みなさんは、「パッチ・アダムス」ことハンター・ドハーティ・アダムス氏(以下、パッチ)をご存知でしょうか。
パッチは、1998年に上映されたロビン・ウィリアムズ主演の映画「パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー」のモデルとなった世界的に有名な医師であり、クラウン(道化師)です。
そのパッチが2022年6月下旬、対面イベント「MEME of PATCH ADAMS」のために来日。体感型ワークショップなどを通して、今を⾃分らしく豊かに⽣きるためのヒントを届けてくれました。
まずは簡単に、パッチがどんな医師なのか、ご紹介しておきましょう。
パッチは、精神的な不調から回復した自らの経験を通して、「人が精神的不調に陥らないためには、社会からの孤立を回避することが重要である」と考えていました。そんな中、あの有名なキング牧師の演説を聞き、「人生は自らの選択によって作っていくことができる」と確信。そして自分を大切にしない行動を選択してしまう日、すなわち自らを不幸にしてしまう日はもう二度と作らないと決意したそうです。
その後、パッチは孤独が原因でメンタルに不調を抱えてしまう人々を癒すために、医師として「ウェルビーイング(Well-being)」の意味を伝えるクラウン活動を開始。また2001年のアメリカ同時多発テロ事件を契機に、世界中でウェルビーイングや愛を伝えるワークショップなどを実践し続けています。