――7月28日に「夏休み絵日記ドリル」(講談社)を出版されましたが、あきやま先生は夏休みの絵日記の宿題はなぜ出されるとお考えですか。
子どもたちの現時点の表現力を確認する指標として宿題に出されるのではないでしょうか。と同時に、それらを伸ばすトレーニングの働きもあるのだと思います。
絵日記の文章は、「いつ」「どこで」「だれと」「何をして」「どう思った」という、作文として最も基本的な要素で構成されますが、これを夏休み中に毎日トレーニングとして積み重ねていくことで、読書感想文や国語科の作文などを書く力をつけていくのだと思います。
絵に関しても同様ですね。毎日の1シーンを描くことで、絵を描く力を着実につけていくことができます。絵日記の絵がすらすらと描けるようになれば、図画工作の絵画なども苦労せずに描けるようになると思いますよ。