、翌日学校でそのことを見られていたのが発覚して…というストーリー。

見た目も中身も“正反対”な2人の青春ラブコメディーだ。

胸キュンシーン①:「周りの目」を気にする鈴木が初めて明かす“自分の気持ち”

意中の相手・谷くんと2人で帰っていたところを目撃され、「谷と付き合ってんの?」「二人で帰ってるの見かけた」と聞かれた鈴木。それを聞き「不用意にいじられるかもしれない…」ととっさに「そんなんじゃないから‼︎」と否定したところを、谷本人に見られてしまう。弁解の余地なく放課後を迎えると、谷くんから「昨日のこと 忘れて」と言われてしまう。

そのときに、空気を読んで周りに合わせることが当たり前だった鈴木が、初めて自分の言葉で、仲間に谷くんへの気持ちを伝えるのだ。

第1話 33ページ/自分の気持ちを初めて明かす鈴木

思わず「よく言ったー!」と叫びたくなるこのシーン。同時に鈴木の「好きな人と一緒に帰りたかった」「それって何かおかしい?」と周囲に尋ねてしまうほどのピュアさには、思わず胸がキュンとなる。

さらに、この後で鈴木は周囲の応援もあり、谷くんに自分の素直な気持ちを伝えにいく。その一生懸命さは、青春時代を思い出させてくれる愛おしさで、読む側も応援せずにはいられない。

胸キュンシーン②:相手の目線で考えてくれる谷くんの優しさ

鈴木の告白をきっかけに、両思いが発覚し、晴れて2人は付き合うことに。そこから分かる谷くんの優しさが、2つ目のキュンポイントだ。

付き合えた嬉しさから泣き出す鈴木の涙を拭こうと、自分のハンカチを取り出す谷くん。

第1話 45ページ/谷くんが話を聞いてくれていたことにときめく

そこで、「マスカラ…? とれるんだっけ…?」と一言言うのだ。

何気ない一言に感じるかもしれないが、これは、いつも谷くんに変な絡み方をしていた鈴木が深い意図なしに話していたこと。それを谷くんがしっかり聞いていて、覚えていたからこその気遣いだった。

谷くんの優しさは一般的に相手がされて喜ぶものではなく、“目の前にいる相手の目線で考える優しさ”だった。

また、鈴木の知らないところで、谷が鈴木の友人・山田に唐突に話しかけられたときも「鈴木が周りの目を気にするのではないか」「隠した方がいいんじゃないか」と察し、フレンドリーな山田にどう返して良いものかを悩んだと打ち明けるシーンも。

谷くんは「自分は問題ないことでも、鈴木は気になるかもしれない」と気遣える優しさの持ち主なのだ。

第2話 62ページ/谷くんは相手目線で考えられる優しさを持つ人

そんな谷くんが相手の目線で考えられる優しさは、じんわりと胸にくるような“胸キュン”がある。恋愛の教科書に載っていてもおかしくない、見習いたいポイントだ。

胸キュンシーン③:成長していく鈴木のいじらしさ

「ブレない」自分を持っている谷くんに憧れていた鈴木は、徐々に周りの目を気にせずに自分の気持ちを伝えられる人間へと成長していく。

周りの目や空気を読むことで自分を守ることは悪いことではない。でも、そんな自分を変えたいと行動に移す鈴木が成長していくシーンは、何ともいじらしい。

第2話 55ページ/人がいる教室でも谷くんを誘うようになる

また、谷くんと交際していることについて「何で谷なの?」とクラスメイトの平に質問されたシーンで、鈴木は周りの目を気にしていた自分だからこそ、谷くんの「自分」がブレないところに惹かれたことを素直に話す。

第4話 45ページ/谷くんを好きになった理由を話す鈴木

谷くんとの恋で「自分」がどうしたいかで行動するようになった素直な鈴木。そんな鈴木の成長ぶりは、見ていて思わず応援したくなる。

胸キュンシーン④:谷くんの嘘偽りのない真っ直ぐな言葉

谷くんは、嘘偽りのない言葉を、自分の言葉でストレートに伝えるキャラクターだ。

鈴木が「私、自分だけが盛り上がって空回りしてるかもって思ってたから」と不安な気持ちを打ち明けた際には、手を握って抱き寄せ「好きです」と自分の気持ちを伝える。

第2話 70ページ/谷くんが鈴木へ自分の思いを伝える

そのストレートな言葉は、青春ど真ん中を駆け抜けるような胸キュン具合。

また、初めて映画デートをした帰り道に、鈴木が「自分の趣味に付き合わせてしまったのかな?」と不安になり、「ちょっと振り回しちゃったかもだけど…」と言ったときにも、谷くんは「鈴木さんと一緒だから楽しかった」と自分の気持ちを正直に伝えてくれる。

第3話 28ページ/楽しかった理由をストレートに話す谷くん

それは、自分の意見をしっかりと言い、人によって態度を変えたりせず、必要以上に人に合わせたりしない“自分を持っている谷くん”だからこそ信じられる言葉。

そんな谷くんの嘘偽りのない真っ直ぐな言葉は、読んでいる読者の心までも浄化してくれそうなピュアさだ。

好きな人に帰り際にこんなことを言われたら、胸キュンどころの騒ぎではない。

胸キュンシーン⑤:登場人物全員が“素直で良いやつ”

もはや特定のシーンではないのだが、この作品の魅力を語る上で伝えたいのは「登場人物全員が素直で良いやつ」だということ。

鈴木が晴れて谷くんとの交際がスタートした際に、鈴木の友人たちは鈴木と谷くんの“正反対”同士の交際について口を出さなかった。

谷くんが自分と交際することで「鈴木さんのイメージが下がったりしたら嫌だ」との言葉にも、鈴木の友人・山田は「イメージ下がるほど鈴木って上にいんの?」と一蹴り。

第2話 52ページ/山田が谷くんの不安を明るく払拭

また、鈴木と同じように周囲の目や評価を気にしていた平も、谷くんを見る鈴木の姿や、その選択に口出ししない周囲の姿を見て、自分の考えを改め直すなど、それぞれのキャラクターがとにかく素直なのだ。

第4話 21ページ/鈴木の言葉に自分の考えを改め直す平

他人の評価で構築されるような、学校生活にありがちな“スクールカースト”。そこに囚われることなく、1人1人の選択や気持ちを尊重し、成長していくキャラクターたちは、周囲の目や評価が気になってしまいがちな自分自身を見つめ直すきっかけをくれる。

“尊さ”爆発の胸キュンラブコメディ

素直で可愛いキャラクターたちの恋愛模様は、不器用ながらもいじらしく、応援せずにはいられない。

正反対な鈴木と谷くんが、そのギャップを埋めようとするのではなく、相手を理解しようと考えて行動する姿は、ありのままの自分を大切にしながら、相手に歩み寄ることの大切さを教えてくれる。

登場人物、全員がチャーミングなため“誰かを嫌いにならずにいられる”ストーリーな点も、本作の魅力の1つと言えるだろう。

思わずクスッと笑ってしまうようなラブコメディならではのおもしろさもある本作。読切作品から、連載となり、そこからさらに勢いが止まらない“正反対”な2人の恋は、今後も目が離せない。

©阿賀沢紅茶/集英社

作品情報
正反対な君と僕
阿賀沢紅茶
「少年ジャンプ+」にて配信中
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496899770338

7月4日には単行本1巻が発売! 作品情報はこちら

正反対な君と僕 1

阿賀沢紅茶

2022年7月4日(月)発売

627円(税込)

ジャンプコミックス 184ページ

ISBN:

978-4088831251

元気いっぱいだけど周りの目を気にしてしまう鈴木は、自分の意見を言える物静か男子・谷くんに絶賛片思い中。だが周りの目が気になって普通に接せず、いつも谷くんにダル絡みばかり…。しかしある日勇気を出して、一緒に帰ろうと誘ってみたところ…!?
共感マックスの等身大ラブコメ、開幕!!

文/瑞姫

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