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Z世代から愛される、YouTuberポッキー。eスポーツへの挑戦と大会運営、静かなプライベート

集英社オンライン / 2022年9月12日 18時1分

YouTube登録者数は326万人(9月11日時点)超え。「ぽきさん」の愛称で親しまれ、Z世代から社会人まで幅広いファンを持つゲーム実況者・ポッキーさん。近年ではeスポーツ大会にも参戦したり、この春にはエッセイ本を上梓したりと、YouTube界だけに留まらない活躍を見せている。7月にはゲーム実況グループ「ぽみそしる」を旗揚げしたポッキーさんに、これまでの軌跡とゲーム実況の展望について話を聞いた。インタビュー後編。

僕と一緒に歳をとってきた

――今年6月に発表されたSimejiランキングの「Z世代が選ぶ!!「好きなゲームYouTubeチャンネルTOP10」では4位に選ばれていました。ポッキーさん自身、若い世代の指示を得ているなという実感はありますか?



僕の感覚だと、ホラーゲーム好きな20代くらいの方が多い印象がありますね。最初の頃はもっと年齢が低くて、子供たちが見てくれている感じだったんですけど、僕と一緒に年を取ってきたというか。あとはガチゲーマーというより、カップルで一緒にとか、お子さんと一緒に、みたいな方々もいますね。ツイッターで、「彼氏がポッキーさんのことが好きなので、エッセイをプレゼントしました」って連絡をくれたこともあって。嬉しかったですよ。

――それだけ視聴者層が広いと、動画を上げるときにどんなことに気をつけていらっしゃるんでしょうか。

ゲーム選びという点では、あまり気にしてはないかもしれないです。それよりは「最初から最後まで気を抜かない」ということに気をつけていますね。これって意外と難しくて、撮っていると段々疲れて雑になっちゃったりするんです。でも、僕の動画って最近は1時間くらいあって、終盤まで見てくれているということはファンだったり、その動画を楽しんでくれているわけですよね。だから気を抜かずに頑張ろうと。

――編集ではどんなことに注意をしていますか?

実況動画はカットとテロップを付けるくらいですが、全部僕がやっています。注意してるのは繋がりとか、その場で起きたハプニングとか、間ですね。ゲームを知っていないと難しくて、自分でやるように。その他の実写動画は、基本の編集はスタッフさんに任せて、そこから僕なりに編集の手を加える作業をしています。

――お顔を出されている実写動画も面白いですよね。そもそも、どうして始められたんでしょう。

実写は単発で見やすいし、人となりがわかるかなあと。僕としてはあくまで主軸は顔を出さないゲーム実況で、それを「ポッキーが実況しているから見る」という状態にしておきたいなと常々思っていて。「好きなゲームだから見る」が強いと、好きじゃないゲームの実況動画は見てくれなくなってしまう。ゲームに依存しない形で、実況を楽しんでほしいなと思ってるんです。実写が入り口になって、他の実写も見てもらえたらなって。

――最近ではeスポーツにも挑戦されていますよね。最初の出場は2019年でしたが、なぜ足を踏み入れたのでしょう。

大会を見ていると、出場者とファンの方々が一丸となって優勝を目指すのがものすごく楽しそうだったんですよ。僕は、チャンネルというのは視聴者の人たちがいて成り立っているものだといつも思っているので、こういうイベントに僕が出場して勝ったら、みんなも嬉しいんじゃないかなって。それで出場を決めました。

――実況するのとeスポーツで戦うとなると、ジャンルが全然違うと思うんです。難しくなかったですか?

そこまで大変なこともなかったですね。ひとつのゲームに絞って練習する時間がとれなくて、そこは大変な部分ではありましたけど。それよりもチームを組むことで知らないゲーマーさんとつながって、交流が広がったのがいい経験になったと思います。

――今後もeスポーツの大会には出場していく予定ですか?

選手になることはないと思うんですが、大会には積極的に挑戦していきたいなと思います。あと今、僕主体の大会というか企画も考えてはいるので、今後やろうかなと。思っていて。そういう、ちょっとカジュアルな大会の主催はしたいなと思いますね。

――なるほど、新しい大会を作るわけですか。

『マイクラ』でやろうと思ってます。『APEX』も『VALOLANT』も人気があるし面白いんですけど、初見の人からするとちょっとわかりにくいじゃないですか。でも、『マイクラ』だったら初めての人でも参加しやすいし、視聴者さんにとっても見やすい。そういう大会を作ってみたいなと思って。実際『マイクラ』は弓を使って攻撃できたり、バトルゲームとしても面白いので。まずは始めてみて、そのうち『APEX』のようなハードなゲームにも拡大していきたいです。

――幅広い視聴者さんに見てもらおうという視点が、いかにもポッキーさんらしいですね。

あと、大会とまではいかなくても、複数名で動画配信ができたら、とも考えています。今年の7月に、ゲーム実況者が集まるグループ「ぽみそしる」を立ち上げたので、そのメンバーで何かやれたらなと。

https://pomisoshiru.jp/

公式サイト「ぽみそしる」から転載

――YouTuberや配信者が集結したチームですね。ポッキーさんをはじめ、赤髪のともさん、水溜りボンドのカンタさん、KnightA-騎士A-のまひとくん。さん、のばまんさん、ちはやYTS3さん、Nephriteさん、ふうはやさん、おらふくんさん、あきピヨさん……と分かる人には分かる、そうそうたるメンバーです。立ち上げようと思ったのは?

コラボとかで、誰かと話しながら撮るのが楽しいことはわかってたんです。大人数となると難しいのですが、、いつかやれたらなと思っていて。思い切って募集してみたら、100人くらいの実況者さんが応募してきてくれたんです。そこから10人のメンバーに絞って、活動を始めました。まずはその時々で集まれるメンバーで動画を撮って、半年に一回くらい全員で撮ろうかなと。「4人で実況動画撮りたいな」って思っても、実況者さん探して、連絡して、時間合わせて……とか、行動に移すのって結構大変なんですよ。なので気軽に声をかけられるメンバーがいるとなると、可能性が広がるなと。

――事務所の垣根を超えて繋がっているところも魅力ですね。すごく楽しみです。そういう、いろんな分野に挑戦されているポッキーさんですが、今年はエッセイ本も発売されました。反響はいかがでしたか?

いろんな方に「読みましたよ」って仰っていただけて、めちゃくちゃ嬉しかったです。お母さんも、「書くことなんてないんじゃない?」みたいな感じだったんですけど、出来上がったら褒めてくれて。僕のことをわかってるからこそ、心配だったんでしょうね。僕自身、けっこうな挑戦でもあって不安だったんですけど、いざ書いてみたらこれまで語って来なかった心境をさらけ出すことができて。みんなの反応を見ていると、その部分が共感してもらえたみたいで、書いて良かったなと思いました。

――実写動画を見ていてもわかりますけど、ポッキーさんはあんまりキャラを作るというより、自然な姿を表に出すタイプですもんね。

そうですね。実況もそうですけど、もったいぶったりせず、思ったことをそのまま言う感じですね。

――それでいうと、最近のプライベートはどんな感じですか?

前と変わらないですね。ほとんど家から出てないと思います。月に2回くらい、実写動画をばーっと撮っちゃう日があるんですけど、それ以外はほとんど出ないかもしれないです。

――じゃあ普段は、ゲームするか編集してるか?

そうですねえ。実況を撮る時間自体は長くなくて、大体5〜6時間で終わるんですよ。そしたらすぐアップするようにしています。僕、貯め撮りした動画だと、視聴回数が伸びなくてもあんまり気にならないんですよ。でも、撮ったばかりの動画が伸びないとへこむ。そういう気持ちがないと成長できないなと思って、自分を追い込むためにも、撮ったばかりの動画をアップするようにしています。

――「何もしない完全オフの日もあるんですか?」

なんだかんだメールを返したり打ち合わせをしたりしてるので、完全に何もしない日はない気がします。でも時間があるときはテレビとか映画とかを見てゆっくりしてますね。マーベル映画とか、ハリウッド系とか。昔は服を買いに行こう、と思ってショッピングに出かけてましたけど、最近はネット通販で買っちゃってます。

――今後やりたいことは?

ゲーム実況はもちろんですが、実写動画をもっと作っていきたいですね。撮っていて自分も楽しいですし、より多くの人にチャンネルを見てもらう機会になりますから。大会をやったり、チームでゲームをやったりして、もっと面白い実況動画を広めていきたいです。

取材・文/飯田ネオ 編集/星山江里可 撮影/コザイリサ ヘアメイク/小宮四海

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