対面で仕事をさせていただくときに、相手との距離を一気につめることができるのは共通言語だと思います。一番よく使うのは出身地ですよね。先日、B.LEAGUEの千葉ジェッツふなばしでDJをやらせていただいて、関係者の方とご挨拶したときの話です。
「KOOさんは鎌ヶ谷二中の出身ですよね?」
「はい、そうです」
「実は僕もそうなんですよ」
「本当ですか? 先生は誰でしたか?」
「〇〇先生です」
「社会科の先生ですよね!」
会話を3往復しただけで、テンションが上がりましたし、親しみを持てました。
いまは価値観が多様化していて、好きな音楽も、好きな番組も、好きな食べ物も、好きなユーチューバーも、みんなバラバラです。だからこそ、共通の話題は距離を縮めるための有効なトークスキルだと思います。
出身地は年齢を問いませんが、同年代の人同士だと時代を象徴したものの話ができますよね。私で言えば、ゴジラであり、プロレスであり、ハードロックであり、落語であり……。そういった話は、自身の源流になっていることが多いですから、距離が縮まるだけでなく、信頼性も増したりします。