ある日、売れない脚本家・加藤が富士山麓でたどり着いたのは、深い霧の中にたたずむコンビニ「リソーマート」。妖艶な人妻店員・惠子に助けられ、その夫のコンビニオーナー・南雲の家に泊めてもらった加藤は、惠子の誘惑に負けて、奇妙な三角関係に。さらに不思議な温泉街に迷い込んだ加藤と惠子の行く末は……?
映画『コンビニエンス・ストーリー』で加藤を演じたのは、『カツベン!』(2019年/周防正行監督)で映画初主演を飾り、『まともじゃないのは君も一緒』(2021年/前田弘二監督)、『くれなずめ』(2021年/松居大悟監督)など気鋭の監督作品での主演が相次ぐ成田凌。惠子にふんしたのは、AKB48卒業後、山下敦弘、黒沢清ら人気監督の薫陶を受け、近年は舞台での活躍も目覚ましい前田敦子。ドラマ『逃亡医F』(2022年)、舞台『パンドラの鐘』(2022年)などで共演が続く2人は、三木聡監督からのオファーをどのように受け止めたのか。