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Apple公式、キャリア、買取業者、フリマ… iPhone売るなら結局どこがいい?

集英社オンライン / 2022年9月13日 17時1分

先日のAppleスペシャルイベントにて、iPhoneの新モデルとなる「iPhone 14」シリーズが発売された。買い替えを検討しているなら、現在使っているiPhoneを少しでも高く売って、購入代金に充てたいところだ。iPhoneの売り先は大きく4つに分けられるが、いったいどれがいいのかをサクッと理解いただけるよう、そのポイントをお伝えする。(トップ画像 ANGHI / Shutterstock.com)

古いiPhoneって、そもそもいくら?

iPhoneを売る方法を見ていく前に、まずは古いiPhoneがいったいいくらで売れるのか、知っておきましょう。参考までにApple公式の下取りサービス「Apple Trade In」における、現在(2022年9月8日時点)の機種ごとの価格を表にしてみました。まずはこれを見て、お使いのiPhoneを売る価値があるのかを判断してみましょう。


Appleの下取りサービス「Apple Trade In」の価格(2022年9月8日時点での下取り価格)

このように、当然ながら下取り価格は機種が新しいほど高く、古くなるほど下がります。2016年に発売されたiPhone 7だと、たったの7000円。それ以前の機種の場合は下取り対象外だったり、売れたとしても金額はもっと下がったりする可能性が高いでしょう。

もちろん、「少しでも足しになれば」と考えるなら別ですが、iPhoneを売るにはそれなりの手間が発生するので、これから説明する売り方を見て、もし割に合わないと感じるなら、いっそのこと売るのは諦めたり、誰かに譲渡したりするのもありかもしれません。

Appleの下取りサービスを利用する

まずはiPhoneの売り先として真っ先に考えられる、本家本元Appleの公式下取りサービスから見ていきましょう。「Apple Trade In」は、オンラインまたは近くのApple Storeで新しいデバイスを購入する際に、対象となるデバイスを下取りに出すことで割引が受けられるサービスです。同サービスを使う主なメリット/デメリットは以下になります。

<メリット>
・Apple公式サービスなので安心感がある
・新機種購入時に同時に申し込めるので手続きがラク
・Apple Storeで下取りに出すとその場で下取り額がわかる
・オンラインでも専用サイトから下取り額がすぐにわかる
・新機種購入時、または購入前に下取り額をApple Gift Cardとして受け取ることもできる
・大きな損傷がない限りは、基本的に査定額は満額

<デメリット>
・対象となるデバイスが限られる
・大きな損傷がある場合は価格がつかないことがある
・オンラインの下取りの場合は、iPhoneの状態によって最初に表示された下取り額よりも下がる場合がある
・オンラインの下取りの場合は、デバイス発送後、Apple Gift Cardを受け取るまでに1〜2週間かかる

「Apple Trade In」の下取り価格は、前ページで示したとおりです。Appleユーザーであればまずは一番に検討したいサービスですので、一度はAppleの専用サイトへアクセスして確認してみましょう。

Apple公式の下取りサービスである「Apple Trade In」。下取りの対象にならないデバイスは無料でリサイクルしてくれる(https://www.apple.com/jp/trade-in/

今使っているデバイスの下取り額は、簡単にWEB上でチェックできる

Apple Storeで新機種をオンラインで購入する場合に、下取りの手続きも一緒に行える

値引きまたはポイントで還元

iPhoneの下取りサービスは、Appleのほかに、携帯キャリアのソフトバンク、au、NTTドコモ、楽天モバイルでも行っています。下取り価格は、新端末購入代金の値引き、または各社が提供するポイントで還元を受けられます。古い機種や状態の悪いものほど安価になるのは共通しており、各社のWEBサイト上でおおよその下取り価格の目安を知ることができます。

現在契約中のキャリアを使い続けるならばそのキャリアの下取りサービスを利用するしかありませんが、端末によっては下取り価格が異なる場合があるので、ほかのキャリアの価格も調べてみるとよいでしょう。ほかのキャリアに乗り換える場合の下取り価格は、機種変更の場合よりも高くなることがあります。

なお、下取りの対象となるデバイスは、Apple Trade Inとほぼ同様で限られます。また、下取りサービスはソフトバンク、au、NTTドコモでは実店舗とWEBで、楽天モバイルはWEBのみで受け付けており、WEBから申し込む場合は本体を送付・下取り額が確定するまで少々時間がかかるのも、Apple Trade Inと同じです。

ソフトバンク、au、NTTドコモ、楽天モバイルといった4大キャリアでも端末下取りサービスを行なっている

ソフトバンクが公表している下取りプログラムの特典金額例(PayPayポイントでの還元における金額)

「破損品」はどのような状態を指すかなど、各キャリアのサイトで詳細を確認しよう

買取価格は高額だが、査定はシビア

「Apple Trade In」と携帯キャリアの下取りサービスに並んでメジャーなのが、いわゆる「買取」です。家電量販店や中古買取業者、携帯電話修理店、リサイクルショップなどが店頭またはWEBでサービスを行っています。Appleと携帯キャリアの下取りサービスが比較的似ているのに対して、買取サービスの場合はややメリットとデメリットが異なります。

<メリット>
・現金で支払ってもらえることも多い
・買取価格が下取りサービスよりも高い場合が多い
・さまざまな買取業者を比較検討して選べる
・対象となるデバイスが多い

<デメリット>
・店舗・業者によって買取価格にばらつきがある
・買取金が振込の場合もある
・査定基準が厳しい
・振込手数料や配送料が必要になることもある
・たくさんの買取業者があるので比較検討に時間がかかる

Appleや携帯キャリアの査定は「画面割れ」「筐体の破損」「変形」といったおおまかなカテゴリが設定されており、査定基準も比較的緩めなのに対して、買取の場合は査定がやや厳しく、買取業者によって基準や買取価格にばらつきがある点は特に注意が必要です。

多くの業者が展開しているiPhoneの買取サービス。比較検討できるのはメリットだが、あまりにも多すぎて調べるのに時間がかかることも

全国に展開している家電量販店なら安心して利用できるが、買取金額だけで判断せず、その業者が信頼できるかどうかを必ずチェックしよう

多くのサービスで買取できないデバイスについて説明されている。特に、故障や改造されている端末、ロックがかかった端末は基本的に買取対象とならない

ネットオークションやフリマはやや玄人向け

そのほかにも、「ヤフオク!」や「メルカリ」といったネットオークション/フリマサービスを活用する方法があります。購入者との連絡や販売手続きなどを自ら行わなければなりませんが、販売価格は自由に設定できるため、場合によっては下取りサービスや買取よりも高く売れることもあります。

ただし注意したいのは、不慣れな人は手続きに時間がかかること、トラブルが生じる可能性があること、キャリア端末の場合は代金の支払い中ではないか、利用制限が発生していないかなどを確認する必要があること、動作確認を行う必要があること、などが挙げられます。

特に商品の状態についてはしっかりと事前に説明しておかないと思わぬトラブルを招く可能性があります。また、特に購入者と直接取引を行う以上、端末の初期化やロック解除などについてはしっかりと行っておく必要があります。

フリマサービス「メルカリ」でもiPhoneを出品できるが、個人間でのやりとりが発生するため、思わぬトラブルを招く可能性も…

手続きの簡単さか、それとも金額か

さて、ここまでiPhoneを売る4つの方法について見てきましたが、それぞれメリット/デメリットが異なるので、どれが一番いいとはなかなか言い切れません。強いていうならば、あれこれと悩まずサクッと手続きを済ませたいならば「Apple Trade In」や携帯キャリアの下取りサービスがスムースでしょう。

一方、「少しでも高く売りたい!「端末が下取りサービスの対象外…」という人は、業者による買取サービスを一番に検討してみるのが賢明です。そして併せて、ネットオークションではいくらで販売されているのかを確認してみて、自分にとってはどちらが適切なのかを判断してみましょう。

将来的にiPhoneがもっと安価になるなら話は別ですが、今後もそれはあまり望めなさそうです。そのため新機種を少しでも安く購入したいなら、下取りや買取はこれからもずっと必要なスキルになるので、まだ一度も試したことのない人はぜひチャレンジしてみてください。


文/水川歩

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