Aさん
国際交流学部国際交流学科4年生。
常にテンションが高く、抜群のコミュニケーション能力を持つ。
夏は日傘率100%、彼氏がポルシェでお迎え…フェリス女学院大学生は本当にみんなお嬢様なのか?
集英社オンライン / 2022年9月16日 16時1分
“お嬢様”というワードから想像されるイメージとは、どのようなものか。漫画やドラマでよく見るのは、専属の執事がいたり、リムジンでの送迎があったり、休暇は別荘で過ごしたり……。果たして、日本随一のお嬢様学校と名高い“フェリス女学院大学”に通う学生は、どんな生活を送っているのだろうか。3人のフェリス現役生に、実生活について聞いてみた。
●お嬢様プロフィール
Bさん
国際交流学部国際交流学科4年生。
運動神経が抜群の、体育会系女子大生。
Cさん
文学部英語英文学科2年生。
Instagramの投稿が映えている、女子力抜群でお洒落な学生。
――早速金銭のお話で申し訳ないのですが、“フェリス女学院大学”と聞くと、とても裕福なご家庭のお嬢様が通っている印象を抱いています。実際はどうなのでしょうか?
Aさん お嬢様が通う大学と言っても、そのレベルは人それぞれですよ。1〜4段階(低→高)で例えると、私は“1”です(笑)。
Cさん 私は“2”くらいだと思います。
Bさん 「お嬢様」と言ったら、「雲の上の存在」という感じがしますけど、私には程遠い世界ですね。
――そうなんですね。校内では、御学友にお嬢様オーラを感じることはありますか?
Aさん 夏でなくても、校内で誰もが日傘をさして歩いています。その点は、お嬢様大学ならではですかね。そのせいで校内の道幅が狭く感じます(笑)。
Cさん フェリス生の彼氏さんらしき人が、ポルシェで大学にお迎えに来ているのを見た事があります。ドラマみたいで素敵でした。正直、羨ましかったです(照)。
――大学内で比較すると、ご自身を高レベルのお嬢様とは感じていないのですね。それでは、世間一般と比べて「自分はお金持ちかもしれない」と思ったタイミングはありますか?
Cさん 高校時代、学生の皆が、高級ブランドバッグで登校しているのを見たときです。「ここはお嬢様高校なんだ、ここに通っている私の家は裕福なのかもしれない」と思いましたね。私は母から、「ブランドロゴがあからさまに入っている鞄は、休日に使いなさい」と言われていたので、そのようにしていたのですが(笑)。
Bさん 私の場合は、幼い頃ですね。友達の家にお邪魔したとき、部屋数の少なさや敷地の狭さに驚きました。そのとき初めて、自分の家は、他の人と比べて遥かに大きいことに気付いたんです。「もしかして私の家、お金持ちなのかも…」と思いました。
家族との買い物は松屋銀座に行くことが多かったですね。
Aさん 私は、今年、回転寿司デビューをしたときですかね。お友達と行ったのですが、ビンチョウマグロを人生で初めて食べました。とても美味しかったです。でも、どのお寿司も筋が大きくて硬くて、口の中で引っかかってしまいました。とは言え、100円でこんなに美味しいなんて、とびっくりしました。
これまでは、寿司といえば“回らないお寿司”だったんです。祖父が「回転寿司はオモチャだ」と、行かせてくれなかったもので…。
実は今日も、祖父とご飯を食べてきたんです。贅沢な2段重ねの鰻重をご馳走してもらいました。鰻の量がご飯よりも多くて、流石にびっくりしましたね(笑)。
先祖代々、裕福な家系
――やはり皆さん、裕福なご家庭ならではのエピソードがあるのですね。ちなみに、ご家族はどのようなお仕事をなさっているんですか?
Aさん 父は普通のサラリーマンです。母方の祖父が資産家で、先祖代々、裕福な家系なのだと思います。
Bさん 父が医者で、祖父が社長です。
Cさん 祖父は、政治家と繋がりがあるお仕事をしているみたいです。齢80代の今も現役で働いています。祖父に会うときにはいつも、スーツを着ていかなければならないんですよ。そして、解散するときには必ず握手をします。堅苦しくて、未だにとても緊張しますね(笑)。
――そんなご家族からは、沢山のお小遣いを貰えるたりするんですか?
Bさん お小遣い制ではないですね。遊びに行く度におねだりをして、必要な金額を貰っています。
Aさん 私も、幼い頃から毎月〇〇円とは決まっていなかったです。祖父とお出かけをする度に、祖父からお小遣いを沢山もらっています。孫に優しいお爺ちゃんなんです。お金の使い過ぎで叱られたことは、今まで一度もありません。
Cさん 今はアルバイトをしているので、遊び代は自分でやりくりしています。ですが、貰えるプレゼントは豪華なのかもしれません。
――例えばどんなものですか?
Cさん 以前、グランドピアノを買ってもらったときは嬉しかったですね。自分の部屋に置いてあるのですが、大き過ぎて窓から搬入するのが大変だったのを覚えています(笑)。最近のものだと、20歳の誕生日に両親からプレゼントされた、VALENTINO(ヴァレンティノ)の鞄もお気に入りです。
Aさん 私も、先週、母が通う着物教室の先生の展覧会に行ったとき、母から着物をプレゼントしてもらいました。家に帰ってから採寸して、私の着丈に合う形にオーダーメイドしてくれたんです。
別荘は買わずにリフレッシュ
――お金持ちは、休暇の過ごし方も豪勢なイメージがあります。偏見ですみませんが、 “別荘でバカンス”みたいな…。実際に、別荘は持っていますか?
Bさん ひとつも無いですよ。別荘は買わずに、年に2、3回の旅行でリフレッシュをするというのが家庭の方針ですね。幼い頃はよく海外に行きましたが、最近は群馬県の草津や神奈川県の強羅とか、近場の国内旅行が多いです。
Aさん 別荘ではないのですが、祖父がオーナーをしている家が沢山あります。住んでいる人がいない間は、「好きに使っていいよ」とその家の鍵を預けてくれています。中学生のときは、そこにお友達を呼んでお泊まり会をしていました。自由に使えるお家は10軒程あると聞いています。
――そうなんですね。これまた単純思考で申し訳ないのですが、恋愛漫画やドラマでは、 “許嫁”がいるお金持ちをよく見るのですが…。
全員 いないです〜(笑)。
Bさん 決められた相手はいないので、普通に恋愛をしてきましたよ。中学生のときには彼氏がいました。両親には秘密にしていたのですが、態度で気付かれていたと思いますね(笑)。
Cさん 彼氏は1人もできたことがないので、私も早く恋愛がしたいです(泣)。
――では、将来はおそらく恋愛結婚なさるのですね。理想の結婚相手はどんな方ですか?
Cさん 経済力がある方ですね。自分の生活水準よりは上の人がいいです。「互いに支え合い、生活水準をより高めていける夫婦」が理想なのかもしれません。
AさんとBさん わかるわかる〜(笑)。
Aさん でも私は婿にきてもらえても、嬉しいです。私が責任を持って稼いでくるので、苦手な家事は未来の夫にお願いできたらいいなぁ…(汗)。
未来のキャリアウーマンたち
――最後になりますが、大学卒業後の進路ついてお聞かせください。
Bさん 就職活動で、金融業界の会社様に応募しました。いくつか内定を得ているので、その中から選んで就職したいと思っています。
Aさん 私は、国際物流関係を中心に就職活動をしています。現時点で、第一志望の企業様を含め、何社か内定をいただきました。将来は、外資系のお仕事で海外に駐在することも視野に入れています。外国語のスキルを武器に、世界を飛び回るキャリアウーマンになりたいです。
今までは、割と裕福な暮らしをしてきたと思っています。ですが、それは自分の力ではなく、祖父のおかげです。そのことを、しっかりと認識する事が大切だと思っています。いつか祖父に、私自身の力を認めてもらえるように、日々勉強し、努力し続けています。
Cさん 以前は、英語に関係するお仕事に就きたいと考えていました。今は、テレビ業界にも興味があります。テレビ局でアルバイトをしているのですが、良い面も悪い面も知れて、就職したら大変そうだと感じています。将来に向けて、さらに視野を広げていきたいですね。
左から順に、Cさん、Aさん、Bさん
●取材後記
フェリス女学院大学に在籍する3人の学生は、やはり世間一般と比べると裕福な家庭で育ったことが窺えた。しかし、我々が想像するような優雅な生活はしておらず、世間知らずというわけでもなさそうだ。各々が自立し、自分自身で将来への道を切り拓こうとしている。そんな彼女たちは、令和に生きるお嬢様なのだろう。
撮影/長谷部英明 取材・文・絵/加藤和
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