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東京大学卒パーフェクト才女がフジテレビアナウンサーを志したワケ

集英社オンライン / 2022年9月3日 14時1分

東京大学からアナウンサーへ…華やかなルックスも相まって、2019年の入社時から注目を浴びていた藤本万梨乃アナ。東大に進んだのはなぜ? アナウンサーという職業を選んだ理由は? 気になるアレコレを聞いてみた。

自分の選択肢を増やしたかった

――まず、東京大学で学ぶようになったきっかけを教えていただけますか?

私は福岡の小中高一貫の女子校出身で、居心地が良かった反面、自分の世界が狭いような気がしていたんです。もっと世界を広げて、人生の選択肢を増やしたいと考えたときに、それが叶うのは東京大学ではないかと思いました。

――確かに、東大卒となると就ける職業の選択肢は広がりますね。

でも、大学に入ったときは、将来の職業なんてぜんぜん考えていなかったですよ(笑)。東大では、入学したら2年間はみんな同じように学ぶのですが、とにかく勉強が大変! 私は数学が好きだったのですが、それまでやっていたのは問題を解く数学。ところが大学では、もっと根本的なことを学ぶんですね。そこで「あれ? 私が好きだった数学と何か違う?」と思い始めたんです。そうか、私はパズル的に問題を解くのが好きだったのだと気づき、3年で学部を決めるときいろいろ考えて、医学部の健康総合科学科に進みました。



――どういったことを学ぶ学科なんですか?

私は人と社会に興味があって、それを健康という側面から学ぶ学科なんです。そんなふうにやっと学部を決め、さあこれから勉強するぞ! と張りきっていたら、なんともう就活を考えなくてはならない時期になっていて、びっくりしました。ついこの間大学に入ったばっかりなのに、もう人生を決めなくちゃならないの!? と。

――選択肢のひとつにアナウンサーという職業が登場したのはいつですか?

大学に入ってから、何度かテレビに出演させていただく機会があって、そのときに女性アナウンサーの方々がとても輝いて見えたんです。中でも佐々木恭子アナンサーが本当にカッコ良くて、私もやってみたい…でも無理だよね…でもでもやってみたい…と日々葛藤。母に相談したら「受けないで後悔するくらいなら、受けて、潔く落ちて、それから考えなさい」と背中を押してくれて。

――テレビ局のなかでもフジテレビを選んだのは?

佐々木恭子アナウンサーを始め、笑顔が素敵で明るい方が多いイメージがありましたし、実際にインターンシップで来てみたら会社の雰囲気が、明るく楽しく、自由。ますます、ここで働きたい! と感じました。それと…私は高校生の頃からフジテレビのバラエティ番組が大好きで(笑)。東大のオープンキャンパスの帰りに『お台場夢大陸』に来てグッズを買い占めていました。

――番組名を教えていただいてもいいですか?

『ピカルの定理』です! そのときに買ったグッズは、まだ福岡の実家で大切に保管していますよ。

就活中の心の支えは母との電話

――就職試験はどんな感じでしたか?

就活の場って、みなさんもそうだと思うんですけど、まわりの人が輝いて見えるんですよね。みんなかわいいし、明るくておしゃべりがじょうずそうだし、私なんか絶対にダメ…という気持ちになっていました。

――試験は何段階かあったんですか?

はい。毎回試験が終わる度に「ダメだ、きっと(泣き声)」と母に電話。最終試験の結果は、例によって母に電話している最中に着信があって「どうしよう、かかってきた、出るのが怖い」ってオタオタしてたら「出なさい!」とブチッと電話を切られちゃって。「合格です」と言っていただいて、今度は嬉し泣きしながら「通った」って電話。そんなふうに、母の存在はずっと心のよりどころでした。

――初出社は緊張しましたか?

ドキドキでした。アナウンス室に行くと、それまでテレビで見ていた先輩アナウンサーの方ばかりいらっしゃるんですから…。蝶ネクタイもメガネも外した軽部(真一)アナとか、派手なTシャツを着た伊藤(利尋)アナとか、衝撃的でした(笑)。

――入社してみて、イメージ通りだったところ、逆にイメージとは違っていたことがあったら教えてください。

明るく楽しくちょっと自由というのは、イメージ通りでしたね。特にアナウンス室は、おしゃべりと笑い声が絶えることがないです。私、地元の友だちから「万梨乃はホントによくしゃべるよね」とあきれられるくらいのおしゃべりだったのですが、負けてます! みんなでワーッとしゃべって、アハハと笑って、誰も疲れない(笑)。

――違ったのは?

アナウンサーだからって、常に完璧なわけではないてことでしょうか(笑)。疲れてダラッとしているときもあるし、デスクの上に物が多くて探し物をしていらっしゃる先輩を見ると、ああ同じ人間なんだ、と安心しちゃいます。

ただただしゃべりたいだけ(笑)

――藤本さんは同期の女性アナウンサーがいないんですよね。

2019年入社は、私と堀池亮介の2人だけなんです。もちろん、信頼できる同期なのですが、やっぱり男性には言えない悩みもあるじゃないですか? ですから最初は心細かったんですけど、1期上の(井上)清華さんが「ほぼ同期だと思っていいよ」と、すごくよくしてくださって、心強かったです。私と清華さんは福岡出身で、学生時代の生活圏が同じだったんです

――期を超えて仲がいい?

アナウンス室は代々、ひとつ上の期が新人の面倒をみるという文化があって、清華さんには本当に助けていただきました。私の一期下は佐久間みなみちゃん、渡邊渚ちゃん。彼女たちは、最初の緊急事態宣言中の入社でなかなか会えなかったので、先輩方がオンラインでの歓迎会を企画してくれたりして。コロナ禍が落ち着いたら、みんなでディズニーリゾートに遊びに行こうね、って言い続けているのですが、いつになるか…。



――和気あいあいとしたアナウンス室の様子が目に浮かびます。

「めざましテレビ」メンバーなんて、2時間半生放送したあとに、アナウンス室で更に話し続けていますから(笑)。

――雑談でトーク力を磨いてる?

いや、ただ話したいだけだと思います(笑)。

取材・文/工藤菊香 撮影/神田豊秀


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