サウナ発祥の地であるフィンランドの夏が涼しくて過ごしやすいのに対し、日本の夏は高温多湿。この違いを踏まえつつ、まずは基本的なサウナの入り方を知っておこう。そのうえで、夏ならではのちょっとしたととのうための工夫についても知りたい。
まず、基本となるサウナの入り方について。医師で日本サウナ学会代表の加藤容崇さんによれば、「サウナ→水風呂→外気浴」が基本の1セットで、これを3セット繰り返す。各セット間には、こまめに水分補給を行おう。最終セットは、「サウナ→10秒程度の短い水風呂→水シャワー」で、体の芯を冷やさずに皮膚の表面を引き締めるのがおすすめ。これによって特に、夏はだらだらと汗が流れるのを防ぐことができるという。
「サウナの基本的な流れはありますが、あくまで参考程度に。最近では、ととのうのに適したサウナの入り方にはかなり個人差があることがわかってきました」(加藤さん)