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「見た目で諦めて欲しくない」ピーチ・ジョンのモデルに起用されたそわんわんが伝えたいこと

集英社オンライン / 2022年8月27日 13時1分

PUMAやピーチ・ジョンといったアパレルブランドと次々とコラボするチャンネル登録者数63万人超、お友達系YouTuber・そわんわん。彼女がコラボを通して体現したいこと、やりたいことを叶えてきた原動力を聞いた。

「見た目で諦めて欲しくない」という願い

――Candy StripperやPUMAなど、数々のアパレルブランドとコラボしているそわんわんさん。特にピーチ・ジョンのモデルに決まったときは、反響が大きかった印象です。なぜ、起用されることになったのでしょう?

リアルサイズモデルを募集していることを知って、みんなそれぞれ体型が違うって普通だよねということを言葉にせず、写真で伝えられるのって素敵やなと思いました。それで「ウチもできるのにな」って思って、調べていったらサイトから応募だったんですよ。だから志望動機を書いて応募させてもらったら、実は募集していたのは1年前のことで、「もうやってません」と言われてしまいました(笑)。


――そんなことがあったとは……(笑)。でも、現在はモデルとして活躍していますよね?

断られた当初は「“あいつ一年前のフォームに応募してきたで”と、絶対ピーチ・ジョンの中で噂になってるやん」って思いました(笑)。でも、しばらく経った後で「よかったら一度、会いませんか」って言ってくださって、今に繋がったんです。

――以前Instagramのストーリーズに「やってみたいな」と書かれていたので、まさか現実にしちゃうなんてと驚きました。

やっぱり、いろんな人がSNSを見てくださってるので「誰か仕事くれ」と思いながら、やりたいことは書くようにしているんです。

――なるほど。少し話は戻りますが素敵だなと思うに止まらず、モデルをやろうと決めたのは、なぜなのでしょうか?

YouTuberやインフルエンサーに限らず、今ってSNSを通して、いろんな人の目に触れる機会が増えて、いろんなことを言われる機会が増えたなと思っています。でも、ウチは「見た目がどうだからできない」ってことはないと思っていますし、見た目を理由に諦めて欲しくないんです。ただ、それって言葉で発信するだけじゃ説得力にかけていると思っていて、もしもピーチ・ジョンでモデルができたら「そわんわんでもピーチ・ジョンのモデルができるんだ」っていろんな人に勇気を与えられるんじゃないかなと思いました。

夢を実現するコツは、自分から手を上げること

――今回ピーチ・ジョンへは自ら応募したそわんわんさんですが、雑誌『la farfa』のモデルになったのは、アパレルのバイトをしていたころ、お店に編集長がやってきたときに、企画書を渡したのがきっかけとお伺いしています。

そうなんです!
といっても、当時提出した企画は、1個も採用されてないんですけどね。ファッションの企画出したのに、メイクページでした(笑)

――そういうエピソードをお伺いするたびに、泥臭く、着実にやりたいことを実現されてらっしゃるんだなと感じます。

たぶんですけど、ウチって大人数の中の1人だったら、絶対見つけてもらえないんですよ。だから、誰もライバルがいないところを狙うというか、自分から売り込んだ方が早いのかなと思って、やりたいことに対しては手を挙げることが多いんです。

――それはチャンネル登録者数60万人を超えても変わらずなのですね。

そうですね。というのも、自分のことを「よく頑張ってるな」と思う一方、本気ですごい人だとは思っていないからだと思います。だから、プライドもないですし、売り込みに行くことも抵抗がない。応募しても無視される方が普通やし、良い意味で期待していないんですよね。「目についたらいいな。ちょっと意識してもらったらラッキー」って。

――そうなんですね。

でも、期待はしていないけど、その一方で応募する時点で自信はあるんです。私が自分から手を挙げることって、私と相手の考えややっていることが合っているときで、一緒にやれたら最高やなと思っているので。

――たしかに、そわんわんさんがこれまでコラボしてきた企業やブランドって、どれも納得感があります。視聴者に納得感を与える理由を、ご自身はどう分析していますか?

今コラボさせてもらっているブランドって、何年も前から好きなブランドばかりなんですよね。だから、そういうのに気づいて「ここのお洋服、ずっと着てたよね」って喜んでくれる人が多いんです。そこが、今おっしゃった納得感にも繋がっているんじゃないかなと思います。

だから、お洋服が好きというイメージを持ってもらえて、かわいいに賛同してもらえるのは嬉しいんですよね。

ファンとの交流から学んだ「自分を知ること」の大切さ

――チャンネル登録者数63万人超、ここまで多くの人に支持されているのはなぜだと思いますか?

1番コメントをいただくのは「爆笑するわけやないけど、なんかおもろい」って言われるんですよね(笑)。でも、なんかみんなにとっての日常の一部になってたら嬉しいなと思います。ウチも始めた当初から友達に話したいことを話してるようなスタンスなので、親近感を持ってもらえているのかなと思いますね。

――ファンの方と交流する中で印象的なことはありますか?

返信はしないのですが、DMに日記のような内容を送ってくれている子がいるんですね。そういう日記の内容を見ていると、みんなに言えないことをいう捌け口になっているようで嬉しいんですよね。

――どんな内容が多いのでしょう?

やはり人と比べて悩んでいる子が多いなとは思います。でも、その子自身を変えるっていうのは、正直ほぼ無理だろうなとも思っているし、自分を好きになるって難しいことだと思うので、そこは無理しないでもいいのかなと思っています。

――たしかに、そわんわんさんは「自分らしく生きる」ことを発信している一方「自分を好きでなくてもいい」「自分を知ることが大事」と発信しているのも印象的です。「自分を好きでなくてもいい」という考え方になったのは、いつごろだったのでしょう?

YouTubeを始めて1、2年くらい経ったときに「自己肯定感が高いですね」ってコメントがたくさん来たんです。そのときに自己肯定感って言葉を知らなくて調べたのですが、読んでいくうちに、世の中には見た目のこととかで、悩んでる人がすごく多いんやなって気づきました。でも、実は自己肯定感が高いわけじゃないんですよ。

できないことが多くて、それができたら「ほんまにすごい!」って喜ぶタイプなだけなんです。それなのに、そんなうちを見て「自己肯定感が高い!」って言われるようになって、逆に心配になったんですよね。それで考えまくったあとで「別に自分を好きにならなくてもいいんじゃないか」って思えたんです。

――そこから「自分を知ることが大事」と思えたのは、なぜだったんでしょう?

視聴者の方の声を聞いて、どう伝えようかなと思っていた時に、結局いろんな問題って、自分のこと知ってたら繰り返さないこともできるんじゃないかなって思えたんです。自分は何が好きで、何が嫌いかがわからないから、同じことをずっと繰り返して、問題になっちゃったり、誰かと揉めたりするんかなって。

――なるほど。一方で「自分を知る」というのは難しいような気もしています。「自分を知りたい」と悩んでいる人に、なんとアドバイスしますか?

自分がちょっと悲しいなって思うポイントがあったとしたらごまかさないで、向き合うだけでも大きな一歩だと思います。メンタルが安定していないときって、余計なこと言ってしまうし、そういうのをちゃんと知っておく必要があるのかなと。無理せず、自分に素直になってほしいです。

取材・文/於ありさ 撮影/神田豊秀 編集/星山江里可 ヘアメイク/榎田茉季(ROI) 衣装協力/Candy Stripper

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