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薄毛の診察から処方までオンラインで完結。最先端のAGA診療「Oops HAIR」とは

集英社オンライン / 2022年9月11日 13時1分

多くの男性が悩む男性型脱毛症(AGA)。世の中に育毛や発毛を謳うサービス・商品は数多く存在するが、価格が高すぎたり、効果に疑問符がつくものだったり、若い人が利用しにくい雰囲気だったりと、さまざまな課題を抱えているのが実情だ。そんな中、専門医による診察と信頼性の高い治療が適切な価格で受けられ、さらにすべての診療がオンラインで完結するサービスが登場した。20~30代の若者世代に特に人気だという「Oops HAIR(ウープス・ヘア)」は、AGA治療に対する価値観そのものを変える可能性を秘めている。

薄毛に悩みながら、治療に行かない男性たち

美容室、風呂上がり、朝の身支度。ふとした瞬間に気づいてしまうことがある。



「自分の髪、薄くなっていないか?」――と。

脱毛にもさまざまな種類があるが、特に男性のおでこや頭頂部が加齢とともに薄くなっていく脱毛を「男性型脱毛症(AGA)」と呼ぶ。発症する時期や進行の速度は人それぞれだが、男性は誰もがいつかは確実にAGAを発症する。

中には年配でも薄毛になっていないように見える男性もいる。しかし、そんな男性も、若い頃に比べると多少はAGAが進行している。発症時期と進行速度が遅いから、薄毛ではないように見えるだけなのだ。

逃れようのないAGAだが、実は治療法が存在する。AGAの原因は男性ホルモンと特定の酵素が結びついて生まれるDHT(ジヒドロテストステロン)という物質に関係している。このDHTが髪の生え変わるサイクルを乱し、生えてきた髪が太く成長する前に抜け落ちてしまうのだ。つまり、男性ホルモンと酵素の結びつきを阻害し、DHTの発生を抑制すればAGAを根本的に治療できるのである。

このように、適切に治療を受ければ髪の状態はある程度の段階まで改善できることがわかっているにも関わらず、AGAに悩む男性の多くは治療を受けていない。特に20~30代の若い男性はその傾向が強いという。それはなぜだろうか。

髪の生え変わるサイクルが乱れることで、おでこや頭頂部の髪の毛が薄くなっていく男性系脱毛症(AGA)

AGA治療のネガティブなイメージを払拭

「多くの男性が治療を受けないのは、AGA治療に対するイメージがあまりよくないからでしょう」と話すのは、オンラインAGA治療サービス「Oops HAIR」(https://oops-jp.com/hair/)を運営する株式会社SQUIZ代表の平野巴章氏だ。

「AGA治療に関する広告を見ても、薄毛は未だにネガティブなイメージが強いように思います。薄毛になる自分を恥ずかしいと感じてしまうから、本格的にAGAが進行するまで目を背けてしまい、治療が遅くなってしまう。薄毛に悩み始めるのは20~30代、早ければ10代で悩む人もいるのに、薄毛治療のクリニックの多くの患者は40代以上です」(平野氏)

株式会社SQUIZの代表取締役・平野巴章(ひらの・ともあき)氏。1991年大阪生まれ。広告代理店にてクリエイターとして多くの企業のマーケティングやブランディング、クリエイティブ制作を担当。2020年株式会社SQUIZを設立。2021年オンライン診療ブランド「Oops」をローンチ

薄毛は決して恥ずかしいことではない、と平野氏は強調する。一方で、「薄毛であることで、人生の選択肢が狭くなることもある」と続ける。

「薄毛が気になり始めたことで、サーフィンに行くことに後ろ向きになってしまった人を知っています。あるいは、美容院で髪を染めたり、パーマをかけたりしなくなってしまった人もいます。薄毛を治療することで、趣味や髪型を楽しめるようになるなら、それはすごくポジティブな変化ですよね」(平野氏)

平野氏自身も20代の頃、髪の状態が気になり出した時期があったという。ネットでAGA治療を調べた結果、辿り着いたのは東京メモリアルクリニック。薄毛治療の“レジェンド”と名高い佐藤明男医師が理事長を務めるクリニックである。この出会いが平野氏にとってのターニングポイントとなった。

「東京メモリアルクリニックでAGA治療を受けた際、ED治療やAGA治療が抱える課題についてお話しました。すると、先生方も大いに共感してくださり、一緒に事業を作っていくことになったんです」(平野氏)

日本臨床毛髪学会・理事を務める佐藤明男医師。医療法人TMC理事長、さとう美容クリニック院長。北里大学医学部形成外科・美容外科客員教授(写真提供/株式会社SQUIZ)

このとき、平野氏の中には事業の構想が浮かんでいた。適切なAGA治療を適正な価格で受けられ、世の中に蔓延する薄毛へのネガティブなイメージを払拭し得るサービスがあったなら––それがOops HAIRローンチのきっかけである。

従来のAGA治療のイメージとは一線を画す新しいサービス「Oops HAIR」(写真提供/株式会社SQUIZ)

誰もが気軽に治療できる時代を目指して

Oops HAIRのWEBサイトにアクセスすると、従来のAGA治療のイメージとはまったく違うポップな雰囲気に驚かされる。そこには、不安を煽るキャッチコピーも、大げさな文言も一切ない。「AGAとは何なのか」「どうすれば治療できるのか」「治療することでどんなポジティブな変化が期待できるのか」といった情報が、端的かつ誠実に記載されている。

同サービスの特徴は3つ。東京メモリアルクリニックの佐藤理事長や栁澤正之院長をはじめとするAGA治療のエキスパートが診察と処方を行うこと。AGA診療ガイドラインで推奨されている「A評価」の治療法のみを提供すること。そして、診察から処方まで、すべてオンラインで完結することだ。病院に足を運ぶことに抵抗感を持っている人でも、これなら気軽に治療を始められる。

Oops HAIRの利用の流れ。診察から薬の処方まで、すべてオンラインで完結する(写真提供/株式会社SQUIZ)

また、処方される薬のパッケージも非常に特徴的だ。ビビッドなオレンジとターコイズブルーの組み合わせにより、WEBサイトのイメージと共通するポップなデザインに仕上がっている。

「薄毛に悩む男性のパートナーに女性からでも提案しやすいサービスにしたかったので、デザインは女性のデザイナーにお願いしました。男性だと、どうしても“かっこいい”デザインにしてしまいがちなので」(平野氏)

Oops HAIRではAGAの進行レベルや求める効果から一人ひとりに合った薬を処方する。写真はAGA治療のファーストチョイスと言われる「フィナステリド 1mg」。進行初期の人や予防したい人におすすめだ(写真提供/株式会社SQUIZ)

進行中期におすすめの錠剤「デュタステリド 0.5mg」(写真提供/株式会社SQUIZ)

進行後期の人や早く生やしたい人におすすめの「錠剤+ミノキシジル5mg」のセット(写真提供/株式会社SQUIZ)

平野氏がAGA治療のハードルを下げることにこだわるのには理由がある。AGA治療は、早く始めるほど治療の効果も高いからだ。

「AGAは進行してしまうと、よい状態に戻しにくくなります。また、進行するほど服用すべき薬も増えて費用もかかってしまいます。改善はもちろん、予防の観点からも早く始めることが重要なのです」(平野氏)

気になるのは治療費だ。AGA治療のファーストチョイスといわれるフィナステリドを服用する場合、Oops HAIRでは毎月5,500円となっている。保険診療に比べると高額ではあるが、月に5500円で薄毛の改善、予防ができるなら高くないと感じる人も多いだろう。なお、AGAがさらに進行した場合は月額8,250円のデュタステリド、進行後期の場合はフィナステリドと塗布薬のミノキシジルの組み合わせで月額12,650円となる。自分にどの治療法が合っているのかは、10分程度のオンライン診療を受ければすぐにわかるという。

「今は男性も美容を気にするのが当たり前の時代ですよね。そういったメンズ美容と同じくらいの感覚でAGA治療に取り組める世界を作りたいと思っています」(平野氏)

誰もが気軽に日焼け止めを塗るからこそ、逆に日焼けしていることに対するネガティブなイメージもない。同じように、誰もが気軽にAGA治療に取り組む時代になれば、AGAに対するネガティブなイメージもまた消えていくのではないだろうか。

株式会社SQUIZはOops HAIRの他にもED診療サービス「Oops」を手掛けている(写真提供/株式会社SQUIZ)

文/山田井ユウキ
写真/山田秀隆

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