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飾ることで自己肯定感が25%アップ。家の壁を傷つけない「子どもの作品」の飾り方

集英社オンライン / 2022年8月23日 15時1分

子どもが製作した工作や絵を飾ることで子どもの努力や成長を目にでき、本人の自信にもつながるという。しかし、飾ってもすぐに剥がれたり落下したりしてしまう、壁を傷つけたくないから飾れない…というのは保護者の悩み。そこで、子どもの作品を飾る際の工夫や壁を汚さずに飾る方法について、壁紙専用のアイテムを販売しているスリーエム ジャパン株式会社に話を聞いた。

目に見える場所に飾ることで自己肯定感アップ

夏休み前に子どもが持ち帰ったり、夏休み中に子どもが製作したりした工作や絵をどうすればよいかと悩んでいる方はいないだろうか。そんな方におすすめなのが、「子どもの作品を飾ること」。飾ることで、子ども自身の自己肯定感を上げることにもつながるからだ。



「ほめ写プロジェクト」が4〜12歳までの子どもを持つ600組の家庭を対象に実施した実態調査によると、ふだん自宅に子どもの写真を飾る習慣のない家庭が、我が子が努力している写真(例:園・学校行事や習い事の発表会など)を自宅に飾り、写真を見ながら子どもを褒める取り組みを3週間継続。その結果、「自分自身に満足している」と回答した子どもは、実施前は65.6%であったのに対し、実施後は90.6%に上がったことがわかっている。

親が「このとき、がんばっていたね」などと褒めてあげることで、子どもはその写真を見るたびに褒められたことを反芻でき、「自分はできるんだ」と、自己肯定感が高まるのだという。

写真のみならず、子どもの作品を飾ることでも同様の効果が期待できそうだ。

ポイントは、子どもの目にも入りやすいよう「子どもの目線の高さに飾ること」と、子どもの作品の出来栄えだけにフォーカスするのではなく、「その子そのものを褒めること」だという。子どもの作品を自宅の壁に飾ることで、親子の会話が増えるきっかけにもなるだろう。

どうすればきれいに飾れるのか

子どもの作品を壁に飾ることで自己肯定感アップにつながるのなら、ぜひ試したいという保護者も多いのではないだろうか。一方で、賃貸で画びょうが使えない、できれば壁に穴を開けたくないという家もあるだろう。とはいえ、通常のテープだと粘着力が弱くすぐに剥がれてしまったり、剥がす際に壁が汚れてしまったりするなどの懸念もある。

大切な子どもの作品を美しく飾る方法を、スリーエム ジャパン株式会社の道念さんに聞いた。

壁を傷めない専用アイテムを使えば解決!

「壁紙専用の製品を選ぶことで、壁にダメージを与えずに作品を飾ることが可能です。粘着力の強いものを使用すると、しっかり貼ることはできても、壁を傷めてしまうリスクがあります。

例えば弊社のコマンド™ フック 壁紙用は、医療用の特殊なシリコーン系粘着剤の技術を応用した、壁紙に優しい保護シート付き粘着タブを使って本体を取り付けます。壁を傷つけず固定でき、不要になったり位置を変えたくなったりしたら傷やのりのべたつきを残すことなくはがすことができるので、賃貸物件でも気兼ねなく使えます」(道念さん)

壁紙保護シート付き粘着タブでクリップやフックを取り付けるので、壁を傷つけない。スリーエム ジャパン株式会社提供

不要になったら、クリップまたはフックを取り外した後、壁に残った壁紙保護シートをめくるようにしてはがすだけ。スリーエム ジャパン株式会社提供

日本の住宅の壁紙に多い塩ビ系壁紙の多くに対応しており、壁紙表面の多少の凹凸にもしっかり貼れる仕様になっているという。剥がす際も壁に跡が残ったり、粘着物が残ってベタついてしまったりする心配がないのも嬉しい。

クリップタイプなら作品の差し替えもスムーズ

「子どもが製作物をしょっちゅう持ち帰ってくる」「子どもが複数人いる」「飾れるスペースに限りがある」といった場合、こまめに作品を取り替えるなどの工夫も必要になってくる。また、インテリアなどとの兼ね合いもあり「さすがに、家中に子どもの作品を飾るのはちょっと…」という家庭もあるだろう。

「そのような場合は、あらかじめ『飾る場所』を決めてしまい、作品の差し替えをスムーズにしておくのがおすすめです。壁紙用のフォトクリップなら、壁に取り付けておくことで手軽に作品を替えることができますし、園や学校のみならず、自宅で描いた絵などもすぐに飾れます。作品に直接穴をあけたりテープを貼ったりしないクリップは、作品も傷つけないという利点もあります。

ポイントは『子どもが管理できるようにする』こと。子どもの手の届く場所に設置することで、自己管理の経験をさせることができたり、子ども自身が気にいったものを自分で選び、飾り方を考えるという自主性も育まれます」(道念さん)

作品を取り替えやすくすることで飽きず、子ども自身で管理する練習にもなる。スリーエム ジャパン株式会社提供

フックを使って吊り下げれば立体物もOK!

小さな子どもの作品というと、絵画や貼り絵・塗り絵など、平面のものが比較的多い。一方で、折り紙などでつくったメダルや首飾り、ひもがついたマラカスなどの立体的な製作物を持ち帰ってくることもあるだろう。

「平面以外の製作物は、フックを使用して吊り下げることできれいに飾ることができます。弊社のミニフックとラウンドフックSサイズは220g、ラウンドフックMサイズは500gまでの重さのものなら飾ることができますよ。ただし、ロープを張るなど斜め方向に力がかかるような使い方をすると剥がれやすくなってしまいますのでご注意ください」(道念さん)

写真のミニフックなら220gまでの作品を飾ることができる。より重いものはラウンドフックMサイズを使って。スリーエム ジャパン株式会社提供

ずっと保管したい“思い入れのある作品”の飾り方

園や学校ではじめてつくった製作物、子どもが特に力を入れて取り組んだお気に入りの作品、賞を取った絵など、親子ともに思い入れや思い出がある作品は、大切に保管しておきたいという方も多いのではないだろうか。

その場合、フォトフレームや額縁などに入れた状態で飾れば、キレイな状態を長く保つことができ、劣化する心配も抑えられる。

「小さいお子さんがいるお宅の場合、破れや汚れを避けたい大切な作品は、あらかじめ額に入れておいたり、手の届かない高さに飾っていただくと安心かもしれません」(道念さん)

たとえば、作品を持った子どもの姿を撮影し、その写真をフォトフレームに入れ、フォトフレーム用フックを使用して飾るという方法も良さそうだ。

フォトフレーム用フックを使い、額に入れて飾るのもおすすめ。スリーエム ジャパン株式会社提供

また、少しの工夫やアイデアで、ただ飾るのではなく子どもの作品をよりきれいに、おしゃれに飾ることができるそう。

「サイズの違う複数の絵を一緒に飾る場合、上のラインや横のラインのどこか1辺でもそろえて貼ると、スッキリまとまると思います。本格的な作品ではなくとも、お子さんのちょっとした落書きをあえてフレームに入れて飾ってもアートっぽく見えるのでおすすめです」(道念さん)

子どもの作品を通じて親子の時間をより豊かに

子どもが一生懸命描いたりつくったりした作品を自宅に飾ることで、その時期にしかできない親子の会話ができる。「何をイメージして描いたの?」「どこが大変だった?」などと具体的に聞いてみることで、子どもの会話力も伸ばしていけそうだ。

作品を通じて我が子のがんばりや創意工夫といった子ども自身の姿勢を褒める習慣を取り入れることは、子どもの自己肯定感を育むためにできる手軽な方法といえるだろう。


取材協力/スリーエム ジャパン株式会社

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