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パリ五輪を目指すレスリング・川井友香子の恋愛観や私生活を赤裸々に聞いてみた

集英社オンライン / 2022年9月16日 12時1分

東京オリンピックのレスリング女子62キロ級で金メダルを獲得、姉・梨紗子(女子57キロ級)との姉妹同時優勝を果たしてから1年が経過した。強さに加え、その可愛らしさで注目を集めた川井友香子はいまどんな日常を過ごしているのか。25歳の女性としての価値観、ファッションや音楽の志向、そして「理想の男性像」についても話してもらった。

私を知ってもらっているのがすごくうれしかった

――ファッション誌のような写真撮影は最近もよくあるのですか?

いいえ、スタジオでの撮影は1年ぶりくらいです。東京オリンピックで金メダルを獲った後はテレビ出演とかずいぶんありましたが、その後はまた練習中心の生活に戻りましたから。

――シングレット(レスリングのウェア)姿の写真、あまりに綺麗なので見惚れました。



メイクの方やカメラマン、プロの方たちのおかげです。

――このメイクで試合に出たらファンがさらに増えるでしょう。でも試合の前は表情が厳しくなるか……。

ええ、試合中にヘラヘラしてはいけないので(笑)。

――金メダルを獲って、何か変わりましたか?

自分は変わってないし、家族も変わってないし、何も変わりません(笑)。ただ、東京オリンピックで優勝して、ちょっとは女子レスリングのことを知ってもらえたのかなと思います。その辺を歩いていても声をかけてもらったり、SNSで応援メッセージをくれる人が増えました。そこは変わりましたが、私自身は全然変わっていません。

――東京五輪の後は、テレビで見かける機会もたくさんありました。

オリンピックの後、しばらくはテレビ出演などがすごく多くて。けれどオリンピックが終わったらしばらく休憩しようと思っていたので、ちょうどよいタイミングでした。テレビに出るのは、オリンピックで優勝したからこそできる経験だから、楽しかったですね。普段はテレビで見ている人たちが近くにいて、私たちがコメントなど慣れていないところをうまく助けてくださって、「みなさん優しいなあ」と思いました。普通なら、こっちが騒ぐ立場の芸人さんに、逆に私を知ってもらっているのがすごいうれしかったです。それも、オリンピックで優勝したからですよね。

――撮影を見ていると、女優さんにもなれそうな表情です。挑戦する気はありませんか。

そういう気はありません。全然ないです。芸能界は厳しい世界なので、考えたこともないです(笑)。

――友香子さんが憧れる女性の美しさって、ありますか?

女優さんたちの美しさにももちろん憧れるんですけど、やはり私が憧れるのは、女子レスリングの先輩たちの美しさです。2016年のリオデジャネイロオリンピックの時、私は現地に応援に行ったんですけど、あの時に見た先輩たちの表情が忘れられません。吉田沙保里さん、伊調馨さん、登坂絵莉さん、土性沙羅さん、姉の梨紗子、みんな化粧もしていない、髪もセットしていないのに、キラキラしてて綺麗だなあと衝撃を受けました。もしテレビ越しに見たならそれほど感じなかったかもしれない。現地で、生でその表情を見て、心を打たれました。
先輩たちのあの美しさが私の憧れです。

――見かけじゃなくて、本質的な輝き。カッコよさの価値観が違う……。

見た目じゃなくて、やっていることがカッコいいなと尊敬できる人が憧れですね。

――好きになる人も、見かけより内面重視ですか?

見かけは、ちょっとは気にしますけど(笑)。最近、全然恋愛をしていないので……。(恋人の存在を)隠しているでしょ、と言われますけど、隠していないです、本当に(笑)。
でももし好きになるとすれば、リスペクトできる人なのかなと思います。結果とか、やり遂げたこととかじゃなくて、夢中になっているものに対する姿勢とか考え方にリスペクトできる人がいいなと。結果(が出ているかかどうか)はどうでもいいんです。

――やはりスポーツに打ち込む人がいいですか? スポーツ以外の分野でも?

それはあんまり気にしません。

――これだけは譲れない、という条件はありますか?

私がレスリングをしているので、それに理解がある人ですかね。体もこんなゴツゴツしているし、傷とかもよく作るけど、それを理解してくれる人。自分より背は少しでも高い方がいいかな。

――好きなタイプってありますか? 例えばタレントさんで言うと、とか。

いないんですよね。テレビに出ている方はみんな素敵だけれど、ひとりに熱中するって全然ないんです。それにやっぱり、中身を知ってからじゃないと、好きになれません。

――「熱い人」と「クールな人」だったらどっちが?

ちょうどいいくらいがいいです(笑)。私はすごく負けず嫌いで、レスリング界では「姉の梨紗子より妹の友香子の方が負けず嫌いだ」と言われているらしいけど、競技を離れると普通の人間だと思うので、みんなが思うほど熱いわけじゃありません(笑)。

結婚について友香子さんの思うこと

――お姉さんも、登坂さんも土性さんも結婚されました。

将来的には、結婚して、子どもも産んで、女性としての幸せもつかみたいなと思っています。でも、レスリングができるのは今だけ。本当に今だけしかできないので、結婚はその先でいいと思っています。
姉が妊娠している間、レスリングができない姿を見ているので、それがよくわかりました。しかも姉は今子育てをしていて、自分のことだけに集中はできない。本当に、自分の夢に100%打ち込めるのは今しかない、と実感したし、梨紗子からもそう言ってもらっているので。

――レスリングを続けるとなれば、体を鍛えて、大きくしなければいけない。女性として、葛藤はありますか?

一般的には華奢な女性が魅力的だと思われているのでしょうが、私は(62キロ級で戦うために)身体を大きくしなければいけなかったので、食べるのも練習です。ただ太ればいいわけじゃないので、お菓子は週一回と決めて、休みの日には好きなスイーツも食べます。
体も大きいし腕も太いので、細い人に憧れる気持ちもありますが、トレーニングをして鍛えた結果の体なので、それを嫌だとは思いません。

――レスリングの選手としてここはすごい、という自慢の体の特徴とかはありますか?

自分ではわかりませんが、梨紗子にはよく、「背中がすごい、やばいよ」と言われます(笑)。それも、普段の練習やウエイトトレーニングの成果ですから。

――休日はどう過ごすことが多いのでしょう。

基本的に休みは週1回。休みの日にはメイクをして出かけます。外に出て買い物をするか、家でYouTubeを見るか、どっちかですね。買い物に行って見るのは、洋服、アクセサリー、インテリアですね。お花を部屋に飾るのが好きなので、よくお花を買います。花と言っても、遠征で留守が多いから枯れない花ですけど(笑)。

――出かける時はひとりですか、それとも後輩たちと一緒に?

以前は梨紗子とも出かけましたが、いまはひとりですね。自分の買い物にほかの人を付き合わせるのが苦手です。買うまでにすごく迷うので、後輩にも気を遣っちゃいます。

――撮影で着たセットアップの衣装はいかがでしたか?

めっちゃ可愛かった。でも私の場合、お店で可愛いなあと思っても着れない服が多いので、必ず試着をしないと。例えば、首が詰まりすぎていると体がもっと大きく見えるんです。だから、可愛い洋服を選ぶより、まずは「着られる」ことが先です。

――いまも練習の拠点は至学館大(愛知県大府市)の体育館ですか?

いいえ、本拠というわけではありません。いまは東京と半々くらいですね。姉のいる石川にも行きます。東京では、日大や自衛隊でも練習させてもらっています。移動は好きです、苦ではありません。新幹線の中では音楽を聴いて寝ています。姉の影響で、倖田來未さんやK-ポップも聴きます。

――映画やドラマは見ますか?

アマゾンプライムで『バチェラー』とか。

――YouTubeで気に入っているのは?

美容系の、吉田朱里さんのYouTubeとかですね。コラボ化粧品も買ったりしています。でも、元の顔が違うので、朱里さんのようにはなれません(笑)。YouTubeを見ていて、朱里さんは努力家の人だって伝わってくるので、すごいなあって。お化粧するのは楽しいですね。でも、週に一回なので、化粧品がなかなか減りません(笑)。


取材・文/小林信也 編集/星山江里可 撮影/神田豊秀 ヘアメイク/榎田茉季 (ROI) スタイリスト/伊藤あかり

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