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横澤夏子「ひとりで見たら泣いちゃう」ー青春時代とともにある矢沢あい・展覧会にて感無量

集英社オンライン / 2022年7月20日 18時1分

漫画家・矢沢あいのベストアルバムとも言える展覧会「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が2022年7月20日(水)からスタート。初日にはオープニングセレモニーが行われ、矢沢作品の大ファンであるタレント・横澤夏子さんがゲストとして登場した。

©矢沢漫画制作所/集英社

恋愛漫画の金字塔『天使なんかじゃない』、90 年代の少女漫画を代表する『ご近所物語』、 『下弦の月』、『Paradise Kiss』、そして社会現象を起こした『NANA』など、数多くの 人気作を世に送り出した矢沢あい全面監修による「ALL TIME BEST 矢沢あい展」が2022年7月20日(水)から8月8日(月)まで新宿髙島屋11階 特設会場にて開催される。


「矢沢あい先生、本当にありがとうございます」

初日に開催されたセレモニーには、高校時代に生徒会副会長だった自身の姿を『天使なんかじゃない』に投影していたという横澤夏子さんがゲストとして登場。

一足先に展示を見た横澤は感想を聞かれ「最高ですよ。青春が詰まってました。もう本当に見れば見るほど、あの日、あの時の色褪せない気持ちが全て蘇ってきて、私はこの作品を読んで成長してきたんだな、育ててもらってきたんだなと改めて感じました」と述べた。

続けて、展覧会の見どころについて「たくさんあるのですが、ここでしか見られないものでいうと表紙の下書きの原画ですね。あれを見れるのは原画展ならではの魅力だと思います。あとは、『NANA』の展示エリアにあるマイクスタンド。まるで、そこにNANAが立っているような空間でした」と目を輝かせた。さらに横澤は「展示の順番も青春時代を辿って行くようで良かったですし、壁紙も各作品のトラックごとに雰囲気が違っていて、作品の中に自分が入り込んだような気持ちになれました」と感動を述べた。

また、展示作品を見ているうちに感極まってしまい、「これひとりだったら、見てて泣いちゃうだろうなって思いました。スタッフさんが周りにいたこともあり、涙を見られないようにして先に進んでいきました。青春時代を共に過ごしてきた作品って覚えているものですね」と、しみじみコメント。

矢沢あいファンの間ですでに話題となっていた展覧会のキービジュアルである『天使なんかじゃない』の須藤晃と『NANA』のナナ、作品の垣根を越えたコラボレーションイラストについては、「矢沢あい先生、本当にありがとうございます」とこれまた感極まって感謝を述べた。

©矢沢漫画制作所/集英社

『天使なんかじゃない』に憧れて生徒会に入った高校時代

また、展覧会初日の7月20日が32歳の誕生日だった横澤は、矢沢作品を「人生の1番大事な時期というか、青春時代にいろいろなことを学ばせていただいた、人生のバイブル」と称賛。

数ある作品の中でも『天使なんかじゃない』が大好きとのことで「主人公の翠ちゃんももちろん大好きなんですが、晃のカッコ良さがたまらないですよね。個人的にはタキガワマンも大好きなんです。それで、その2人がいる生徒会って最高だと思って、高校生の頃に生徒会に入り、翠と同じように副会長を務めました」と当時を振り返るも「最高に楽しかったのですが、晃もタキガワマンもいませんでしたね」と笑った。

そんな、矢沢あい作品に影響を大きく受けた横澤だが、当時は作品を友人と語り合うだけでなく、作中に登場するフレーズを真似していたそう。

記者から当時マネしていたセリフについて問われると、『NANA』に登場する幸子が、意中の相手と一緒いる際に“わざと”終電を逃すテクニック……上目遣いで言う『わざとだよ?』をあざとく再現。

全力で「わざとだよ?」を披露した横澤

しかし「ちなみに、私の『わざとだよ?』は全然成功はしませんでした。全然効き目がなかったですね」と苦い思い出を明かし、会場を笑わせた。


展覧会オリジナルグッズを前に、作品になぞらえてコメントする一幕も

展示会場では、矢沢あいの描き下ろしイラストを使用した展覧会オリジナルグッズなどを販売。

横澤はその中から特にオススメの“推しグッズ”としてレターセットや、「イチゴのペアグラス」、日めくりカレンダーなどをチョイスした。

中でも情報解禁時にファンの間で話題になった『NANA』の作中に登場する、ナナとハチがおそろいで使っていた「イチゴのペアグラス」については「ナナとハチが生活していた証ですもんね。このグラスを見るだけで心が苦しくなってくる。絶対に割っちゃいけないぞって思います」と作中のエピソードになぞらえてコメント。

「日めくりカレンダー」については「矢沢あい先生の漫画に登場する男性キャラクターたちがセリフとともに出てくるのですが、これは最高すぎます。ときめきをもらえる名シーンばかりで、永遠に見ていられる」と太鼓判。「当時は学生だったので、使えるお金に制限がありましたが、今は好きなだけ使えるので、大人買いして友達にもプレゼントしたいです」と語った。

最後に横澤は展覧会に訪れる人に対して「しっかり味わってほしいですし、短時間ではきちんと見られないと思うので、たっぷり時間を用意してきてほしいです。たくさんの思い出が詰まっている方も多いはずなので、お友達や、幼なじみ、その時作品を一緒に読んでいたメンバーと来るのも楽しいと思います」とメッセージを送り、セレモニーを締め括った。

取材・文・撮影/瑞姫 ©矢沢漫画制作所/集英社

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