安倍晋三元首相銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者の壮絶な生い立ちが、さまざまなメディアで報道されている。とりわけ話題になっているのが、実母が入信している旧統一教会(世界平和統一家庭連合)についてだ。
教会への多額の献金により、一家の暮らしが逼迫し、山上容疑者は精神的にも経済的にも苦しい人生を送ってきたと報道されている。SNSでは、山上容疑者と同じような境遇に置かれた「2世信者」たちが次々と苦悩を打ち明けている。
では、もしも身近な家族や友人が、カルトや悪徳セミナーにハマってしまったら周囲は何ができるのだろうか? 立正大学教授(社会心理学)で、日本脱カルト協会代表理事の西田公昭氏に話を聞いた。