―グミッツェルが誕生した背景にはどんなことがありましたか?
15年前に遡ります。当時、2002年に発売した「ピュレグミ」というグミがようやく市場に定着してきた頃で、「ピュレグミ」に次ぐグミを開発するために新グミプロジェクトが発足しました。
次のグミを作るにあたり、マーケットインとプロダクトアウトの双方の側面で検討が進められ、グミは食感を楽しむお菓子なので、今までとは違った食感のものを作ろうということになりました。さまざまな食感のグミの試作品の中に、グミッツェルのパリパリ食感グミがありました。
「ピュレグミ」を発売した当時は、グミは子ども向けのお菓子というのが世間の認識でした。その中で「ピュレグミ」は、大人の女性層をターゲットに見据え、果肉食感を打ち出し、ドライフルーツのように楽しめるグミとして売り出したことで、子ども向けのお菓子から脱却しました。
グミのターゲットが広がることで売り場も広がります。新しい食感のグミで新しい層に食べていただき、売り場も広げていくのがプロジェクトの想いでした。