この4月からテレビ神奈川にてアルコ&ピースの冠番組が始まった。その名も『アルコ&ピースのほんの気持ちですが!』である。
このタイトル、何かおかしいと思わなかっただろうか。
「ほんの気持ちですが」と奥ゆかしく何かを差し出すシチュエーションならば、普通は「ほんの気持ちですが……」となるはずである。それがなぜか無駄に勢いよく「ほんの気持ちですが!」と言っている。大声出しすぎてボリューム調整ができなくなった野球部員か。
このように、テレビ番組のタイトルというのは無駄に「!」を付けられがちである。
もちろん番組を制作する人は誰でも、ヒットして長く続くよう勢いをつけたいという気持ちがあるだろう。最初から尻すぼみになるタイトルを付ける必要なんてない。しかしそうだとしても「!」が多すぎないだろうか。今回はこの「!」について考えてみたい。