『フィールド・オブ・ドリームス』という米国映画があった。ケビン・コスナー扮する主人公が、亡き父から受け継いだトウモロコシ畑で聞いた謎の声に従って、畑をつぶして野球場につくりかえる物語だ。
この映画さながら、亡き父から相続したブドウ畑をバスケットボールのコートに変えたのは、名古屋を拠点に活躍するラジオパーソナリティーの小林拓一郎さん(42)。通称「コバタク」のバスケット版“フィールド・オブ・ドリームス”だ。
日本三大稲荷の豊川稲荷から車で約10分。人口18万人ちょっとの地方都市の田園風景の一画に、米プロバスケットボールNBAの名選手コービー・ブライアントが壁に描かれたカフェがある。愛知県東部の豊川市にある「グレープパークコート」。