北区十番にある『十條湯』。何がすごいって、『喫茶のみのご利用歓迎』という看板を掲げた、レトロなムード漂う本格的な喫茶…その名も、『喫茶深海』を併設していることだ。
おしゃれな壁画やド派手な天井画。異業種とのコラボで、落語会や、ヨガ教室などを開くなど、新しいスタイルの情報発信基地として再注目を集めている銭湯だが、本格的な喫茶店を持っているのは、唯一、ここだけ。地域のコミュティーの場として、若者の間で密かなブームになっている。
スーパー銭湯ブームに押され、ギリギリまで追い詰められたという『十條湯』が、一体どうやってその危機を乗り越えたのか!? ユニークな発想はどこから生まれたのか? 店長の湊研雄さんと、喫茶を担当する、れいなさんにお話を伺いながら、『十條湯』のエモさの秘密に迫る。